マウナケア1年以上前編集特に何もなければ、私はあと30年かそこらは生きられると思います。でも死ぬ前ってどう生きればいいんでしょう。よく田舎でゆっくりなんて聞きますが、田舎の不便さは重々承知している私はパス。便利な都会もいいんだけど、かといってコンクリに囲まれて生きるのもなあ。だったら、文明は進化して環境だけ自然に戻れないか。なんてジジくさい考えなんですが、ある意味その理想形がこの作品です。主人公はロボットのアルファで、この辺が近未来。世の中は落ち着いてむしろ終末観を漂わせる様相。そこで人々はのんびり生きている。アルファは旅に出たオーナーを待ちながら喫茶店を切り盛りし、仲良しのタカヒロの成長を見守って過ごす。そこには人間と同じ時間の流れを共有できない、ロボットであるが故の悲哀も描かれるののですけど、私はこうして自分と関係ない、日々の流れを見続けるのも悪くない気がします。そんなゆったりした話だからこそ、サラリーマンに人気があるのかも(私の知人調べ)。仕事に疲れた時などは癒される作品だと思いますよ。5わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじお祭りのようだった世の中がゆっくりと落ち着き、のちに“夕凪(ゆうなぎ)の時代”と呼ばれる近未来の日本。人型ロボット・アルファは、喫茶店『カフェ・アルファ』を営みながら、オーナーを待ち続ける――。アフタヌーン本誌で12年もの間、読者の支持を集め続けた異色のてろてろSFコミック。続きを読む
特に何もなければ、私はあと30年かそこらは生きられると思います。でも死ぬ前ってどう生きればいいんでしょう。よく田舎でゆっくりなんて聞きますが、田舎の不便さは重々承知している私はパス。便利な都会もいいんだけど、かといってコンクリに囲まれて生きるのもなあ。だったら、文明は進化して環境だけ自然に戻れないか。なんてジジくさい考えなんですが、ある意味その理想形がこの作品です。主人公はロボットのアルファで、この辺が近未来。世の中は落ち着いてむしろ終末観を漂わせる様相。そこで人々はのんびり生きている。アルファは旅に出たオーナーを待ちながら喫茶店を切り盛りし、仲良しのタカヒロの成長を見守って過ごす。そこには人間と同じ時間の流れを共有できない、ロボットであるが故の悲哀も描かれるののですけど、私はこうして自分と関係ない、日々の流れを見続けるのも悪くない気がします。そんなゆったりした話だからこそ、サラリーマンに人気があるのかも(私の知人調べ)。仕事に疲れた時などは癒される作品だと思いますよ。