クセつよ男子二人の友情物語が始まりました。退屈な毎日を送っていた優等生の清水くんでしたが、クラスで変人扱いされている信楽くんの秘められた芸術的才能に気づいて熱狂的な追っかけになります。清水くんの激変した毎日はこれからどうなっていくのでしょうか。信楽くんよければ受け入れてあげてー!
「どくだみの花咲くころ」感想
まさにタイトルどおり、強烈な匂いを放つ作品だった。(誉めてます) 癇癪持ちで謎の行動も多く周囲から浮いた存在の問題児・信楽と、その彼が生み出す創作物?に魅了され心酔していく優等生・清水。信楽の作品の魅力に彼だけが気づき、関わりを持ちたくて空回りつつ頑張る姿は、微笑ましくてつい応援したくなる。 それにしても、読み終えてみて改めてタイトルの秀逸さに唸った。 …その独特な匂いに周囲が敬遠する中、ただ1人だけ白く美しい花が咲いていることに気づき、知ろうとする物語なのだ。