つまさきおとしとわたし
あらすじ
靴の余ったつまさきを切り落とす妖怪“つまさきおとし”。人間観察を趣味とし、気ままなシティライフを満喫していた。しかしあるとき、常人には見えないはずのつまさきおとしを見ることができる少女・咲と出会う。つまさきおとしに興味津々の咲。その日から、なにかと非常識な少女につきまとわれる受難の日々が始まった…!
ぼんくらおんみょうじのおによめ
あらすじ
バイトをクビになった矢先、アパートが火事になり住む場所をなくして途方にくれていた大学生の芹。公園で偶然出会った男・皇臥と衣食住の保証を条件に契約結婚することに。だけど、公務員だと言っていた皇臥の本当の職業は“陰陽師”で…!?
でいもすのはなよめ
あらすじ
ある日、悪魔が花嫁を迎えに来た…美奈子が夢の中で出会った悪魔・デイモスは、自分と美奈子が遠い昔、愛しあっていたのだという。恐ろしくなった美奈子は夢でよかったと安心したが、デイモスが会いに行くと言った金曜日の午後一時、自分の周りに不思議なことが起こり始めて…「暗い金曜日」善と悪、優しさと残忍さ、人間の心を操る悪魔の微笑!!超ロングセラーのオカルト巨編!!
あらすじ
「月のように満ちては欠ける、憎悪の塊。人為らざる其の醜さは人が故に生まれ、人がゆえに魅入られる…」幼い頃から他人には視えない「何か」が視える眼を持つ朔(はじめ)。連続通り魔事件が横行する最中、呼ばれるように入った夜の月読神社で出逢った洋装の伊達男は、その眼が人為らざるモノを引き寄せていると言う。望月と名乗るその男は「守ってやるから囮になれ」と取引を持ちかけてきたが!?【1~10話収録】
ばけものやわづくし
あらすじ
何か問題を抱えた人間や人ならざる者たちが訪れる宿「叢雲屋」。宿代として支払うものは自身の「秘密」。さて今回の来訪者は――? お聴かせしましょう、不可思議な旅館で紡がれる咄咄奇怪な百鬼夜談――…。
あぶのーまるかうんせりんぐ
あらすじ
やっと手に入った、きれいな死にたての死体が。これで実験ができる! と微笑む彼は変態科学者ではなく、精神分析医だ。マンションの一室に診療所を構えており、彼のもとを訪れる患者もサディストから同性愛者まで変態ばかりだ。そんな彼の患者、栗本莉華は普通の女子高生だ。アルバイトで「女王様」をしている以外は…。クラスでは地味で影がうすく、人とろくに話すこともできない臆病な莉華。ある日、人に痛みを与えるのがこんなにも快感なのだと気付いてしまった。そんな彼女のかかえる悩みとは…!? (収録作「女王様」より)他、全4編を収録した月森雅子のアブノーマル(変態)傑作短編集、第1巻!
ねこめ~わく
あらすじ
進化したねこたちの世界に呼び出された百合子の前には、いつも難問が…。人間を愛してやまないねこたちを相手に、百合子はいつも格闘中なのです!! あの大人気モフモフSFコミック「ねこめ~わく」の続編が、装いも新たに「ねこめ(~わく)」となって帰ってきた! 電子書籍版だけの特典、描き下ろし電子版あとがきカラー3Pも収録!! ※こちらの作品は、コミックス『ねこめ(~わく)1』に電子書籍版描き下ろしを追加したものです。以前配信しておりました電子書籍『ねこめ(~わく)』Vol.1、Vol.2の2エピソードも収録されております。重複購入にご注意下さい。
らっくじゅうさんがかりのざんこくきかい
あらすじ
真藤笑は警視総監を父に持つ高校生。推理能力の高さを買われて事件に協力し「高校生名探偵」として話題になっていた。しかし、実際に事件を解決しているのは目に見えない何かの影――。それは拷問による聴取を専門に行う《13係》の存在だった。13係の執行者、アガリが呼び出す《拷問具の魂》が罪人を追い詰める……。
うりゅうどうゆめばなし
あらすじ
入り口に大きな柳の木がある骨董屋・雨柳堂と、そこに集まるいわくつきの品々……。それらに宿る“想い”をたどり、謎めいた少年・蓮が解き明かす秘められた物語とは……。古美術が映し出す人の愛と情、この世の幻想と怪異を流麗な筆致で描く骨董不思議因縁譚シリーズ。
みうちすずえたんぺんしゅう
あらすじ
生まれた時から施設で育ち、両親の愛情を知らないアナベルが裕福な家庭に引き取られることになった。その家の女主人・リーは、12年前に事故で夫を失い、3年前には愛娘セーラが病気でこの世を去ったという悲しい過去を持つ。ある夜、アナベルがベッドで眠ろうとしているとリーが誰かに話しかけている声に気づき、部屋をそっと覗くと、そこには死んだはずのセーラの後ろ姿が…。身の毛もよだつ傑作ホラー「人形の墓」の他、「ビクトリアの遺書」を収録。
じごくはかせとねこ
あらすじ
ネコがきらいなわけじゃない。狂気の科学者「地獄博士」のもとにやってきた黒猫ララと謎の少女。しかし博士は、猫が大の苦手だったのです! ネコと少女、そして博士を次々に襲う危機、また危機。果たして二人と一匹の運命は……? ホラー漫画界の鬼才が放つ、恐怖と笑いの暗黒メルヘン猫日記。
ゆめやしきへようこそひとのこをあいしたおばけたち
あらすじ
時は明治、所は帝都・東京。この都の片隅の暗闇の中、ひっそりと暮らす妖怪たちがおりました。妖怪たちは、ある日のこと同じ暗闇の中に捨てられていた人間の赤ん坊を見つけました。勇太と名付けられた赤ん坊は、やさしい人間に預けられ、彼はすくすくと育ちます。妖怪たちは、勇太の成長を陰ながら見まもっていました。でも彼は、暗闇に対して異常に恐怖を覚えていました。そして…!! さちみりほ先生のデビュー30周年を記念して、大人気作品の新シリーズ開始です!!
きょうふのちかとしけいかく
あらすじ
ホラー漫画界の巨匠・御茶漬海苔が描く、単行本未発表の社会派SFホラー&サスペンスの決定版! 自然を破壊し、大リゾート建設に邁進(まいしん)している世界的な巨大企業・西王グループ。彼等が次に着工しているのは、東京地下の巨大都市であった…。だがそこには建設に関するおぞましい陰謀と恐ろしい危険が待ち受けていた……。週刊誌記者・村岡は西王グループの闇を暴こうと、地下都市工事中の事故で夫を亡くした妻・宮本良子とのコンタクトに成功する。良子が村岡に話した驚愕の内容とは…!? 地下都市工事現場から突如出現する謎の巨大生物とは…!?
第一部完
名無し
かみしろみすずのまたたき
あらすじ
高校生・犬飼陽は、幼少の時に引き離されてしまった友人・神代三鈴のことをずっと心に抱えていた。ある日、犬飼のクラスにその三鈴が転校してくる。懐かしさで三鈴に近づく陽に「俺にかまうな!」と突き放す三鈴。会わなかった数年の間に三鈴は、死者の声を聞き心を通わせる異能の存在「斎子(イタコ)」となっていた。気鋭の若手作家による、心振るわせるファンタジー作品の登場!!
いねむりながやのねこかしくろ
あらすじ
江戸の裏長屋にひっそりと眠る猫貸屋の物語。 ある者は猫を借り、ある者は猫を買い…猫のことならなんでも取り扱う、知る人ぞ知る「猫貸屋」。そして、店主くろはいつも寝ていて年齢不詳、美形だが男か女かわからない謎多き人物。今日も悩みを抱えたお客が店の戸を叩く…。
ぼんくらおんみょうじのおによめじーんらいんこみっくす
あらすじ
家も仕事もなくし、途方に暮れていた野崎芹。そんな彼女に手を差し伸べたのは通りすがりの陰陽師・北御門皇臥。破格の条件につられて仮嫁契約を結んだ芹だったが、皇臥は怪奇事件にも逃げ腰のぼんくら陰陽師で…!?
ろーぜんぶらっどはいとくのめいかん
あらすじ
美しい男たちが住まう、ある屋敷で働くことになった少女・ステラ。結晶を口にし、食事を摂らない彼らがステラに送る視線は…!? 踏み入れたが最後、人ならざる者たちに魅入られた少女の恐怖と背徳の日々がはじまる……。
ようかいのよめになりまして
あらすじ
300年という歳月、山で誰とも関わらず一人で暮らしてきた妖怪の白銀は、ある日人間の少女・撫子と出会ってしまう。妖怪を研究することが夢と語る撫子は、妖怪と共に暮らしその生態を調べ尽くすため、初対面の白銀に「嫁にしてほしい」と告げるが…! 人外×女子高生の夫婦生活はじまる!?
みいらせんせい
あらすじ
1967年に刊行された単行本の復刻です。女学生の憧れの美しい先生が、祈りの最中にそこに安置されていたミイラと入れ替わることから、学園中が恐怖にまきこまれてしまいます。この楳図ホラーの中編傑作を完全復刻いたします。
にんぎょものがたり
あらすじ
1966年に刊行された単行本の復刻です。雑誌「少女フレンド」に発表された中編を編んだ作品集で、どれも幻想・恐怖をテーマにした物語です。楳図恐怖作品の初期代表作とされているもので、後に描き直されて発表された作品もありますが、本書はオリジナルの原稿の採録で、価値のある復刻といえます。
やまびこしまい
あらすじ
民話を現代に蘇らせた恐怖譚シリーズ第一弾! 1963年に「やまびこ姉妹」シリーズの長編第一弾として、貸本短編誌『虹』に6回にわたって連載された作品を復刻します。山村で暮らす姉妹・さつきとかんなをめぐる民話調の恐怖譚です。物語は、夏休みの自由研究で「キツネと迷信」について調べる姉のさつきが、東京育ちの同級生の少女が狐つきの憑依に襲われる場面に遭遇するが、その正体は…。後にホラー性を強調したものへ描きかえられ雑誌に発表されますが、そのオリジナル版です。カラーページも再現された完全バージョンで初めて復刻集成されます。著者インタビューのほか、四方田犬彦氏、想田四両氏の解説が付きます。
わたしのともだち
あらすじ
旧校舎のトイレの落書き、デパートの呼び出し、古くて放置されている冷蔵庫、深夜の自宅の階段の暗がり。あなたの日常にもあるうっすら怖い、に潜む恐怖を描く那州雪絵の極上ホラー短編集。
きょうふくらぶ
あらすじ
深い緑に囲まれた全寮制の私立女子校、聖マグノリア学院。ここでは月に一度、第三水曜日に『恐怖クラブ』が開かれる。入部資格は「死ぬほど恐ろしい体験をした人」――…。過去の悪夢に苦しむ三人の少女が、救いを求めてクラブの扉を叩いた…。彼女たちが体験した死ぬほど恐ろしい事とは? 第1巻には、恐怖クラブ編第一話「変身」第二話「優しい恋人」を収録。3・4巻では聖マグノリア学院シリーズ『秘密クラブ』編をお楽しみ下さい。
北御門皇臥と名乗る、由緒ある陰陽師だという男。 小学校の頃、親の職業を発表する際、「陰陽師」と正直に言って周囲から辛い視線を送られたことで、陰陽師が普通でない職と気づいた。 名字は北御門といかついが、本当の名前は普通。嫁は皇臥と読んでくれるが、母親は本名で呼ぶ。 仕事柄、キラキラネームのほうがやりやすいらしい。陰陽師って、大変。 おまけに、物語では今まで人に譲っていた苦手なことをどんどんやらされている。 養う人が一人増えたからと、鬼嫁は言う。 彼の設定が一つずつ明らかになるにつれて、おもしろいなあと思ってしまう。 悪人になりきれない母も良い性格をしている。 あと、異常なほど知識を吸収したがり、どんどんと覚えていく主人公(嫁)も実は変わっている。 貧乏性設定のせいで、姑の嫌がらせが嫌がらせになりきらなかったりする。 読んでいると、話が飛んでいるような気がすることがあるのだけど、原作小説だとその穴が埋まっているんだろうか。