あらすじ
ときは飛鳥時代前夜、権勢を誇る蘇我氏の後継者たる毛人は14歳。父に連れられて出仕した朝廷で、10歳の少年、厩戸王子と出会う。毛人と厩戸、ふたりの激動の物語が、いま始まる。数多くの貴重なカラー原稿、トビライラスト、予告カットなどを完全再現。日本の漫画界を代表する山岸凉子の最高傑作「完全版」!
すくってごらん
あらすじ
東京のKDS銀行本社から大和郡山支店に転勤でやってきた元エリート銀行マン・香芝誠。ささくれ立った心をむき出しにして歩いていた香芝が、束の間の清涼を求めて偶然足を踏み入れた先は金魚問屋だった。地元住民たちが楽しむ“金魚すくい”の光景を、最初は気にも留めずにいた香芝だったが……!?小さな命をめぐる世界一優雅な奮闘を描く次世代コメディ!!
てんじょうのにじじとうてんのうものがたり
あらすじ
里中満智子のライフワーク「持統天皇物語」舞台は古代大和。人々は真の国づくりに情熱を燃やし続ける。そして、その激動の歴史をあざやかに生きぬいた気高く美しい女性がいた!
しょうとくたいし
あらすじ
西暦574年、橘豊日大王と穴穂部間人皇女の間に皇子が生まれた。幼い頃から聡明で、不思議な力を備え、厩戸皇子(うまやどのおうじ)と呼ばれたこの皇子こそ、冠位十二階の制定や十七条憲法などによって日本史上あまりにも名高い、後の聖徳太子であった。波乱に満ちた短い生涯を貫いていたものは、生きとし生けるものへの深い慈しみと悲しみの心だった――。
ならしかたなし
あらすじ
【関西圏で話題の本格「奈良まんが」ついに書籍化!!】大仏顔の思春期JK・しゃな子と、クールで物知りな鹿・鹿男。黄昏の奈良公園で、乙女な悩みと他愛もないお喋りに明け暮れる毎日。おとぼけなしゃな子とツッコミキレキレな鹿男との、クセになる掛け合いに思わずニヤリ。親しみの湧く二人のキャラと関西弁が楽しい、青春まほろばコメディ20篇。
せんやこいうたしん
あらすじ
時を越え、国を越えて、愛は静かに燃え上がる!遠き昔に詠われた、あの歌のように…。古い土鈴をお守りにした真由は、憧れの演劇部のヒロインから衣装をお願いされる。剣道部の恵一とも仲良くなれ、願いがどんどん叶っていくかのように思えたが…。原ちえこが贈る、詩歌が結ぶラブロマンス集!
しかむすめきよみこんいんたん
あらすじ
奈良に暮らす一千頭あまりの鹿、その世話をしているのは鹿の会の人間たち。しかし近年の財政難で、鹿の世話どころか会の存続も危うい毎日。窮状を見かねた鹿娘・清美は、大胆にも金持ちの人間との結婚を決意する。お相手は老舗和菓子屋の三男坊・善彦。幾多の困難にぶつかりながら、清美は愛を知っていくーーそう、これは、世にも珍しい“鹿の嫁入り物語”。ハルタの隠し球作家・緒方波子の初連載作がめでたく単行本化! 奈良と鹿についてのコラム【小鹿通信】ほか、異色のグルメ漫画【魔女の台所】シリーズ2本も同時収録。
某漫画家がこの作品に触発されて自分も聖徳太子の話を描いたと聞いたことがありますが、才能ある漫画家に嫉妬される程の作品ってすごいですよね!私のような凡人はただ圧倒されるばかりで「もっと日本史を勉強しとけばよかった…」と後悔しました(笑) しかも山岸凉子先生はこの作品をほとんど資料なしで描き始めたと語られているから驚きです。オリジナリティ溢れた大胆な解釈で描かれた作品ですが、栄華を極めた聖徳太子がすぐに衰退したのはそういう理由があったのかとスッと飲み込めました。もし毛人が厩戸王子の誘いを断らなければ歴史は変わっていたのかもしれないですね!