「傷モノの娘だ。ちょうどよい」そう言われ、山の主である大蛇のもとに供物として嫁いだ少女ミヨ。喰われるのではないかと怯えるミヨだったが、大蛇は夫婦になれたことを喜んでいる様子。しかし、大蛇の愛情表現は人間のそれとは大きく異なり――異種族ゆえのすれ違いを耽美な筆致で描く、ピュアな異類婚姻譚。
「人生なんて、たったひとつの出来事で変わっちまうもんだ」ロンドン市長が地下鉄で何者かに殺害された。偶然同じ電車に乗り合わせた、平凡な大学生のアル。殺人事件の捜査にあたった、ワケあり刑事のエリス。事件がふたりを引き寄せ、そして数奇な運命が廻り始めるーー。ロンドン市長殺害事件を巡る、新感覚クライム・サスペンス、開幕。「手を貸せ。真犯人を見つけるんだよ」●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM
5年間、入りたいと思ってもなかなか定食屋さんに入れなかったお客さんと入ってほしいと願いつつも、なかなか入ってもらえなかった、ほんの少しお客さんの少ない定食屋の店員さん。心の声はダダ漏れですが、お互い色んな意味で好意を伝えきれません。じれったいふたりの関係は、友情? それとも…恋……?総いいね数100万超えの大人気WEBマンガが描き下ろしを加えて、待望の書籍化!
吉田まりもが主人公になれるのはいつだって一瞬だ。有名になりたいだけなのに、いつも空回りして、イタイ奴になってしまう。一方、宇宙人のネルは、地球で“〇〇〇がしたい”という夢があり……。でこぼこなふたりの夢は、どこへ向かう……?他にも、オタクであることを隠している子。SNSで理想の自分を演じる子。自分が特別だと信じて疑わない子。イイ男とヤることで、自分の価値を確かめる子。教室には、たくさんの“秘密”があって。隣にいるあの子のことだって、本当はわかっていなくて。大好きなあの子にだって、伝えられないことがあって。ほんの少し窮屈で、ほんの少し愛しい関係を描く、青春オムニバス・ストーリー。
子どもたちだけで映画を観に行った思い出。ひとり給食を食べるのが遅い、あの子のこと。久しぶりに帰った実家での母との会話。僕のことを忘れてしまった、おばあちゃんとのおしゃべり。動物園デートの思い出。結婚1年目に夫婦で見た景色。子どもと歩いた散歩道での出来事。子どもが寝静まった後の帰宅。ビニールプールで遊んだ夏のこと。家族で見た海の情景。著者のひうち棚さんが2009年から2021年まで、毎日少しずつ丁寧に描いてきた随筆マンガ作品を一冊に。恥ずかしくもある「昔」の記憶、いろいろある「今」の情景、そしてまだ見ぬ「未来」への願いの詰まった作品集は、たっぷり250ページの分厚い単行本になりました。それでも、人の人生を、毎日を描ききるには充分な枚数ではないのかもしれません。ですがきっと、忘れていた大事な時間や大切な人たちのことを、思い出すことはできます。美しい線で光が描かれ、コマとコマの間に流れ始める時間は、私たちの人生の記憶と穏やかに重なります。家のどこかにある、忘れていたアルバムの写真を眺めるように、ゆっくり少しずつ、楽しんで読んでいただきたい一冊ができました。●●●収録作品●●●「映画の思い出」「おてがみ」「ひとごと」「ユートピア」「城山」「デジカメ」「父の母」「デート」「フォトグラフ」「遠回り」「一年目」「きんかん」「急がなくてもよいことを」「空白期間」「まだ今日」「夏休み」「柿の木」「海」●●●コミックビーム 公式ツイッター●●●@COMIC_BEAM
パパ活を繰り返す、りこの前に現れた新しいパパは、女性の東。何もかも対称的なふたりだが、触れ合うにつれ、互いに心を許し合ってゆく。しかし東には「パパ活ルポルタージュ」を執筆するという裏の目的があり……。若さが誘う生と死、そして恋の物語。pixivで大きな話題を呼んだ作品が、全ページ大幅加筆修正&描き下ろし30P以上を加え、待望の書籍化。
母親の借金を肩代わりし闇金に追われる日々を送る少女・森彩乃。ある日、彼女は怪しげなホームレスから拘束期間72時間・給与30万円の超高額バイトを紹介される。彩乃は不審に思いながらもそのバイトに応募するのだが……。そして、そこで少女にかけられた謎の言葉。「自慰したら死ぬよ…」 果たして彼女は触れてはいけない“なにか”に触れたのか……。性と死が交錯する、戦慄の官能悶絶サイコホラー!!!!
「この手があったか!」と驚かされた新時代のゲイ・ストーリー。自分で自分が嫌いな人、好きな人、好きでも嫌いでもない人、全ての人に読んでほしい。―――田亀源五郎( 『弟の夫』『僕らの色彩』)ゲイの高校生・安良城貴(あらしろたかし)はいじめの標的にされながらも片思いの相手・黒田先生を心の支えに耐え忍んでいた。しかし、黒田の発した偏見にまみれたゲイ否定が彼を「怪獣」に変える……。
向井ゆうきはゲイである。それは彼のクラスでは、周知の事実であった。彼に理解を示す友人もいる一方で、黒い感情に包まれる者たちもいる……。友達。恋人。同級生。でも、言えない気持ちは、みんな、みんな、たくさんある。大人気WEB漫画が加筆修正のうえ、描き下ろしを加えて上下巻同時発売!
ゴキゲンなリーゼントがシンボルのニック。サングラスの内側につぶらな瞳を秘めたレバー。HOT&CRAZYな外国人コンビは、どんな困難にも立ち向かう!!画力を浪費する天才・ミヤタキョウゴロウが放つ衝撃のハイスピード・クソ漫画。ニックとレバー、ここに爆誕!!
「俺はいつ、コイツらとおさらばできるんだろう?」女詐欺師・倉原美月は詐欺のターゲット宅で奇妙な子供たちに出会う。虐待を受けたかのような異常な様子に、思わずふたりをその場から連れ去ってしまうが……。詐欺、貧困、病……。不完全な人間たちの救いと、絆の物語。●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM
全ては皇帝(スルタン)のために――。唯一無二の皇帝(スルタン)・スレイマンが統べるアスマンスカヤ帝国。そのハレムでは女奴隷たちが、様々な思いを抱え生きている。闘いに勝ち寵愛を得た、ヒュッレム。夜伽を望む者、望まない者。辱めの恥辱に耐える者。そして、マハスティは、宦官との背徳の恋に溺れる……。禁断のハレム・ロマン。
運動能力は皆無!!好奇心は満点!!五十路のますび(作者)&定年間近の元・編集長О村(担当編集)、17年ぶりに歩きに歩く!!襲い掛かる坐骨神経痛!!長引く夏バテ!!そしてコロナ禍!!いろんなピンチを乗り越えて、「チームいそぢ」限界突破でハイパーウォーキング!!※近所をへとへとワクワクお散歩する、ゆるゆるエッセイ漫画です。●須藤真澄 ビームコミックス好評既刊●『おさんぽ大王(全7巻)』『どこか遠くの話をしよう(全2巻)』『どんぐりくん(全4巻)』『水蜻蛉の庭』『金魚草の池』『地図苔の森』『火輪花の丘』『木珊瑚の島』『土筆柑の空』●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM
英語力0の著者が半年間フィリピンの山奥バギオで語学留学!友人とローカルフードを楽しんだり、部屋で女子会したり、初めてのクラブ体験に、ハプニング満載(?)の旅行などなど。もちろん勉強もしています! 不安だった毎日は、かけがえのない毎日へと変わっていきました。大人気留学ルポ漫画、描き下ろしエピソードを20P以上加えて、待望の書籍化!●著者Twitter●@hasya31
キミのうわばきなめまわしてビチャビチャにしたい。。。あとお尻さわりたいね。。。(Song by 森本ひより)クラスメートの佐渡くんのことが好きで好きで好きで好きでたまらない女の子、森本ひより。そんな彼女のラブコールに強烈無慈悲なカウンターで応える佐渡篤典。片思いする女と片思いされる男。音速で空回りする恋の行方は…?全編改稿&単行本オリジナル新作30本超!やべーふたりの全力ラブコメディ4コマ集!!
アラサーを過ぎると、恋人でいるほうが、少し変わっているように言われる時がある。周りからは『なんで結婚しないの?』とか聞かれるけど。ぬるま湯みたいなこの関係が、心地いいから。いいのだ、このままで。恋人との同棲生活をリアルに描く『いつも憂き世にこめのめし』が30P以上の描き下ろしを加えて、待望の書籍化!!●にくまん子 ビームコミックス好評既刊●『恋煮込み愛つゆだく大盛り』『涙煮込み愛辛さマシマシ』●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM
おいてけぼりな愛を集めた珠玉の初作品集。【ビジネス百合アイドル】可愛い表情も。ステージでの立ち姿も。一生懸命さも。…なにもかも。“アイドルの私”をつくったのは、あんたじゃんか……。人気急上昇中のアイドルグループ『TOKYOあらもーど』そのメンバーであるゆえとりあ。ふたりは、百合っぷるとして有名である――。【オタクのことが気になるギャル】わたしは、別にアンタなんかに興味ない。アンタが勝手にわたしのこと、漫画に描いてたんでしょ!隣の席の山崎は、いつも何かを描いている。ガリガリ音がうるさくて、本当に迷惑。他5作に描き下ろし20P以上を収録。
「隠しブロックがある海」?「停電するとチャンスだと思って踊りだす人」??「伝説の樹の下で告白する男とその樹にブラを干してたおばさん」???独特なキャラクター&ワールドがツィッターで話題の漫画家“白湯白かばん”初の作品集!アナタの近くにも『まれなひと』は居ますか?きっと居るはずです。
年々こたえる夏の日差し、冬山の底冷え、そして忍び寄る新型ウイルスの脅威。それなのに、嗚呼、今月も〆切がやってきた!!伊豆山中で自粛生活を送りながらも常に緊急事態宣言出っぱなし!!ギャグ漫画家・桜玉吉による魂の哀歌!!●桜玉吉 ビームコミックス好評既刊●『伊豆漫玉ブルース』『伊豆漫玉日記』『漫喫漫玉日記 深夜便』『漫喫漫玉日記 四コマ便』他●桜玉吉 公式ツイッター●@PrTamakichi●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM
『あの日からのマンガ』で誰よりも早く激動の刻を描き出した偉才が今、新たな危機の時代へと挑む。これは誰も経験したことのない、未知なる“今”、そして“これから”。未曾有の危機の時代に挑むように、意欲的に“今”を描き続けた偉才のマンガ作品を集め、“今”、緊急出版。朝日新聞の夕刊にて連載されている4コマ漫画『地球防衛家のヒトビト』(2020年1月~12月掲載分)、月刊コミックビームにて緊急集中連載が行われた『NEW NORMAL DAYS』(2020年6月~9月)他を収録。●しりあがり寿 ビームコミックス好評既刊●『あの日からのマンガ』『あの日からの憂鬱』『黒き川』『アレキサンダー遠征』『ノアの阿呆舟』『そして、カナタへ。』『川下り 双子のオヤジ』
「【傷モノの娘だ丁度いい】そう言われて私は山の主と呼ばれている齢500年は生きていると噂の大蛇の供物としてに嫁ぐ事になった」から始まる話。 1話2話は大蛇との初対面見知らぬ生物との恐怖や戸惑いそこから来る2人の姿は端で見ると思わず苦笑する様な光景。 ところが3話でいきなりミヨの独り言「私ここに来て2ヶ月になる」え?て感じ。ミヨは大蛇に対して怖くて気味悪くて違和感だらけだったのにイキナリこれ? 自分の周りの意見は「なんでこの娘は逃げないの?」の疑問の声が。初日の夜ミヨはここから逃げ出したい、でも回想場面で周囲からの白い冷たい目線が描かれている。それが家族か親戚一同なのかまだ分からない。逃げたいが戻っても…と躊躇する心境がチラっと描かれてはいるのだが。 同じ事は数カ月あと大蛇が冬眠に入ると聞かされて安心した時にミヨは再びなぜ逃げ出そうと思わなかったのか不思議がっていた。 親の借金のかたに自分が遊郭に売り飛ばされて遊郭界隈の怪しい連中そのスジの者から逃げようなんて思うな追手に捕まって折檻受けるだけだぞ的な恐怖で支配されている訳でもないのにと。 大蛇が怖くて初日の夜慌てて逃げだしたが大蛇に見つかり追いつかれ「さぁ一緒に帰ろう」とミヨをおぶって連れ返す。 しかし3話目にはいきなりミヨはここでの2ヶ月も生活し慣れきっている様子。 これって閉ざされた環境から逃げ出せぬまま気が着いたらズルズルと時間だけ過ぎて逃げる気も失せてしまったと言う事なのか? ぶっちゃけコレって男性向けビデオにありそうな「監禁」「調教」モノのシチュエーションじゃない!?と皆で笑ってしまった。 かなり昔あるテレビ番組である出演者がこんなことを語っていた「女の人はピンと来ないと思うがジブリ作品は巧みに男の中に潜むエロを誘発させる節がある」と。 分かり易いのが例が借りぐらしのアリエッティだろうか。 可憐な少女の姿をした妖精を瓶詰めに閉じ込めてしまう場面があった。その行為は男性でなく太った中年女性であったが好奇心旺盛な子どもが無邪気に気に入った花を摘む感覚でなく悪意に満ちた薄笑いした姿だった。大蛇の目線はあれによく似ている。 あれが太った中年男性だったらリアル過ぎて生々しすぎるなどの声が噴出していただろう… 「大蛇さま優しい」「大蛇いいヤツじゃん」の意見もあるがよくよく見ていると大蛇の点数稼ぎの振る舞いに見えてくる。 洗濯モノを干しているミヨに何か手伝う事はないかと尋ねたり口を開けてガバっと川魚を捕る辺りはいいヤツぶりをアピっているだけで本音はミヨとヤリたくてしょうがない下心が見え隠れ。 「身体の調子はもう良いのか」はミヨの体調より自分の性欲優先重視がくっきり。 また僧侶と一触即発しそうになった後の大蛇が山菜を沢山摘んで帰って来たり今日は寒いから上着を着た方が良いよと良いヤツぽく振る舞う辺りもそう見えてくる。 この大蛇て何かに似ているなと思ってたら学生時代なら教師、部活ならコーチか監督ないし顧問、職場なら上司か先輩で自分より目下の者に対して依怙贔屓の激しい拙劣なキャラに酷似している。 依怙贔屓が激しいキャラは自分に甘く自分に都合の良くふるまってくれるイエスマンや自分好みの愛嬌あるルックスの持ち主に甘く気に食わない奴には集中砲火する。 景気のよい時代に楽して入社し楽して昇給し入社が先なだけ勤続年数が長いだけで立場が上なだけで偉そうにしている連中に似ている。 大蛇が嫉妬深いところも似てる。嫉妬深いのは小心者の証。たまたま大柄で向かうところ敵なしで山の主とやらの存在になっている所もよく似ている。 そう言う方向からみるとこの作品「大蛇さまが紳士的ですてきです」とか言ってるとくに女性読者て女性向けコミックにわりと出てくる彼または亭主に浮気されてしまう割りと緩いタイプかもしれない気がした。