恋愛要素がほとんどない正統派の音楽モノ。 扱う楽器がチェロというあたりが渋い。 突然現れた天才チェロ少年に対し、劣等感を募らせながらもコツコツ努力する主人公には好感が持てる。 そのライバル関係に重きを置いて描かれているため、コンプレックス描写が重苦しく辛いが、徐々にそこから解き放たれていく姿がいい。
※ただしキャッチャーは記憶喪失でアホになっている、という設定が最高。 主人公・ヤマは中学時代、要圭と清峰葉流火の圧倒的な実力に心を折られた1人。野球を辞め野球部のない都立高に進学したところ、入学初日、いるはずのない2人に出会う。しかも智将・要圭は「パイ毛〜〜!!」という激寒ギャグを執拗に繰り返すアホになっていた(困惑) そして実は、怪物バッテリーに心を折られ都立に進学したのはヤマだけではなくて...という熱い展開!! 作品のモノローグが基本的にヤマの心の声で、読みながら(…大人しそうな顔して、心の中では結構言うなコイツ)と思わず驚く辛口ツッコミが魅力。 こんなにギャグが面白いのに、運動部にいたことがある人なら誰もが共感してしまう部活システムの暗部や、イップスといったシリアスな話もトコトン丁寧に描いているのでもーーーっ!!すき!! 圭はどうして記憶喪失になってしまったのか? 記憶を取り戻し元の圭が復活するのか、それとも無くしたまま新しい選手に生まれ変わるのか? 続きが楽しみで仕方ない!!
男に尽くすタイプの主人公が、便利な家政婦扱いの末に振られて、高級マンションのコンシェルジュに転職する話。 そこの住人のイケメンが実は大家だったり、急遽パーティーのシェフに抜擢されて大活躍したりと、ありえない展開のオンパレードだけど、そのぶっとびっぷりがコミカルで面白い。 しかし最後のキスは少々やりすぎではないかと……。
オーパーツを封印し世界の秩序を守る秘密結社アーカム。S級エージェント「スプリガン」に所属する御神苗優が、オーパーツを狙う国や組織と戦う話。 どのオーパーツも、軍事転用され世界のパワーバランスを崩すシナリオまできっちり練られている。さらに、どんなオーパーツも必ず一度は発動するので、人類がなんども滅亡の危機に追い込まれる。 おかげで、最終回並みのドキドキを何度も味わえる。 10代前半に読んでいたら、オーパーツ・秘密結社のエージェント・キリングマシーンとして育てられた過去など、僕の厨二を刺激して止まなかっただろう。危なかった。
実はすごく気があって二人は親友になれそうだったのに、ちょっとした誤解でスレ違ったまま不慮の事故で死んでしまったクラスメイト。割とよくある筋書きだけど、この作品には光るものがあると感じた。なんてことないクラスの中の一人だったし、パンツを覗くのが趣味なんて変わってる。けど単純ないいやつじゃないからこそ惹かれるんだろうな。人間の内面の複雑さが磯辺くんというキャラはよく描かれていると思う。コマ割りもパンツの描写もすごく魅せられた。
あの大傑作「GUNSLINGER GIRL」の相田裕先生の最新作。青春時代の儚さとか、前を向いて歩く強さとか、も本当さすがの一言。 刊行ペースから見ても勢いだけでズバっと書けるような簡単なお話ではないのが伝わってくる。一話一話が噛みしめながら登る石段のようだ。人生において最も特別で濃密な3年間を、果たして自分はこれほど輝かしく過ごせただろうか…羨ましくもあり懐かしくもなった。 ガンスリが「別れ」や「失い続ける」話だったのに対して1518は「再会」と「新たなスタート」の話。どちらも泣けるので、できればどちらも読まれたし。
おじいちゃんおばあちゃんしか入ってないサウナ、そんなのもう古い。 若い人もサウナ行ったスパ行ったと言っていて流行ってきたな〜という今日この頃。おすすめしたいこの一冊!私もスカイスパyokohamaとか行ってみたい〜!最近のサウナ本当おしゃれなんですね。 自律神経を整えて、老廃物を出して言ってみたい「整いました!」
ダメヤクザの行動がとにかく面白い ギャグかと思えばシリアスだったりと ハラハラの展開が好き
「卒業」で検索して偶然知った1冊。 もう、ひたすら自分の感性にビンビンくるノスタルジー全開の作品で最高…好き…! 10代の学校生活の空気感。 家族やクラスメイトとの乖離。 自分の考えと能力を信じて行動する勇気。 不思議な引力があるユニークな友人。 シンプルで柔らかい絵のタッチと知的さがにじむモノローグの調和がただただ素晴らしく、絵で描かれた小説を読んでいるよう。 エモさとは似て非なる、ジワッとした懐かしさと寂しさに包まれる読後感を、ぜひ読んで味わってください!
誰しも1回ぐらい経験したことがある(?)といういわゆる"未遂"のところ。 なんというか「上手くいかない」とわかってて読むのが面白い。 そしておじさんには色んな意味で時代を感じさせられる漫画だと思うのよね。
六つ子の女の子たちが赤ちゃん同士でおしゃべりしまくりです。 まだ0歳なのにかなり個性が芽生えてて世の中もよく知ってます。 パパとママは普通の赤ちゃんだと思ってるのも面白い。
※ネタバレを含むクチコミです。
蕎麦に特化した名作 「そばもん」 蕎麦の違いや、出前の歴史の話がわかって好き。これ読むと蕎麦がすげー食いたくなる
ドラクエいいですね~可愛いです全てが。そして優しいです。 私も他のネトゲですごく仲良くなった人がいたので「わかる~」と思い出しながら読んでました。最近5巻が出ましたが、ほんとにほっこりいいなぁって憧れる漫画ですね。男性が理想的なオタクです。 そして、実写ドラマ化決定ということで、不安とワクワクが半分ですね~。 ゴローさんは戸田恵梨香さんがいいなぁ…童顔な素顔とSっぽい派手さと両方持ってますし!!間違ってもアイドルにやらせないでほしいですね~ 配役気になる~(*´▽`*)
学習障害(LD)という一般にあまり知られていない障害を持った男の子が、それでも夢を諦めず前向きに生きていく話。 普通に文字が読める人には理解しにくい部分をリアルに描いてくれるので、目からうろこがボロボロ落ちる。 授業についていけない=頭が悪いからだと思われ、いじめられる学生時代。 でもそれは、文字が怪文のようにぐちゃぐちゃに見えるからで、声に出して読み上げたり虫眼鏡で拡大したり、タブレットを使えば読める。 そうやって工夫しながら、周りとのコミュニケーションを諦めず、脚本家への道を進んでいく主人公を素直に応援したくなる。
最近、天皇皇后両陛下の肖像画が公開されましたが、肖像画って写真とはまた違った魅力があっていいものですね。 この漫画も、スペインのお姫様や王様の肖像画を描く王宮お抱えの画家のお話です。 弟子がとにかく可愛いですね。 まだ1巻目なので、これからが楽しみです。
川三番地がちばてつやのアシスタントをしていた頃の漫画だけど、ちばてつやはもちろんアシスタント含めたちばてつやプロダクションすごすぎるなって何回も思う。 作画のデジタル化が進むけど、これを読むとアナログも生き残って欲しいって思う。
犬並みに鼻がきく女子高生が主人公。その突出した能力のおかげで重度の匂いフェチ&匂い雑学マニアでもある。表紙はかなりドキドキしますが内容は健全です…と言いつつも匂い以外にも色んなフェチがあちこちに描かれてるので、読者のフェチシズムが試されているのかもしれません。ノーフェチでも日常系マンガとして楽しく読めると思います。主人公が可愛いのでおすすめです。
老夫婦が火葬場で心中した実際の事件をモチーフに描かれている。「現実に起きた事と同じ結末になっているけどそこに到るまでは作者の想像である」と、あとがきに丁寧な注釈があった。全1巻で映画1本に相当するくらいの読み応え。ジャンルにするとサスペンスだけど絵がシンプルなので恐くはない。何も知らずに読んでもマンガとして十分に面白い。この夫婦にストーリーを想像することで弔いになっていると感じた作品。もし二人が読んだら喜ぶと思う。
だめなガンバ!Fly highみたいな
いかにも漫画TIMESらしい小奇麗でさらっとした読み味の蘊蓄マンガです。カクテルのマニアックな知識がいっぱいです。お仕事モノ要素も。 1巻ではあまり活躍が見られませんが、派手なパフォーマンスをする「フレアバーテンダー」がとても漫画的というか、美女キャラクターと見栄えのシナジーが素晴らしいです
三十路ならぬ三百路の魔女が主人公。 普段は地味なOL(勤続100年)として世に忍び。 19世紀生まれの魔女からはオバサン扱いされている。 ただ今絶賛独り身。 好きになった男は50年で死ぬのだから仕方ない… 後輩の結婚式で教会に行っても灰にならないのは流石。 やっぱ年齢はレベルだよね!
2巻まで読了。 時代劇などを撮っていた日本映画全盛期漫画。 時代劇もそんなに知らない、舞台美術、殺陣なんてーものもほとんど知らない現代人こそ読め! 映画づくりって熱いんやなぁ…
絵が綺麗でアクションが上手くて、ちょっとエロくて、ギャグもあるってのは前からだったけど、ORIGINは全部のバランスが良いとおもう。
吸血鬼ものといえば、すでにイメージは完成されているが、恋愛や仕事や差別についてもじっくり描かれている。鬼も人なんだ、鬼は人と同じではないんだ、世論や政治も絡んでくるので大人が読んでも面白いと感じるはず。
アオイホノオの島本和彦とはまったく違う感じ 基本シリアスでたまにコミカルな描写が入るぐらいだけなんだが、すごい良い短編ばかりだ BATTLEフィールドを読んだときはやっと 戦場まんがシリーズの松本零士 戦場ロマン・シリーズ の新谷かおる の流れを継ぐ作品が来たと思ったけど、1巻以降が出ない...
異空間に閉じ込められて、命と大金をかけたゲームを強いられる──というなんの変哲もないデスゲームではあるのですが、読んでみると存外魂込ってて良い漫画だなと思いました。 1.ゲームマスター(表紙の子、天使こと「クロエル」)が可愛い かみまろとかガンツ玉とかマナブ君的なポジのキャラが表紙飾っちゃってます。ドヤ顔で無駄にポーズをキメながら司会進行するクロエルが楽しみで楽しみでつい読み進めてしまう感ある。清々しいほど残虐w 2.TS主人公 参加者は性別年齢問わず、美少女に姿を変えられてゲームに挑みます。主人公と思しき冴えない眼鏡男よりも、ヤングガンガンですから、黒髪美女が活躍するほうが画的にも良いに決まっています。 3.バナー映えする 結構容赦なく命が危険に晒されるので、こういうジャンルに付き物の顔芸にも説得力が生まれます。グロが無い代わりにみんな頭おかしいことで成り立っている顔芸漫画「賭ケグルイ」とは違って、こちらは全面的に真面目です。 4.頭脳戦はまずまず まずまずですね。 あと、人を蹴落とすことに躊躇いがない主人公は読んでて気持ちいいですね。その辺の葛藤みたいな展開が嫌いなわけではないですが、この作品ではそれを他の脇役に任せちゃってるのが上手いなと。 そして何よりこの手の漫画は1巻のうちに読者にあっと言わせるどんでん返しをひとつは仕込んでくるサービス精神が素敵です。
一流のガンマンだけど、中身は中高生。モテたいけど、ちょっとこじらせてて色々とスマートにやろうとして上手くいかないタイプ。 エヴァンスがガンマンとしては本当に優秀ながポイント高い。ヒロインのオークレイが可愛いけど、色気がないを両立できているのは地味にすごいと思う。
あらすじだけで興味惹かれる...「わたしを離さないで」とか「7 SEEDS」的なSF要素があるんだろうか わけありの子どもたちが学園で暮らしているところに、トーマの心臓やら名作古典少女漫画に通じるギムナジウムの雰囲気が感じられて好き flowers2019年1月号の4話から読んだので、早く2月に出る1巻で全部読みたい!
https://twitter.com/one_rakugaki/status/1097572187274244098?s=21 作者のツイッター告知をぺたり。一巻完結なんだね
ドラマがたのしくて、原作後追い中~。
これダサい男がお洒落を覚える話かと思ってたけど、どっちかと言うと女心を理解する話なんだね
https://twitter.com/eveningmagazine/status/1098632829758394368
設定的に気になって読んでみました!ホームレス感がリアルじゃないのと金持ちな高校生がかなり人間としてムカつきます。そしてそのまま流れるように恋愛に発展してしまいます。 金を持っている方が世間知らずの高校生で、無一文の方が人生経験豊富なアラサーってとこはありそうというかリアルなんですけど。 どっちも苦しい面が見えたりどっちも可愛い側面が見えたりを楽しむ感じですね、うむ。 少女漫画的にはありなんですがこういう関係性と年の差が好きならもちょい振り切って欲しい感じ。設定はすごい好きですし絵めちゃんこ綺麗なので追って行きたいです。
繊細で美しく壊れていく女の子を鮮やかな筆致で描いた作品。 言葉選びが、またいい。ちょっと近かったけど、遠かった憧れの女の子を、漫画家になった冴えない女の子が回想し、語るというのが大筋だが、メタモノローグの過去回想で語るという形式がこの話にはよくマッチしていた。 思考と思考が噛み合ったようで、そんなことはなくて、すれ違って、解けて、知らないうちに彼女はいなくなってしまった。このことを回想する主人公は古傷をそっと触るような切なくて、甘美な気持ちになっただろう。距離も時間も遠さも関係なく、彼女はその時間へ回帰し続ける。そんな気がした
最新話の親子丼のあたま、うまそうだった。 いままでの中なら赤いウィンナーが記憶に残ってる。たまに思い出して、食べたくなる
アフタヌーン6月号でスタートした、『蟲師』漆原友紀の最新作。 人の思念かあるいは自然発生か、街に発生した”バグ”にお役所仕事で対処する、不思議な日常の漫画です。 誰かの念で街が改変されちゃったりするあたり最近だと化物語とかふらいんぐうぃっちとかで似たような話を目にしましたが、『猫が西向きゃ』の独特なところは対処のユルさですかね(挙げた二つも十分緩いんですけどw) 「気の持ちよう」とか「考え方ひとつ」みたいなスタンスとても今っぽくて好きです。
全話おもしろい短編集!現代モノあり!ファンタジーあり!心掴まれる作品がきっとあると思います。個人的には藤子・F・不二雄先生のムック本「Fライフ」に掲載された作品に鷲掴みされました。時を経て高校生になったキテレツ大百科の登場人物達のお話です。ちょっと泣けます。あとキテレツが変わらず神通鏡を掛けていたのが可愛くて笑いが止まらなかったです。
モブサイコ、昔読んでて、最近やっと13巻くらいまで一気に読んだ。 最初の方の超能力者の日常?よりも爪っていうわかりやすい敵が出て来たからの方が面白かったな ラスボスとの戦いも面白かったし あと、モブがちゃんと成長していて、マラソン大会のところとか結構ジーンと来た 尻上がりに面白くなって行く系かな
まんが道を読んだり映画「バクマン。」のテーマ曲を聴いたりすると読みたくなります。 カーチェイスに宝探しに海賊や恐ろしい原住民との戦いなどなど、内容はアクションあり、バトルあり、ホラーありで見どころがとても多いです。 またコマの割り方こそ古風ですが、車がスピード感を持ったまま近づいてくる絵の表現は、時代に見合わない新しさを感じました。 藤子不二雄先生が受けた衝撃に思いを馳せ、当時の子どもたちの気持ちになって読みたい作品です。
1968〜70年代前半に、ヤングコミックやプレイボーイなどの大人向け雑誌に掲載された全8編からなる短編集。この電子書籍版では、秋田文庫版(1994年)に収録されている「ペーター・キュルテンの記録」「カノン」「最上殿始末」が未収録であるのと、作者のあとがきが含まれていないのが少し残念…。とはいえ全体の完成度が高いことに変わりはなく、いずれの短編も名作揃いです。時代的には、手塚治虫が劇画へ進んでいた頃で、それぞれの短編が、のちの「アドルフに告ぐ」「ブラック・ジャック」「火の鳥」などの作品に繋がってゆくルーツ的なものを随所に感じます。8編の中で一番ヤバい短編を選ぶとしたら「イエロー・ダスト」でしょうか。スクールバスを乗っ取った犯人が沖縄の米軍基地に立て籠もる話で、とてもショッキングで目を背けたくなるような描写が多いですが、短いページ数の中にあらゆる戦争の狂気が凝縮されていて戦慄しました。
「彼女のいる彼氏」矢島先生のヤンジャン連載作。 かつて世界一を目標にガチでバトンに取り組んでいた28歳前後の「オバサン」が、男子高校生のコーチになって打倒・世界チャンピオン(日本人)を目指すという、スーパー熱い漫画!! キャラクターの顔面だけでなく、肉体の描写も美しいのでこれからドンドン競技のシーンが増えていくことを期待!
マンバスタッフによるマンバnoteに本作のレビューを掲載しています✍️ こちらもチェック‼️ https://note.mu/manba/n/n3bc22f36e50f
マンバスタッフによるマンバnoteに本作のレビューを掲載しています✍️ こちらもチェック‼️ https://note.mu/manba/n/n9b245b810423
親子でキャッキャウフフする日常マンガだと思ってスルーしてたけどグルメ漫画だったのね。
このマンガにハマってストリップ劇場通いを始めたという女性がいた。飲みの席でその話になり「行ったことない」と言ったら、満場一致で絶対に行くべきだと言われ、その女性に連れて行ってもらったことがある。そしたら気絶するくらい感動した。 あれから数年経ちましたが、やっと読めた!これはハマるわ!生でストリップを観た時の感動も、劇場の空気感も、そのままマンガで再現されている。1巻から目頭が熱くなってくるわ。踊り子さんはみんな女神。ストリップは想像より明るいし面白い。全3巻で終わりは勿体無いくらい面白い。続編を切望します…!
恋愛要素がほとんどない正統派の音楽モノ。 扱う楽器がチェロというあたりが渋い。 突然現れた天才チェロ少年に対し、劣等感を募らせながらもコツコツ努力する主人公には好感が持てる。 そのライバル関係に重きを置いて描かれているため、コンプレックス描写が重苦しく辛いが、徐々にそこから解き放たれていく姿がいい。