名無し

調理師として派遣されたのは母親を亡くした大家族。主人公はここで三度の食事の支度と、母親の月命日である13日にお墓参りをする仕事を請け負うことに。お寺の長い階段を登り、初めてのお墓参りをしようとすると、そこに弱った黒猫がいた…。

ほのぼのとした描写ながら人と人が交流を重ねた日々の厚みを感じる作品でした。ちなみに「13日」と「黒猫」というと不吉な感じがしますが、この二つが主人公の行く末を導いてくれることになります。それまで男運が悪かったのも伏線なのかも。演出も素敵だと思いました。

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主人公の奈央が新しい仕事場に行ったところですでに泣きそうに…
苦労もあったけど一生懸命生きてきたんだというバックグラウンドが描かれなくても伝わる感じ、さすがです。
亡くなって顔もはっきり描かれない奥さんも、そばにいて奈央を受け入れてくれてるのがわかる。

えっ、なんかすでにもう一回読みたくなっているし、家族のその後を読みたい…!!!

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