2巻も良かった。
1巻で描いた「自分らしく生きる大切さ」に対して、そこで終わりじゃないと痛烈に叩きつけてくる。
家族は最も近い他人とはよく言ったもので、無償の愛はあれど100%理解し合えるものではない。
しかし理解はなくとも愛せるのが家族だ。
理解できなければ愛せないのが本物の他人だ。
自分の想いのルーツを、原点を探し、再び志を強く持つのだ。
僕も芸人をやっているが、最近になってようやく目立ちたい理由に気付いた。
僕の原点は、転勤が多く地元が無い、つまり定期的に自分を知る人のいない土地へ行くことの哀しみだった。
「自分を知ってる人を増やしたい」ではなく、「自分を知らない人を減らしたい」という妙な感情を持ってることでそこに気づけたのだ。
自分を知らない土地へ行くのが悲しかった。地元が欲しかった。
そこをルーツにしていることに気づけたときに少し楽になった。
それまで何のために頑張っているのか分からなくなっていたからだ。
そして次のステージだ。
他人と違う目立つことをするとき、自分一人なら覚悟できる。すべての責任と視線は自分に降りかかってくるから我慢さえすればいい。
しかし、それが他の誰かを伴った場合は?
3巻ではどんな答えを見せてくれるんだろう。
楽しみだ!