17年ぶりの新刊が出ましたね。今まで単行本未収録だったものをまとめたものなので描き下ろしはありませんが、やっぱり働きマンおもしれぇ〜!!となりました。SNSの感想でも「働き方は変わったけど…」という意見を多く見ましたが、個人的にはそうは思わなかった。確かに過労死とかは嫌だけど、30話に出てきたピザ屋のお兄さんみたいに「こんな仕事辞めてやる」って絶望して、しかも退職日が土砂降りの雨の日で、でもそんな日に校了終わりでクタクタの週刊JIDAI編集部にピザ20枚配達したらむっちゃ喜ばれて報われる、なんてことがあるから人生って楽しいじゃないか!それこそが働くことの醍醐味ってものじゃないの?そういう物事の核の部分が描いてあるから働きマンは面白いし古びないと思いました。本屋さんの棚を見てもむちゃくちゃ売れてるしみんなも待ってたんだな〜と感じましたよ。続編として「松方弘子45歳」の連載なんてどうですか?
未完ではありますが、4巻である程度一区切りついているため、もやもやせずに読める。 恋に落ちる過程が安易すぎて…まぁまぁかな。
大人!!! 本編の柚ちゃんの相談相手のマスターと上司の菊池さんのその後。 過去にトラウマになるような傷ついた恋愛して以来奔放になって本命も作らずに面倒くさい大人になった2人が出会って久しぶりの恋愛をスタートさせるまで。 マスターが難関で遊び人の菊池さんも大変。 でも大人の2人で駆け引きにドキドキした。
※ネタバレを含むクチコミです。
読んでてムズムズした😻 出先で読んでたけど顔がニヤけるから度々中断したくらい何とも言えずキュンキュンした。 柚ちゃん可愛いーーー!
貧しい家庭で育った9歳の少年がある難病にかかり、親が全財産はたいて購入した宝くじで1等10億を当て、無事に治療ができ病気は完治。それから10年たった現在も豪邸に住み何不自由無く暮らしているが、引きこもるわけにもいかないのでコンビニのアルバイトでなんとか社会と繋がっている。 「宝くじ」という運によって命を救われたうえ、裕福な暮らしが出来ていることに彼自信はなにか虚しさのようなものを感じているようだけど、運以前に間違いなく親の「愛」もあったはずで、そんなに重く考えなくても…と思う。けど当事者の気持ちなんてものは想像もつかないし、お金に困ってないのに意味もなくアルバイトしている自分と、お金がなくて大学を休学してまで働いている同僚の姿を見て、何も思わないはずはないか。 自分も、働いたことで得た経験ってちゃんと自分の「財産」だなと思えるし、世の中には色んな人がいると身を持って知ることが出来た。労働って尊い!とも別に思わないけど。 主人公の彼が後ろめたい思いを抱えながら確実に育まれた友情も彼らの「財産」だ。
薬剤師にフォーカスを当てたお仕事系漫画。"あなたの毎日を守る小さな小さな最後の砦"という表現が好きです。確かに医者や看護師に比べて薬剤師も欠かせない人たちなのに、あんまり焦点を当てられていないイメージがあります。実際作中でも「薬剤師が口を出すな!」なんて医者から怒られるシーンもあってびっくり。 けれど今作を読めば、薬剤師の方々の重大さ・重要さがとてもよく分かります。薬は症状などをより良くしてくれるもののはずなのに、ひとつ処方を間違えば悪化してしまう。主人公みどりの機転のおかげで救われる人々がいて、とってもかっこよくて誇りのある仕事なんだと思いました。 リアルな人間ドラマの温かみなんかも感じるし、自分も経験したこと・経験しうる物語なので、めちゃくちゃ面白いです。私もお薬で気になることがあればちゃんと相談してみよう、って思えました。処方された薬はちゃんと用法用量守って飲もう……!!
面白かったです! 戦争以来、何も事件が起きない片田舎の平和な門の警備にあたることになった門番の話。 淡々と刻む時はそのまま彼の地道な努力の跡を見せて平和を積み上げていくが…。 行間を読ませるような空気感が好きでした。 過去の読切もどちらも淡々としつつドラマチックでよかったです 『オウムも考えている。』 https://www.sunday-webry.com/episode/2550689798380873621 『リザルト』 https://www.sunday-webry.com/episode/14079602755277441460
リゾートバイトで島へ行ったら、そこのモグラが異常で、地中から人間に襲い掛かってくるというモンスター(モグラ)パニックホラーって感じで面白かったです!! なにやら怪しい村人たち、一癖も二癖もある他のリゾートバイトの人たちも分かりやすくてよいです。 なによりモグラですよね。噛む力が尋常じゃない!ピラニアかってくらいの噛みちぎり方、そして水中かってくらいの掘るスピードの速さ! 映画『トレマーズ』を思い出す良さです。 あの映画の舞台はたしかアメリカの山間の荒野で障害物の少なさもまさに大海原でサメに襲われるような面白い恐怖で、谷になってるから無線も届かないみたいな陸の孤島状態がよかったんですよね。 この話もまさに離島でスマホの電波的な制限もバッチリですし、島には建物が少なため足場も心もとない。なんか企んでそうな村人たちの因習村的な雰囲気。そして人の味を覚えた異様に狂暴なモグラをたくさん配置されているので超楽しいです。 1巻が7/20に発売するみたいなのであらためて読み返そうかと思います。
毎週の校長の朝礼がまさか本からの引用だったなんて!そしてその本を見て今回はどの挨拶になるのか当てるのがここまで面白く描かれるとは! https://kansai.mag-garden.co.jp/series/5b01a5ee426fe テーマが嘘みたいに面白くて興奮しちゃった!最高! 退屈な校長の朝礼の挨拶に着目なんてしたことなかったし、だいたい毎年同じこと言ってるんだろうなっていう感覚って誰しもあると思うんだけど、そうかー、そこやるかー!って感じでなんか嬉しくなっちゃった! まさか校長でダービーをねー! ちゃんと罪悪感を抱いているのがまたいいですよね。
マンガMeeで本作を読んで、オタクとしても、非オタとしても、アラフォーとしても、あまりにも切実すぎる事情に共感してしまいました…けど、人の幸せはそれぞれなので、もがいて、あがいて生きるのは決して悪いことではないと思えました。竹内先生はセクシャルマイノリティーとしても、一人の大人の女性としても立派な人です。竹内先生の余生が幸せなものになることを願います。
エロ・暴力が容赦なく描かれていることもあり、読了後は絶望感と虚しさに包まれました… 架空でも現実でも、アウトローな毒親は登場しますよね。 メシアちゃんが唯一の一服の清涼剤になってました…それなのに… ハードでシビアなショート・ストーリーでした。
恋愛漫画かバトル漫画が始まりそうな、かわいらしい女の子たちだけど、これはギャグ漫画。 理不尽系コメディと、ほのぼの系と、こち亀系のオチが混ざっていて、フルコースを味わっている気分を楽しめる。 「何を見せられているんだ…?」と、フリーズしそうなほど、フルコース。 登場するのは、清純派かつ高校デビュー元ヤンキーの「虎視虎子(こし とらこ)」、勝手につけられた愛称は「こしたん」。 そして、虎子の真の正体を鹿の角パワーで見破る、鹿と人のハイブリッド「鹿乃子のこ(しかのこ のこ)」、愛称は「のこたん」。 鹿の角が生えた女子高生・のこたんは非常に不可思議な存在、でも周りは彼女の不可思議さに疑問を抱かない。 他作品でいうと、『ジャングルはいつもハレのちグゥ』に登場する、グゥのよう。 読んでいると、のこたんの不可思議さばかり見てしまうけど、そもそもあの鹿の角がおかしいような、おかしくないような。 悩み始めると、自分も謎の力に汚染されて、疑問を抱かないようになってしまっているのでは、とおかしな妄想をしてしまう。いや、そもそも、そんなことを考えるのがおかしいのであって、鹿の角は普通なのでは?? ギャグ・コメディ枠にあって、またまた〜と読み始めたら、ものすごくコメディで、何かがとっても崩壊しそう。
このマンガが始まった当時はこの他にもピュアな恋愛青春系のマンガはいくつか読んでいたと思うけど、気づけば続刊を買い続けていたのはこれだけになっていて、そしてこのたびついに完結まで読み切ることが出来ました。感慨深いとはこのことか。 恋愛のヒリヒリとかハラハラ、ドロドロとは程遠いし、かといって感動とかとも違くて、強いて言うなら、「ありがとう。」なんだよな…我ながらキモすぎるけど言えることと言えばそれくらい。よくある「尊い」とかもなんか使われすぎて安っぽく感じるな。やっぱ「ありがとう。」だな。
ためこうさんの新作、死ぬほどうれしい。引きこもりニートの男のもとに、親の再婚により世にもかわいい妹がやってくる。しかし彼女は「筋トレ」女子で…。 彼女の存在によって、頑張ることが出来ない男の生き方が180度変わっていく。すごく前向きになれる読切です。筋トレ、やってないけど習慣にすることができれば楽しいんだろうなーと思う。思うだけ…。
サンデーの読切は名作が多い。 具体的に参考になるわけじゃないけど、生きるうえでの指標というか、拠り所にたいなものにしたくなるような話だった。
1巻読了。 ねこにもおじさんにも癒されます。 ねこに転生したおじさんを飼うことになったのは、勤務先の社長。 会社とは、全く人格が違う自宅での社長。 このままいくと仕事が回らなくなりそうなくらい、ねこを溺愛(笑) 社長が居ない時に、TVを見たり、ネットサーフィンをしているのがバレないように、監視カメラを床に落とす、ねこあるあるの荒業を実行し、自由気ままにねこライフを満喫するおじさんなのである。 おじさんが居なくなっても、問題なく会社は回っているようである。
1巻読了。 主人公は、母子家庭で、母親は入院中。 その入院費、家賃、公共料金等の支払いのため、ハンバーガショップでアルバイトの日々。 さらに、学校ではいじめられていて、されるがままになっている。 それがある日、YouTubeで動画配信をしたらお金が稼げるとクラスメートのカメラマンと自宅からLIVE配信中、途中で切れていたと思っていた動画が、配信され、再生回数が、1千万回を超え、100万円稼げることがわかった。 そして、その後・・・。 喧嘩動画を配信するとそんなに再生回数が伸びるものなのか・・・? フルカラーで読みやすいし、豊かな表情のアップが多く、面白い!! 喧嘩もYouTubeで学ぶ時代かぁ(笑)
読み終わって「えーこれ完結してないじゃん!!」という衝撃がすごかったです。この後に「X」があるけどそちらは未完なんですね…なんということでしょう。でもCLAMP作品は網羅してこそ楽しいところがあるから読んでよかった。みんなが好きな北都ちゃんのことも知れたしね! 30年前の作品になるけど現在でも価値観が通じる脚本で面白かったです。お母さんが犯罪者になってしまった男の子に対して「ニュースで報じられているのは現実だけど真実ではない」「君はお母さんに真実を聞くことが出来る」とか、シンプルだけど心に響くセリフがたくさんありました。
『四ツ谷十三式新世界遭難実験』や『地球から来たエイリアン』で様々な宇宙の生物を描いてきた有馬慎太郎先生が「怪獣」マンガを描く! https://yanmaga.jp/comics/%E6%80%AA%E7%8D%A3%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%A4 これまで有馬慎太郎先生が生物を描く上で、環境から何を食べるかとか天敵だったりとか、身体の機能性などまでしっかり考え抜かれたフォルムをしていたりするので、今回の怪獣のフォルムも気になったんですが、めちゃくちゃ怪獣って感じでよかったです! おそらく怪獣の被害によって家族を殺され軍隊に入った天涯孤独な主人公がアレを操縦することになるかと思うんですが、脳と同期する上での葛藤とかも描かれるのか楽しみです。でもそこは描かれたとしても序盤かな。 怪獣の出現と人間ドラマがどう絡み合っていくのか楽しみです。 それにしても最近怪獣マンガ増えたなーという印象。
漫画誌「キーホルダー」第1号テーマ「本」に掲載された、『ぷらせぼくらぶ』や『心臓』の奥田亜紀子先生の新作読切。 https://x.com/akikookuda6/status/1799269009067831583 https://www.folkbookstore.com/?pid=180925589 電子版は無いので「キーホルダー」を買うしか読む方法ないのもまたいいですね。 数年ぶりに会った大人の女性二人。柊さんと遠嶋さんは高校時代からの付き合いだ。 当時、中学時代の友人を介して知り合った小説が趣味な二人は、帰り際にお互いもっと話したいと思い、その日のうちに意気投合。そんな頃から何年も経って、お互い結婚もして、子供も出来たり。 互いの事情に気を遣い合いながらも、それでも散歩しながら出逢った頃のように楽しく話す二人。この二人がいればいつでもあの頃には戻れるけど、当然周囲の環境も変わってるから時間の終わりもあり、現実に引き戻される。 あの頃もよかったし、お互いいろいろ変わったいまもいいんじゃない?と思わせてくれる素晴らしい読切でした。 やっぱり僕は奥田亜紀子先生に絶大な信頼を寄せているみたいで、今回も間違いなかった。大好きです。時間の経過や気持ちの拠り所、ここで起きていないこと、心の繊細で深いところまで描いていて最高でした。 大阪在住だったら『キーホルダー』展に行きたかったな。 7/15までやってるとのことなので、行ける方はぜひ。
大きいものに取り入ることが悪いわけでもないし、ビジネスってそういうものと割り切ってしまいがちだけど、ビジネスにならなくてもより自分の目標ややり甲斐に近い方を選ぶのもまた仕事のあり方のひとつ。 最初はコメディなのかと思ったけどとても真面目な内容です。良かった。
デビュー作からじゃりン子チエ連載後の読切まで収録されている短編集ですが、絵柄がまっっっっったく変わっていないことに驚いた。ユニークな猫キャラやいきいきとした子供などもすでに描かれていて、31歳でのデビューとはいえこれほど最初から作家性が完成してる人は珍しいのではないだろうか。巻末には作者本人の各話の解説もついてますが、Wikipediaなどもあわせて読むと「あの話も実体験が元になってるんだ」と分かって面白かったです。
そういう方向ではなかった。 幽霊は出てくるけど、ちょっと違う。 清朝時代の、台湾の女性たちが描かれている。 そこから生まれた、悲しい運命の女性たちとその物語。 当時の女性たちは悪霊になったほうが自由で、できることも多いのでは、と主人公が思ってしまうほど、女性が許されていることは少ない。 さらに見知らぬ男に誘拐されかけて暴れても「娘の躾している、こいつは〜〜」といえば、周りはすんなりと納得する。 大きくなって結婚するとしても、持参金をたくさんもらえば、嫁入り道具は高価なものを用意しなければいけない。 ほとんどの人が貧乏な時代、酷な制度だ。 結婚したらしたで、妻は男を産めと期待され、もひ生んだのが女ならば、男でなかったことへの悲しみに加え、この子も自分と同じような人生を歩むのかと絶望に暮れる。 どうやって男を産むかという民間信仰もコラムに書かれているのだけど、書かれた方法の多いこと、多いこと。 そんな時代なので、女の子が生まれたら親が殺してしまうことも多々あったらしい。 その結果、女が少なく、結婚できない男が増えた。 そこで発明されたのが、幼女を家に迎えて育て、息子の嫁にするという方法。光源氏もびっくり。 というように、作中でも説明されているとはいえ、背景知識がたくさん必要なので、予備知識がない私は2周目でようやく話を追いながら読むことができた。 こわいというより、悲しい話だなと思った。 たしかに、幽霊は出てくるのだけど。
以前軽く試し読みして以来、1巻無料!とのことでいま読んでみたんですが…!めちゃくちゃかさねちゃんと榎田さんが可愛い!!女装好きな榎田さんを支える、という体だったけどかさねちゃん(どころか二人とも)どんどん恋愛的な意味で惹かれてても~~可愛い。キュンキュンする。ちゃんと大人男女の恋愛漫画してる感じがいい。お買い物デートシーンはとっても萌えました。 ふわふわパンケーキや憧れの人にドキドキしたり、可愛いお洋服見て可愛い!着てみたい!って気持ち、大事だよね。 あとがきと初期設定のページまでじっくり楽しめました…!
ダメダメな主人公ものかと思いきや、しんどい生活の中でしあわせ探し系?いや……新たなドカ食い気絶もの、か……?!2話まで読んだけどまだ気絶はしてないからセーフかもしれん……。 1話初っ端マジでつらい系の話かと思ったけど、あゎ菜ちゃんが幸せそうなんでええかぁ。やもちさんが癒しすぎる。そしてきゅうり×マヨネーズめちゃくちゃやりてえ~~~……。
「魔女たちの心臓」と同じくイシコ先生の新作。やっぱりこの作家さんの世界観や絵の雰囲気や、少し切ないけどあたたかいストーリーがめちゃくちゃ最高だ……!!大好き。 絵本のような絵柄で可愛くて見やすくて、レイニーとライラック、そしてチュンさんといった面白く個性豊かなキャラクターたち。やりとりが前作に引き続き、テンポ良くて面白くて好きです! そんでレイニー手作りの竹の入れ物に入ったお弁当、食べたすぎる。お腹空いちゃう……。
短編集である。 全然知らなかったけどおすすめから立ち読みしてそのまま買いました、ナンバーナインでの電子化作品。ありがてえありがてえ いずれもツンデレやらギャップやら属性やらで色々手の込んだカップル設定があり、それぞれうまくいってよかったねというオチまでは固定。 設定からの過程がよく出来ていてイイねって押したい。 あと絵が可愛いのはやっぱ大事ですよね、ショートカットの子が多めなのもまたよかった。身長差とかも良い。 色々な人のツボが十分に詰め込まれた短編集になっているかと思われます。
月刊チャンピオンは気に入って毎月買っている雑誌。不良漫画が好きで色々見ていたところ久々の新連載。それも不良漫画。期待大ですがどうなるかはわなりません。楽しみです。
「ゆいちゃんの推し」がよかったので棉きのし先生前作のこちらも。こっちもめちゃ泣けました。みーちゃんの幸せを願わずにはいられない…。 無責任な親が本当にキツくて苦しくて、悲しさもだけど怒りも湧きました。みーちゃんのモノローグもつらかった。だけどミケくんがいてくれて声をかけてくれて。すごくいい表現をしてくれる優しい子と出会えてよかったねえ…とまた泣きました。あとミケくんの察し力すごい。 オチもこれでいい、これがいいな、と思いました。自分をほんの少しでも受け入れることのできたみーちゃん、とっても強い子。
めちゃくちゃ泣いてしまった…こういうのに弱い…。 メン地下アイドルのツバサくんが大好きなゆいちゃんの話(正直私もツバサくんのビジュ好きです…)。ツバサくんだけでなくお母さんのことが大好きで大事にしようとしているゆいちゃんが、健気すぎて泣きました。でもお母さんの方の心情もしんどくて、愛があって。終盤は号泣です…。 最後の1コマも最高に大好きです。読めて良かった。普通にゆいちゃんとお母さんのビジュも美しくて可愛くて好き!
日常生活でも聞くことはなさそうな、お嬢様言葉。 悪役令嬢の転生先は、現代日本(彼女にとっては異世界)の殿方、もとい、おっさん。 頭髪は心もとなく、体型はその食生活が伝わってくるフリーダムさ、身長はいかほどなのでしょう。 街なかを出歩いて、令嬢らしく振る舞えば変質者扱いされるその姿。 おまけに、洗っても洗っても、全身から消え失せない臭い。 さらに布も臭う。 令嬢とは無縁の生態。 近くに存在したらたしかに距離を開けてしまいそうな人だけど、読むほどになんだかいたたまれなくて、加齢臭って、本来はフェロモンなんでしたっけ…とか、おっさんの精神は残っているんだろうか、と詮無いことを考えてしまう。 とはいえ心根は悪役とはいえ、ご令嬢なので、きっと清らかな展開があるのかもしれない。 次話が楽しみ。
カタブツイケメンの主人公と、エヘラエヘラした食えない敵役の美形男の対比が最高 知恵比べにハラハラする 敵役が想像した「小学生の時の主人公」が、今のままの顔でランドセルしょってたりと、たまに笑わせにくる
脳みその恐怖を感じる部分をアミグダラというらしいです。人間の恐怖感情を誘発させる鉱物があり、それを使って残忍な事件を次々と起こさせる犯人がいる。犯行動機は一体何なのか…?自分的に分りやすくあらすじを説明するとこうなるんですが、関西の田舎町が原子力発電所の廃棄物処理場に選ばれたところから物語が始まってたり、割とストーリー構造としては複雑です。でも読みにくいとかはないですね。サスペンスものとしては絵の迫力が物足りない気もしますが、残酷なシーンも多いのでこれ以上怖かったら読むのやめてたかも。主人公が善人になり切らないラストが特によかった。
「チ。」にも通ずる思想を主題にした作品。信じる心の強さと怖さを感じます。マルチのセミナーに参加する人も、福祉サークルやNPOに従事する人も、陰謀論にとらわれる人も、同じ心理状態にあるよう。 渡辺がFACTに近づいて以降、この話はなんなのかよくわからない感覚で読み進めてしまいました。夢オチがくるんじゃないかのような、と疑いながら読んだ印象です。渡辺、本気で言ってんのか!?と。一方で、すべてお金で換算される価値観を否定しているシーンでは、確かにそうだよななんて共感しちゃったりして、という意味で思想の形成過程を体験したようで怖さを感じました。 3巻の終わりに、「次号完結!」とありましたが、ほんとに完結する?あと1冊でこの状態からまとめられる?!というのが率直な感想。1巻最初のシーンなんかいまだに全く繋がり見えてこないし、疑心暗鬼マンガです。 とても面白いです。おすすめです。
新惑星を発見した学者が自分の娘と同じく「レミナ」という名前を付けたところ、娘のレミナが絶世の美少女だったので話題性も高まり芸能デビューまでしてしまう。しかし惑星レミナが地球に接近して人類滅亡の危機が高まると、民衆がレミナ親子を親子を襲い始めた…というパニックサスペンスです。 こういうジャンルでは人間同士のゴタゴタもお約束ですが、最初はただの惑星だったのが段々と意志を持つ生命体のようになっていくのがすごい画力で表現されていくので見応えがありすぎるほどありました。壮大な物語のラストを「アハハ」「ウフフ」で終わるのもすごいな。これが今やってる原画展で見れたら嬉しい。
『原子力マフィア編』は気高きアウトローの白竜さんが「シノギの匂いがする…」と言って原子力発電所の闇に切り込むという内容なのですが、連載中に東日本大震災が起きたことで「白竜は予言書だった…!!」と話題になったそうです。一時は連載を中断し2年半後に再開されたという事情を踏まえても、芯を食った内容であることは理解していただけると思います。白竜シリーズを未読の私でも問題なく楽しめたので気になった方はぜひ読んでみて下さい。
この読切が『邪神の弁当屋さん』と共に連載漫画化した事を知り、読んでみたのですが…うん、謎が多い!! 最後のオチにも「???」な状態で見ました。 けど、「読切の連載化」は嬉しい事に変わりはありません! 期待を込めて#読切応援つけときます。 https://x.com/ym_shiraki/status/1807613111589114230
アイデアが面白いと思った。神のデザインも。 人が、亡くなった誰かのあとを追うことがあるのも、ある意味、故人というエサに自分からしがみついて釣られるようなものなのかもしれない
まさかの…監督・白石晃士による映像化…(震え声) 『ミスミソウ』同様にヒットするのが目に見えてワカリマス 映画『サユリ』公式サイト https://sayuri-movie.jp/index.html 映画『サユリ』公式(@sayurimovie2024) https://twitter.com/sayurimovie2024
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 「ソランジュいい奴だな」 「この読切、結構良いマンガだから連載してくんないかなー…」※本当に連載漫画化する事を知る由もなかった… ・特に好きなところは? ①決して人間嫌いにならず慎ましく生きるソランジュ(人間名:レイニー) ②強面だが好漢なライラックの誠実さ ③噛み癖のある裏路地の子(大人を信じない問題児)を取り押さえた上で説教を垂れて黙らせたレイニー ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 「レイニー」ことソランジュとライラックの親交を応援したくなります。 コミックDAYSを通じて連載版が見れる日を待っています。 https://x.com/ym_shiraki/status/1807613111589114230
17年ぶりの新刊が出ましたね。今まで単行本未収録だったものをまとめたものなので描き下ろしはありませんが、やっぱり働きマンおもしれぇ〜!!となりました。SNSの感想でも「働き方は変わったけど…」という意見を多く見ましたが、個人的にはそうは思わなかった。確かに過労死とかは嫌だけど、30話に出てきたピザ屋のお兄さんみたいに「こんな仕事辞めてやる」って絶望して、しかも退職日が土砂降りの雨の日で、でもそんな日に校了終わりでクタクタの週刊JIDAI編集部にピザ20枚配達したらむっちゃ喜ばれて報われる、なんてことがあるから人生って楽しいじゃないか!それこそが働くことの醍醐味ってものじゃないの?そういう物事の核の部分が描いてあるから働きマンは面白いし古びないと思いました。本屋さんの棚を見てもむちゃくちゃ売れてるしみんなも待ってたんだな〜と感じましたよ。続編として「松方弘子45歳」の連載なんてどうですか?