押見修造先生の表現はどこまで進化するのか
押見修造先生の最新作。新たな代表作である「血の轍」も出身地の群馬県が舞台になっていて実体験がベースにあるような気がしましたが、今作「ひろみ」はよりそれを感じました。ペンタッチがいい意味で力が抜けているのも、頭の中の朧げな記憶をそのまま描き表したい意図があるように思えました。すでに「血の轍」の時点で、研ぎ澄まされた心理描写は誰も真似できない地点にありましたが、押見先生の表現がこれから更に進化することを予感させられますね。物語の展開としてもちろん後編が気になりますが、その前に子供である主人公に罪悪感を植え付けた女教師はマジ許すまじ…!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※
最初から不穏な感じがしていたけど最後までなんとも言えんかったな
・特に好きなところは?
度々出てくる後悔の表現
・作品の応援や未読の方へオススメする一言!
このタイプのマンガは好きなのだが一概に面白いとはいいにくいね
本宮ひろ志の「白い夏の日」を思い出したよ