ペコロスの母に会いに行く
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あらすじ
母は、人生の重荷を下したかのように、ゆっくりとゆっくりとボケていきました─ 62歳、無名の“ハゲちゃびん"漫画家が 施設に暮らす認知症の母との 「可笑しく」も「切ない」日々を綴った 感動のコミックエッセイ! 40歳で故郷長崎にUターンした漫画家(62歳)が、親の老いを見つめてきた日々の、笑えて、温かくて、どこか切ない家族の物語。 主人公は、認知症と診断され施設に暮らす現在89歳の母。母が見せる「人生の重荷を下ろしたとびっきりの笑顔」や、著者のはげた頭を見て名前を思い出すエピソード、時折つぶやく亡き父との思い出話などを描いたコミックエッセイです。 「忘れること、ボケることは、悪いことばかりじゃないんだ。母を見ていてそう思った」
森崎東の追悼特集に通っている日々であります。森崎東というのは『ペコロスの母に会いに行く』を遺作にして亡くなった映画監督で、彼の撮る映画、これがまたとんでもない! 館内は幕開けから幕下りまで老若男女の笑い声に包まれるんですけど、これがしだいに笑い声と咽び泣きとが入り混じるようになる。みんなあんなに大笑いしていたのに、幕が下りて明るくなると、みんなくしゃくしゃに泣き崩れた顔を覆いながらそそくさと館をあとにするんですね。人前で泣くのは恥ずかしいですから、ピンと気合いを入れて嗚咽しそうになるのを抑えているんですけど、溢れた涙がどんどん顔をつたっていく。こんなご時世ですからマスクが涙でびしょ濡れになって、呼吸をするごとにぴたぴたと顔にひっついてきて堪ったもんじゃありません。 今回の特集は22タイトルもあり、その中には当然遺作のペコロスも入っているんですけど、まあ、22タイトルもありますから、ペコロスは公開時にも観に行っているし、ソフト化もされているから今回は観なくていいだろうと思っていたんです。 ところが、ある夜、感慨に耽りながら家に帰ってきて、名残り惜しさにユーチューブで予告編なんかを観ようとするわけですけど、森崎東の映画はほとんどがソフト化されていませんからユーチューブにも動画がほとんどないわけです。それで致し方なくペコロスの予告編をうっかり観てしまったのが時の運、館内で涙を堪えていた分、色んなものが一気に溢れでてしまって、もう嗚咽が止まらくて止まらなくてどうしましょう! そのときペコロスさんは黒い帽子を被っているんですけど、呆けたお母さんは息子を悪い人だと勘違いする。それでペコロスさんが帽子をとってハゲた頭をお母さんに見せつける。そのハゲ頭でお母さんは息子のことを認識してベタベタとハゲ頭を撫でまわす。笑えるんですけど、なんか同時に涙が止まらなくなるんです。この予告編にやられてしまって本編も観に行くことに決めたというわけです。 平日の最終回でしたから、観客はそんなに多くなくて、たぶん30人くらい。でも、主にハゲネタを中心に30人がずっと笑いっぱなしで、しかも、じぶんの座席から見えるほかのお客さんの半分くらいの後頭部が同じようにハゲあがっていて、それがとても愛おしいんです。 映画の時間が進むにつれて、お母さんの呆けも進行する。ついにはハゲ頭を見せてもペコロスさんは自分のことを息子と認識してもらえなくなる。また知らない人が来たといって暴れるんです。そのとき鎮静剤で眠ったお母さんの姿を、ペコロスさんはあの丸みのある愛らしいペンタッチで描いていく。このあたりから涙事情は相当にやばいわけです。お母さんの部屋の壁にペコロスさんのお母さんの絵がだんだん増えていく。よく撮られていたのは「母ちゃんいつもありがとう! 忘れてもよかけん、ずっと元気で!」という言葉の添えられたお母さんがピースしている絵。もうマスクが顔にぴたぴたひっついてきて堪ったもんじゃありません。 この時点ではお母さんを演じている赤木春恵とペコロスさんの絵がじつはそんなに似ていないことは特に気にもしなかったんですが、泣き腫らしながら迎えたエンドロールで、なんと、もうひと仕掛けある。撮影を見学に来られた実際のペコロスさんとお母さんのオフショットがエンドロールの脇の小さな画面に流れているんです。そのお母さんの顔がペコロスさんの描くお母さんにそっくりなんです! ただでさえもうお釣りがくるほど涙が流れているのに、そのことに気づいたときには着ていた服の衿口に顔を隠しましたよね。
影絵が趣味
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アイアムアヒーロー in NAGASAKI
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あらすじ
累計600万部突破、大ヒットZQNパニック『アイアムアヒーロー』の公式スピンオフ!! 第一弾の『アイアムアヒーロー in OSAKA』は既に重版出来! 『~in IBARAKI』と同時発売で、列島続々感染中!! 『~in NAGASAKI』の舞台はは長崎。穏やかな海を誇る街での大パニック。高校中退のカメラ小僧とリア充弓道女子が出会ったとき、新たなヒーローが誕生する!!
ずんだれ
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あらすじ
漁師として自分の船を持つべく故郷の長崎・五島列島に帰ってきた攻一。しかしアルバイトで貯めたお金は親父がスナックの開店資金に使い込んでいた。しかもその親父は母を捨て別の女の家に…。元腕利きの漁師だった親父をどうしてもまた海に出したい、その思いから攻一は一人漁師を目指すが…。親と子の長崎人情物語!
ぺころすのははのたまてばこ
ペコロスの母の玉手箱
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あらすじ
長崎を舞台に、認知症で施設に暮らす91歳の母の「今」と「昔」を、64歳の息子がどこまでも優しく切なく漫画で描く。ベストセラー『ペコロスの母に会いに行く』の作者の第2弾。週刊朝日で好評連載中。
ぶるーはいじ
ブルーハイジ
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あらすじ
ある事情で東京の高校をやめ、長崎の片田舎に引っ越してきた女子高生・相地。真っ青な海、どこまでも続くあぜ道、コンビニすらない静かな町……。何もない場所に来て、何をしようとしているのか。やがて2学期が始まり、相地は新しい高校で再び吹奏楽部に入部することになる――。ゆっくりゆったり吹奏楽青春劇!
フォトガラ屋彦馬
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あらすじ
幕末長崎-文久二年(1862)上野彦馬は日本初の商業写真師として撮影局を開業した。彼は、写真を通して江戸・幕末を記録してきた・・・浪漫溢れる異色時代劇!!
なみにはなかげつきにやいば
波に花影 月に刃
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あらすじ
舞台は江戸中期の長崎。幕府の目を盗み、役人と商人が暴利を貪る貿易港――。江戸情緒の中に舶来の香り漂うその土地に、江戸の吉原から美しい太夫・蔦花がやって来た。利発で艶やかな彼女だが、裏の顔はなんと、長崎の海に現れた海賊の頭だった…!?
とんびのしまから
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あらすじ
長崎・五島列島で生まれ育った、岩谷テンホーが自身の幼い頃を振り返り、心に残る懐かしい想い出を描いた回顧録! 家族との忘れられない出来事、初めての体験、秘密の探検などなど、笑いあり、哀愁ありの味わいあるエピソードの数々をお楽しみください!
いりーがるめさいあしんそうばん
不法救世主
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あらすじ
江戸時代中期―― 長崎に流れついた異国の男の使命は、いつか日の本の国に生まれると予言された“救世主の血脈”を断つことだった!? 男は、長崎丸山で一番の染花太夫と結ばれるのだが… 彼等は数奇な運命に巻き込まれていくのだった。篠原烏童の長編・異色オカルト時代劇ロマン!! ※以前販売しておりました分冊版を合本したものです。本文内容には変更はございませんのでご注意ください。
どろくれもん
どろくれもん
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あらすじ
長崎県の五島列島に住む宇土のぼるは、常に人様に迷惑をかけながら、自由に生きている男。地位も名誉もプライドも一切気にせず、寝たいときに寝て食いたいときに食って、後はひたすら女を追い回す!通称どろくれもん(なまけ者)ののぼるが島に旋風を巻き起こす?
てんにょでんせつ
天女伝説
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あらすじ
キリシタン弾圧から逃れた信徒たちの聖域“長崎”。妖しい異国情緒を漂わせたこの街で、男は探し求めていた運命の女・真理乃に出逢った…。異色ミステリーの表題作ほか、2編収録。
かげろういなづまみずのつき
陽炎 稲妻 水の月
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あらすじ
【陽炎の章】吉原の門をくぐった少女のあの日、胸に小さく灯った恋は……。/【稲妻の章】客(おとこ)を手玉にとって何が悪い。世間知らずの若侍は絶好の相手だったはずが……。/【水の月の章】もう一度あの頃に帰れたように、ままごとのような恋をした……。江戸・吉原を舞台に、生涯に一度、すべてを捨てて貫いた恋の物語3編と、シーボルトと遊女・お滝を描いた『長崎慕情』を収録。