あらすじ幼い頃に、義父に厳しく育てられた速水真澄は人を愛することを封印し、心を閉ざしたまま成人した。その速水が唯一、心を奪われたのは11歳年下の少女、マヤ。一方、マヤは紫のバラの贈り主が速水と知り、速水の気持ちを確かめたいと切に願う。「紅天女」の二人の候補、マヤと亜弓、この演出家の候補、小野寺と黒沼、そしてマヤの相手役は、なんと桜小路。一行は「紅天女」の故郷へと…。
お芝居を扱った作品をあまり読んだことがないということもありますが、 マヤの狂気じみた天才的な芝員の凄さが伝わってきて、 漫画で芝居の凄さをここまで表現できるのは凄いと、子供ながらに感動したのを今でも覚えています。 話の大まかな枠としては、 好敵手と競い合いながら、何者でもなかった主人公が才能を認められてのし上がっていくシンデレラストーリーに加え、 恋愛要素もあるという王道チックな感じですが、 何よりここまでバチバチな演劇漫画は未だに読んだことがないので、 今も昔も唯一無二な作品なのではないかと思います。 漫画を全く読まない祖母が唯一読んでいる漫画でもありますので、 何とか祖母が存命のうちに紅天女の主演を決定して完結してほしいと心から願っております。。。