実家のような安心感
内容については普通の異世界召喚モノですが、(原作については未読なのでわかりませんが)コミック版はノリや絵柄が昔懐かしい感じがします。今このノリに触れると結構キツいものがあるのは事実ですが、一昔前のコミックブレイドやREXなどを愛読していた30代オタクの私にとってはどこか実家のような安心感があります。 あと裏表紙のあらすじ文、 「〜〜に送り込まれて……。」 「〜〜を訪れるが……。」 などで終わる構文、完全に昔ながらの少女漫画って感じですよね。絵柄もキラキラしてて顔はやや古いですが可愛いです。 内容は絵柄に反して血みどろの戦いなのでギャップに驚かれるかもしれませんが、これも言ってしまえば「実家」なんですよね。
あの世界の神様視点のひどい言い草はなんだかなと思う。
でも、みなブサイクではないような。
主人公は地味顔ではあるけど、ブサイクというほどではないと思う。
オークが云々とあるけど、それほどひどい絵柄で描かれていない。主人公とは方向性が違うけど、キラキラした顔の豚に思える。
神様が神様だから、獣臭さを感じる容姿の生き物など存在しえないんだろうか。大蜘蛛はいるけど。
そんな感想を抱きながら読むと、人間は少ないけど、そんなもんかなという気がしてくる。
そういうキャラクターしか出てこないのもあって、そんなもんかなという気がしてくる。
なので読んでいると、あの世界の神様はひどいなあと、そんな感想が積み重なってくる。