私のアリカ 藤沢もやし 隈屑
あくまでもフィクション
賭博黙示録カイジ 福本伸行
この漫画を読んで小手先の心理戦を会得したと思い、賭け事が得意だと勘違いしている奴が多そうで草
あくまでもフィクションです。
あんなクズ人間のカイジがギャンブルだけ才能があるなんてあり得ない。
現実は底辺でいる奴らはずっと底辺。
抜け出す事なんてない。
(自分で感想を書いていて胸が痛い。自分もクズ人間だから・・・・)
上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押しつけられる。遠藤に誘われるままカイジは負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。そこで行われるのはカード12枚を使った「限定ジャンケン」。うまく勝てば借金は帳消しだが、負ければ命の保証は無いというものだった……。
連載開始時に掲載誌であるヤンマガを読んでいたので、すごく覚えています。なんか少し暗くてアウトロー感があって、それでいてすごくためになり、考えさせられるマンガで、しばらくずっと単行本が出ると買ってました。
けっこう人を選ぶマンガなのかな、と思っていたのですが、なんのなんの、なんと実写版映画とかにまでなって、大多数の国民が「カイジ」といえば「ざわざわ…」のマンガでしょうというくらい知名度の高い作品となりました。
けっこう内容も攻めていて、積み上げてないヤツはウスノロだ、根暗だ、いけすかないマイペース野郎だ、とすごい正論で芯を喰った指摘がズバズバ出てくるのですが、わたしのように全く積み上げてない人間からすると、ものすごく身につまされるようで、読んでてソワソワしてしまい、いまいち「面白かった!!」だけでは終われない気持ち悪さがあり、心底楽しみきることができなかったりします。
そんなこともあって、ここまで多数の人に支持される作品になるとは思っていなかったのですが、ただ、面白いことはヒャクパー間違い無いです。
ちなみにこの後もシリーズが続いていくのですが、本作品で出てくるギャンブルは以下のとおりです。
■限定ジャンケン
■鉄骨渡り・人間競馬編
■鉄骨渡り・電流編
■Eカード
■ティッシュ箱くじ引き