無印のBLUE GIANTはドラムの子が頑張ってるら辺までしか読んでないのですが、いろいろあってSUPREMEの4巻(ラファとブルーノがバーで「真実か挑戦か」をやるとこから始まる巻)を読んだらあれよあれよとハマってしまい
4巻→11巻→1, 2, 3巻
……と、気付けばスターウォーズみたいな読み方をしていました。
最後のフェスのとこの、関係者・恩人大集合みたいなパートを見てから序盤読むと「はあ〜〜!!こんなキーパーソンばっかだったんか……!」と感激しまくりでした。
特に50ユーロ!意味メッチャ重いじゃん!!
ドイツに来て理由もなく親切にしてくれたクリス。その親切にしたイタリア人の彼との再会……熱すぎる。
大の英語の喋れなさがリアルだし(Ukraineは絶対わかんないよな〜と共感)、「アジア人のジャズ」扱いされるし、ドイツのジャズシーンメッチャ独特(クラシック聞くみたいに聞く)だし。ハンナとの出会いと再会も「運命(No. 5)」的で、最初はあんなにクールな性格だったんだな〜と意外でした。
最初から最後まで綿密に描かれているからこそ、どこから読んでも辻褄が完璧に合い面白いんだな〜と感服。
あととにかく絵の熱量がすごい……絵自体に力強さがあるからセリフなしのページが何ページも続いても気まずさみたいなのが一切ない。
(サックスだけでも充分聴ける演奏やれちゃう大みたい)
電子書籍だと各巻、演奏シーンなどのクライマックスではフルカラーになるところもストーリー展開と相まってグッときました。
正直言って、無印を読んでるときは大の「中途半端に正しく、中途半端にドクロベーみたいな仙台弁」が本当に苦手だったんですが、第2部はストーリーが面白すぎて全く気になりませんでした!
その他にも舞台がヨーロッパということで、外国にいる孤独感とワクワク感と風景の美しさが方言の違和感を凌駕していました。
今回のことで、基礎知識だけあればBLUE GIANTはSUPREMEから読んでもメチャクチャ面白いし、なんならスターウォーズ的に読んでも面白いのでこれから読むという人は試してみてください!