祖母が存命のうちに完結してほしいです
お芝居を扱った作品をあまり読んだことがないということもありますが、 マヤの狂気じみた天才的な芝員の凄さが伝わってきて、 漫画で芝居の凄さをここまで表現できるのは凄いと、子供ながらに感動したのを今でも覚えています。 話の大まかな枠としては、 好敵手と競い合いながら、何者でもなかった主人公が才能を認められてのし上がっていくシンデレラストーリーに加え、 恋愛要素もあるという王道チックな感じですが、 何よりここまでバチバチな演劇漫画は未だに読んだことがないので、 今も昔も唯一無二な作品なのではないかと思います。 漫画を全く読まない祖母が唯一読んでいる漫画でもありますので、 何とか祖母が存命のうちに紅天女の主演を決定して完結してほしいと心から願っております。。。
芝居に対する狂気。執着と熱意。
普通の少女だった北島マヤは、お芝居のチケット1枚を手に入れるためにボロボロになるまで働き、冬の海に飛び込みます。その狂気に満ちた姿に周囲は恐怖さえ感じます。この物語は、可愛らしい少女漫画ではなく、迫力満点のガチンコ物語なのです。
やがてマヤは月影先生のもとで演劇の修行をはじめ、その天才っぷりを発揮していきます。ライバルとの戦いや自身の葛藤などが劇中劇とリンクしていきます。
この劇中劇の迫力もこの漫画の魅力です。
なお、紅天女の争奪戦は1976年の連載開始から長年のテーマですが、2020年現在いまだに決着がつきません。