パニック
タイトルからして冒険ものか何かかと思って読み始め、読破したあと「パニックホラー」だったことに気づいた…。読まなければよかった…。怖すぎた。面白かったけど…。ドラゴンヘッドではなくて「リュウズ(竜頭)」っていうもう少しホラーっぽいタイトルにしておいて下されば、読まなかったかもしれないのに。ノブオのボディペイント本当にトラウマ…
20世紀最後に放たれた、恐怖の大巨編「世紀末サバイバル」!!修学旅行帰りの新幹線は、突然のトンネル落盤事故によってすべての光を失った……!!闇につつまれ、血みどろになった凄惨な“墓所”。生存者はテル、アコ、ノブオ、3名のみ。ほか全員、即死……。酸素も食料も出口すらも断たれた少年たちは、次第に壊れゆく「心」と闘いながら、動きはじめる。たったひとつの“希望”――「東京に、家族のもとに帰ること」を、生き延びるための支えとして……!!!!
序盤から中盤にかけてのドキドキ感は半端じゃありません。ミステリアスな雰囲気が満載で、この先どうなっていくのか続きが気になって気になって。ただ、やっぱりみんな思ってることだけど、最後がねえ。もう少しいい感じに終わらせてくれたら、最高の作品になってたと思うんだけどなあ。でもそれを差し引いても、あの何とも言えない、独特の世界観は格別です。