雁須磨子先生はその年齢にしか分からないリアリティーを描くのが上手い。『かよちゃんの荷物』は30歳についてだったけど、この『あした死ぬには、』には40歳のあるあるが詰まっているんだと思う。これは近い将来の私の話だと共感しながら読みました。主人公の多子(さわこ)さんが自分自身の急激なメンタルの変化を更年期だからと決めつけて終わるのではなく、今まで現れていなかった自分の本質の一部ではないかと捉えていたことが印象的でした。このシーンはとても重要だと思うのでぜひ読んで頂きたい。男性にもおすすめです。

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来月発売の2巻には雁須磨子先生とよしながふみ先生の対談が収録されるらしい!まじでこれを読むまでは死ねないと思うくらい嬉しい!

2巻読んだ!今回も見どころが多い。

・多子さんが大事な仕事の日に寝坊してしまう冷や汗シーン
・もう一人の同級生の鳴神さんはもう長いこと無職だった
・ガン宣告を受けた有岡さんとその幼なじみと野球を観に行く

個人的に好きな場面はここかな。
いいことも悪いことも毎日起こりますね。

最後に出てきた有岡さんがゲッソリしてたのが衝撃的…。

みんな一度は思ったことあるけど口に出したことはない、みたいなことを漫画で言ってくれてて共感せざるを得ない…

3巻も面白かった〜!!!主人公の多子さんも同級生2人も人生色々あるなぁ…。有岡さんこのまま死んじゃうんだろうか…。せっかく多子さんといい感じになったのに…。あとがきでは先の展開はあまり決めずに描いてますって言ってたけど。

4巻!祝・完結!!有岡さんの映画が完成して本当によかった!多子さんと有岡さんのイチャイチャシーンがなんともいえない気持ちになる。切ないけど心があったかくなるような。いい終わり方だった。自分も中学時代の同級生と疎遠になってるけど40歳くらいになったらまた会いたくなったりするのかな〜と思いました。縁が切れてないといいな。

あした死ぬには、 1巻
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