【もうすぐ終了!】大橋裕之原作マンガ『音楽』の長編アニメーション映画の応援プロジェクトやってますよ!

大橋裕之のマンガ『音楽』の長編アニメーション映画化に向けた資金募集が、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で行なわれているのをご存じでしょうか?

映画「音楽」予告編

『音楽』予告第一弾 監督/岩井澤健治 原作/大橋裕之 予告編音楽/伴瀬朝彦 映画「音楽」クラウドファンディング https://www.makuake.com/project/eiga-ongaku/ 映画『音楽』公式Twitter https://twitter.com/eiga_ongaku

大橋裕之のマンガ『音楽』は、2009年に太田出版から発売された単行本『音楽と漫画』に収録されたマンガで、楽器を触ったこともない不良学生たちが思いつきでバンドを組むところから始まる話。この作品のアニメ化については、2012年に岩井澤健治監督、プロデューサーの松江哲明らによって発表され、今もなお制作が続けられてきています。

その年月、実に6年。

今年の6月で7年目に突入しているのですが、その間、一度も制作中断はしてないとのこと。制作の進捗的なものはこのブログに随時アップされているので、これまでの歩みが気になる人はぜひチェックしてみてください。

なぜ、制作に時間がかかっているのかというと。。。

皆さんが普段観ている劇場用のアニメーションというのは、数百人の制作スタッフの手によって作られていると思うんですが、この作品はなんと……ごく少数のスタッフと岩井澤さんが監督業と同時に作画、美術、原画動画の約半数、2万枚以上も自ら手がけているんです。このコツコツぶり……ホントにすんごい。

しかし、今のような監督オンリーでの作業だと来年の公開は非常に難しいとのことで、完成までのスピードアップとクオリティの向上を目指そうと、クラウドファンディングでの資金募集を試みた……と、いうわけなんですね。

今回のクラウドファンディング目標金額は350万円

集まった資金は、2019年の作品完成を目指して映像完成に必要な作画や美術、仕上げ、編集、撮影のために使用するそうです。さらに目標金額に達した場合はストレッチゴールとして最終目標金額は500万円となり、キャストや音楽、音響、宣伝のために使われる予定になってます。

支援コースは金額によってかなりバラエティい富んだ内容になっていて、詳細はココを見ていただければわかるんですが、一部紹介するとこんな感じ。

■3,000円コース/スペシャル小冊子
1)「音楽」制作裏側を描くエッセイ漫画etc
岩井澤監督描き下ろし「音楽」制作裏側を描くエッセイ漫画とクラウドファンディング後の制作現場報告「音楽ができるまで便り」として計3回に分けてpdfデータをメールにてお届けします。漫画は4P×3回全12ページを予定しています。
2)スペシャル小冊子
大橋裕之描き下ろし「音楽」外伝マンガ&アニメーション設定資料&スペシャル対談:九龍ジョー責任編集)A5サイズ32Pのプレゼント。

 

■10,000円コース/エンドロールにお名前掲載
※1〜2は3,000円コースと同じ
3)スペシャルDVD
大橋裕之のアニメーションなど作品集(監督・岩井澤健治)』収録作品:「山」/「太郎は水になりたかった」etc…
4)エンドロールにお名前掲載(小)

 

■80,000円コース/【限定4名】劇中内背景ポスターまたは看板にお名前を掲載(静止画)
※1〜4は10,000円コースと同じ
5)スペシャル上映報告会(東京都内予定)
350万円および、ストレッチゴールの500万円では、内容が異なりますので予めご了承ください。
※場所が確定次第ご連絡させていただきます。
6)本編映像内の背景ポスターまたは看板にて「社名」「店名」「団体名」等を掲載いたします。実際に映画で使用したご本人様出演の原画は映画完成後、監督、原作者のサイン入りでご本人様へお送りします。

この他にも、本人がマンガやアニメのキャラクターとして登場できるコースなどもありましたが、そちらはすべて完売。残念! もう! キャラクターにはなれないっ!!!

今、現時点(9月20日)では、約320万円集まっていて、目標の350万円あともうひとふんばり。
募集期間はあと数日残っていますが、まだまだコースの選択肢が多い今のうちに支援をしておいては、いかがでっ、しょうか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!

ちなみに、このプロジェクトが、2015年に文化庁のメディア芸術クリエイター育成支援事業に採択された時の、担当アドバイザーは、映像ディレクターの田中秀幸氏とこのマンバ通信編集長の伊藤ガビン。

1年弱の間、岩井澤健治監督と面談を重ねた伊藤によれば……

「この作品は、作品単体への期待もさることながら、個人の手描きアニメーション作品を劇場公開可能な尺とクオリティで作り上げ、商業的にペイすることが可能だということを証明するという社会的意義も背負った作品。アートアニメの作家たちが、コマーシャルや別の仕事で糊口をしのいでいる中で、岩井澤監督のチャレンジはめちゃくちゃ重要。
あとね、岩井澤監督は、これまでの作風からアートアニメの人と思われているかもしれないけれど、石井輝男監督のスタッフだったんですよ。そもそも映画の人なの。そもそも映画の人が、個人の力で劇場公開作を作るべく手描きアニメーションという手法を選んだんです。熱すぎる!」

とのこと!!!!!!むちゃくちゃ頑張ってほし〜〜!!!!ぜったい達成して欲しい〜!!!!

……という、気持ちのこもったマンバ通信ニュースでした。

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