殺人犯の息子が事件の真相を辿るクライムサスペンス にコメントする

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なおなお
1年以上前
おおまかな、ここでの過去がわかった。「以前から未解決の事件」は鈴が関与の疑い、というのはキーホルダーのせいもあるかもしれないが、結局明音の事件は解決されず、か。もしかして金丸刑事は捜査途中で配置替えにでもなったんだろうか?彼抜きなら捜査本部は月並みな推理しかできなさそうだし、犯人の誘導されるままだ。佐野家の理解者だったはずなのに守り切れなかったことへの疑問がある。 一家心中も、前の世界では母が血の出る思いで生きて家族を育ててきたのに、今回こうなのは額面どおりには受け入れられない。 そして中学生の鈴、「こんなヤツ死ねばいいんだよ」に激しく反応したが、これはかつて自分がそれを言って心先生に注意されたことのフラッシュバックか。後に明音は本当に死んでしまった。きっと強い後悔があると思う。加えて父のこと、あの場所に行かずに生き残ったこと。いろいろと背負って生きてきたんじゃないだろうか。いずれにせよ死刑で良ければ反応しなかったんじゃないかと思うので、今回の爆発はわずかでも残っている父への信頼の裏返しだと思いたいし、現代に初登場した鈴(?)が拘置所に向かったのも暗い理由だとは思いたくない。なぜ今? とは思うが、心も向かおうとしていたのと同じ理由だろうか。 施設の中で、本能的に過去を記憶から排除していたほどつらい経験だった訳だけど、あの鈴の爆発は今の姿を想像するヒントのように思う。 前の世界でも行方不明だったけど、再びこうして現れるのは同じだったんだろうか。確認のしようがないが。まさかこういう形で物語が動くとは思わなかった。

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なおなお
1年以上前
作者の東元さんも、ここで意見を交わしたすべての方々もお疲れ様、そしてありがとうございました! 今回はエピローグ回として、佐野家のみんながそろって仲良くしているのがやはりなによりもうれしいです。今回登場の心は我々の知っている心ではないので、「良かったね」は父の佐野文吾に言いたい。この微妙な違和感が心に関する「テセウスの船」なんだろうなと思うし、であれば心が89年で亡くなることは予定通りなのかもしれないです。もちろん「僕だけがいない街」のように、ドラマ版は違うエンディングというのもアリだと思います。 映画で言えば今回は主題歌がエンディングのテロップと一緒に流れる中でのストーリーのようなイメージを感じました。そして最後の最後、ご指摘のとおり、まるでホラー映画のエンディングのような終わり方になりました。 毎回現代で登場する週刊誌によればみきおは「都内某所」にいるようです。そして最後のページでは「さっぽろテレビ塔」のそばにいます。しかも佐野家の直前に描かれたテレビ塔は微妙に景色が違うように思うので、塔からみた方角は違うものの結構近くにいるし、一体何をする気だ?という気分になりますね。週刊誌の質問にもちゃんと答えてませんし。 単行本の6巻だったでしょうか、ほとんど9話で収まっているなか、10話押し込んだのがありました。もしかしたらこの頃に残りの話数でどう締めくくるか決められていたのかもしれないです。 「もう少し掘り下げて欲しかった登場人物」、同感ですし、はっきり言って心と文吾とみきお以外は、特定の活躍回以外はモブキャラに見えてしまいますし、ドラマ化の際にこれは課題だと思います。できればあまりいじくって欲しくはないです。 木村さつきは生きていたら、結局出所したみきおの面倒を見ようとするかもしれないので、可哀想ですがいなくて良かったのかもしれないです。 鈴は整形してないこっちのほうがやっぱりいいです。ただ眉毛を剃ったのはちょっとだけ残念です。 最後に、佐野文吾「クソ父」が書いたタイムカプセルのメッセージ、事実上これが作者からの作品を通じたメッセージだと思うので、重く受け止めたいと思います。この回の心は「は?」でしたが。。 本当に皆さんありがとうございました!
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