怪作『ザ・ワールド・イズ・マイン』を凌ぐ無茶苦茶なスケールで送る、アナーキーな物語。満を持して“約束の地”ビームでスタート!!混迷の時代に生きる全ての人々に捧ぐ単行本第1巻!!
幼い頃に、父帝の寵姫であった藤原薬子より、寝物語で天竺の話を聞かされていた皇子・高丘親王は、長年、彼の地への憧憬を抱き続けていた。それから数十年、成長した彼は夢を実現するために、エクゾティシズムに満ちた怪奇と幻想の旅に出立したのだった。幻想文学史上に屹立する巨峰を、果敢なる漫画家が端正で妖しく描き尽くす。渾身のコミカライズ。●近藤ようこ ビームコミックス好評既刊●『蟇の血』(原作:田中貢太郎)『死者の書』上・下巻(原作:折口信夫)『五色の舟』(原作:津原泰水)『帰る場所』『水の蛇』『月影の御母』『美しの首』『猫の草子』『説経 小栗判官』『宝の嫁』『女神たちと』(共著:河井克夫他)●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM
そこは、どこまでも青空が続く、南米の緑豊かな山岳の村。不思議な“能力”を持つ少女チロ。彼女はこの世界が途方もなく広く、深く、優しいことを、まだ知らない。『庭先』シリーズ、『ゆず』、『長い長いさんぽ』の須藤真澄が、満を持して贈るファンタジー長編作、いよいよ開幕!!
萩原朔太郎、ブレヒト、チェーホフら、文豪たちの作品を漫画化した諸作、詩心と諧謔味に溢れた幻想譚、そして、あっけにとられるナンセンス! その、一筋縄ではいかない不思議な世界を、ご堪能あれ。武富健治(漫画家)「ぼくが山川兄いの漫画を読みたくてたまらなくなるのは、寝つく前の夜更け、部屋にひとりで、少し心の冴え渡ってきたそんなときだったり。そんな夜でも、ナルミさんに会いたい夜もあれば、半月目のあのコでなくちゃ!という、夜もあって。あやしいあのコや、タコ足のアイツたちが、いっぱいつまった新しい一冊の本が、見知らぬあなたの本棚に入るのは、想像するだけでたまらなくうれしい。この本は、いわば、アナザー・サイド・オブ・山川直人、なのです」
不死で不滅な「金魚の人魚」が巡る、時空間の景色。自分だけが「時が停止した真夜中」に行われる遊び。亡くなった「あの人」と約束した、千年ぶりの再会。ウェブで話題の作品群に描き下ろしを加え、待望の単行本化。●収録作品『有害無罪玩具』『虚数時間の遊び』『金魚の人魚は人魚の金魚』『盆に復水 盆に帰らず』
「男たちの結末に、僕は泣いた」山田孝之、絶賛。そして、佐藤健、荒川良々とともに、映画化へ!狩撫麻礼&いましろたかし、漫画界最狂のタッグが放つ、二十世紀最後の大傑作、衝撃の復刻。最底辺のアウトローが、この世界の“核心”へ肉迫する。現代の奇書!
「ラヴクラフト傑作集」シリーズで高い評価を受ける気鋭の絵師が初めてラヴクラフトのコミカライズに挑んだ傑作「アウトサイダー」収録! 幻の作品集に、単行本初収録の原稿をたっぷり増補した、待望の新編集版。
さあ、行こう、地球の中心へ! 東京ディズニーシーのアトラクション「センター・オブ・ジ・アース」の原作としても名高い、ジュール・ヴェルヌの歴史的名作冒険ロマンを、真っ向から本格コミカライズ!
いとおしく、切なく、ささやかで、温かい。漫画界の吟遊詩人・山川直人、同人誌に発表されたものを中心にコミックビーム掲載の最新読切まで、その長いキャリアから精選した、風を受けてキラキラと輝くような、珠玉の作品集。
これは、漫画から“物語”への果たし状=ラブレター。ラフカディオ・ハーン、フランツ・カフカ、陶淵明…世界文学史上に屹立する作品群に拮抗するように、現代の語り部=漫画原作者・カリブsong(=狩撫麻礼 『オールド・ボーイ』『リバースエッジ 大川端探偵社』)が紡いだ物語に、気鋭・田辺剛(『アウトサイダー』『魔犬 ラヴクラフト傑作集』)が渾身の力で挑む。異色の超本格派タッグが物語の根源へと肉迫し漫画に新たな地平を拓く、“一線”を超えた者たちの肖像。
ある雨の日。青蘭中学の入学式を待ちわびる「塙さほ」は、傘もささずに青蘭の制服を着て立っている少女と出会う。「あたしがみえるの?」と語りかけてきたその少女は、みつあみで、幽霊で、名前は「ちえ」。それを聞いた両親は、その子は、「さほ」の亡くなったお姉さんだという。だが、母のお腹の中で死んだはずの自分が、なぜ成長して、青蘭の制服を着ているのか? 疑問に思った「ちえ」が、あることに気がついた、そのとき……。「ちえ」と「さほ」、ある姉妹が遭遇した不思議なものがたり、その真実はどこに?
「昨晩未明、熱海の海に宇宙船が落ちました」 自分が書いた小説の主人公にそっくりな宇宙人と出逢う表題作。不時着した未知の惑星で、「神様」と勘違いされる『とある神様の星』などを収録。自由で愛らしい発想をキラキラと描き出す大注目のSF短編集!
第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞の「その女、ジルバ」の著者がおくる、衝撃の近未来ファンタジー!!「物語」「創作」「空想」が粛清された世界で、少女は何をみつけるのか……?
田舎町に暮らすはなちゃんは、時に危うくて時に優しい世界の断片に触れながら、少しずつ大人になっていく……。どこまでも奔放で愛おしい“あの頃”の物語。大注目の新鋭が贈る待望の初コミックス。
1901年のイギリス・メイベリーに巨大な物体が落下した。それは世界を破滅に誘う終わりの始まりだった――。
90年代の初め、熱狂的なファンを生んだ幻の名作不思議エッセイコミック『三好さんとこの日曜日』、そのシリーズの続編が、長い時を経て、今、ここに待望の電子書籍となって新生。
「僕達って似た姿をしていても感じていることはきっと違う」毎日のようにモノや天気、景色さえもが変わり、刺激を求め新しい価値観を好む鳥たちが集まる「変化の街」。全ての規則が厳格に定められており、静寂と繊細な価値観を重視する鳥たちが住む「不変の街」。「変化の街」で暮らすインコ君と、「不変の街」で暮らすカラス君。住む環境が全く異なるふたりが偶然出会ったことから、彼らの心は、少しずつ動き始めていく。“変わる”ことをやめない街。“変わらない”ことをやめない街。2つの対照的な街で暮らす鳥たちの物語を、全頁カラーで紡ぐ、寓話ファンタジー。あなたの瞳に、この世界はどう映る?『変化の街篇』『不変の街篇』『渡り鳥篇』の3篇と、描き下ろしサイドストーリーや設定イラストも収録。●著者・駒津ゆはり@Kuchibasi_comic
堀辰雄の傑作少年文学『羽ばたき Ein Marchen』を壮麗にコミカライズ。二人の少年――ジジとキキをめぐる美しく残酷なおとぎ話。“ジジは普通の餓鬼大將とちがつて、ただ誰よりも腕力が強いだけではなく、それと同じくらゐに誰よりも美しかつた。その慓悍な眼ざしと、その貝殼の脣とが、他の仲間たちの上に異常な魅力をもつてゐるのだ。ジジは彼の貧乏なことをも彼の魅力の一つにしてゐるやうな少年だ。”“ジゴマのジジをキキといふ少年が追ひかけてゐた。キキは身體の小さなくせに、頭の大きい少年だ。そのとき、突然ジジが石につまづいて、はげしく倒れた。そして死人の眞似をした。するとキキは、彼を捕縛すべき警官の役割を放棄して、ジジの肩に手をかけながら、女の子のやうにやさしく聞いた。 ――ジジ、どこも怪我をしない? ”原作小説と鳩山郁子の描き下ろしあとがきのほかに、文筆家・長山靖生氏による堀辰雄が生きた時代と本作の作品世界を楽しく学べる解説文も収録。『羽ばたき Ein Marchen』という名作を多角的に楽しめる一冊。
生命活動に適さない外気、すべてが終末へ向かう世界で、その家で、彼と「彼女」は、本を読む。強靱で誠実なポエジーと圧倒的画才で、驚愕の才能が挑む新境地は、静謐で透徹したサイエンティフィック・フィクション。
モンスターにフリークス、殺人狂にアブノーマル!!ファナティックでおバカなボーイズ&ガールズの、マッド・ティー・アンド・×××・パーティーにようこそ!!二十日鼠のように世界の端っこを噛り続けるマンガ家・カネコアツシ、大チュー目の作品集が待望の電子化!!
他に類を見ない圧倒的な作画と、清冽なポエジー溢れる物語…デビュー作『祈りと署名』によって、“漫画の新たな可能性を拓く”と評されてシーンに衝撃を与えた才能が満を持して放つ、初の長編作。はかなく優しく溶け合うような、闇と光を巡る“冒険”の物語。※作品の表現や演出を考慮して、電子版は本文縦組で制作しております。また一部のページを加工、追加、削除しております。※
どうしてこうなったのか、もう誰にもわからないが、どうやら人類は滅亡したらしい。なぜだか生き残った私たちは、無人になったスーパーで食料を探し、時には生き物の命をいただいて、一緒にお風呂に入り、お酒を飲み、そして、一緒のベッドで眠る。私たちは生きている。このふたりだけの世界で、幸せに。終末世界を生きるふたりを描いた大人気同人誌『わたしたちの終わりと』 シリーズ、隕石衝突前のふたりの少女の物語『それでは皆さんよい終末を』を加筆修正し、描き下ろしを20pを加えて、待望の書籍化。
ここ数年口を利いてない妹が突然デレデレに……!? その理由は妹が“分裂”したからだった。 冷徹な妹・憂羽(ういは)と分裂した(?)デレデレな妹・裏羽(うらは)。ふたりとの同居生活はラブハプニング満載。大人気WEBマンガが描き下ろし30P以上を加えて、待望の書籍化!
完結を機に読もうと思って今6巻