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森泉岳土先生の作品で初めて読んだ長編です。どの作品でも日常と空想世界の行き来がすごく素敵ですが、「夜よる傍に」もその行き来がすごくよかったです。
夜だけ視力が元に戻る女の子とトラウマ?で夜眠れない男が、絵本の世界を通じて夜明けを取り戻す話です。
絵に味わいがあるし、ストーリーもじんわりと染み入るものがあってオススメです。

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絵本が話に大きく関わってくるから童話的空想が広がっていくけど、現実の中にのっぺりと現れた「間違った夜明け」とか灯台が、違和感ありながら世界観を上手に演出している

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ソラリス

ソラリス

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佐々々奈々の究明

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爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇

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