ばたふらいすとれーじ
あらすじ
人は死ぬと、その「魂」が「蝶」の形になって身体から抜け出る。蝶が飛び立ったあと肉体はすぐに朽ち果ててしまう。蝶を管理する国家機関「死局」に勤める小野百士は、14年前、飛行機事故で家族を失った。百士が覚えているのは、何者かが千里の蝶を奪い去り、今もまだ見つかっていない。妹の蝶の手がかりを探るため、百士は死局での道を選んだ。果たして、千里の蝶の行方とは…。蝶=魂をめぐる近未来SFアクション!
ありすとぞうろく
あらすじ
「鏡の門」というビジョンを媒介にして、自分の想像したものをなんでも一つだけ現実にしてしまうことができる能力を持つ少女が、捕らわれていた研究所から逃げ出した。追っ手から逃げる少女が出会った人物は――『ぼくらのよあけ』で2012星雲賞候補になったSFコミックの旗手がコミックリュウで初連載。その待望のコミック第一弾。
すいか
あらすじ
『第七女子会彷徨』つばな最新作は…まさかの「アイドル」漫画! 「福地の園高校アイドル部」の5人の女の子キャラクターが登場。それぞれが個性的でめちゃめちゃ可愛い。そして…全員どこか変。けっこう変。それでこそ「つばな」が描く「アイドル」漫画なのだ。展開は想像以上に「エモい」! 笑って笑って萌えて萌えて笑って…。そして最後には泣かされているかもしれない…。コミックス1巻を読み終えたとき、あなたの「推し」が決まっていることだろう!
いしぐろまさかずたんぺんしゅう
あらすじ
表題作『探偵綺譚』は、ヒット作『それでも町は廻っている』の人気キャラクター「嵐山歩鳥&紺双葉」の先輩後輩コンビが登場する、『それ町』プロトタイプと言える作品。この先輩後輩コンビの系譜は「COMICリュウ」連載中『ネムルバカ』の主人公コンビへと繋がる。全10作品収録。
きのこいぬ
あらすじ
愛犬・はなこを亡くして傷心の絵本作家・夕闇ほたる先生。庭に生えたピンクのきのこを眺めていたら、もぞもぞと動き出したそれは実は犬、「きのこいぬ」だった…。著者の師匠である東村アキコさんも感動!
きーまん
あらすじ
ロックヴィルシティの平和を守る超人・キーマンが殺された! 死体に刻まれた謎の文字。アレックス警部はこの不可思議な事件の調査へと向かう――。そんな警部の前にDr.ネクロを名乗る少女が現れた! ヒーロー殺しの鍵を握る存在か!? 期待の新人・わらいなくが描く、新しきコミック世界を堪能せよ!!
せかいのあいことばはみずあんどういこりさくひんしゅう
あらすじ
「水」をキーワードに、日常の中にひそむファンタジックな要素を掬い上げた佳品。「おぼん」「私たちはまだ途中」「Fusion」「なんて哀しい星」「塩害の季節」「海のお天気」「ぎゅう」「メルトイズム」「季・節・水」珠玉の短編の数々を集めた作品集。COMICリュウ新人賞を受賞した注目の作家、安堂維子里の初コミックス。
むしかごのかがすてる
あらすじ
人が巨大な虫になる奇病[カガステル]が発症。虫(カガステル)は理性を失い、人を襲い、繁殖し続ける。人類が虫(カガステル)の“駆除”を認めたのは、人口の三分二が喰い殺された後だった――。“駆除屋”として生きる少年・キドウは、“虫籠”で死にかけた男を発見。男は娘を託し息を引き取る。残された娘・イリは、父が死んだ哀しみでその場を動こうとしない。キドウはそんな少女の頬を叩き、言い放つ。「生きる気がないならここで死ね」 ――それが二人の出会い。
りりすのやさしいぱれーど
あらすじ
19世紀ヴィクトリア女王治世下の大英帝国。舞台は帝都ロンドンの片隅に店を構える、墓場のような“ブレイロック骨董店”。店内には陰気な若店主“ブレイロック”と、何も知らない無邪気な少女“リラ”がいる。花を届けに毎日店を訪れる花売り娘の“ナンシー”は、ある日、店の奥に秘匿された【人類最初の魔女】“リリス”の謎に触れてしまう…! 構想2年、満を持して世に問うゴシックファンタジー超大作!!
くみかのみかく
あらすじ
異星人が珍しくなくなった地球。食事が必要ない異星人の女の子・クミカが、ひょんなことから初めて地球の食べ物を食べることになり…。まじめでちょっと不器用なクミカが、地球での“はじめて”を味わいます!
せんとーるのなやみ
あらすじ
六本肢で進化を遂げた【架空の人類史】【架空の人類社会】を創造した他に類を見ないスケールの【人間だけど人間じゃない娘たちの日常】コミック!!! この世界では…人々は【翼人】【竜人】【長耳人】【角人】【牧神人】【人魚】そして【人馬】といった形態に分かれ、共存して暮らしている。【姫】こと君原姫乃は【人馬(ケンタウロス)】の形態をした女子高生。様々な形態をしたクラスメイトの少女たちと楽しい高校生活を送っている―― 【単行本購入特典ペーパー付き】
じんせいはふつかだけ
あらすじ
人工的に作り出した赤ん坊を売って大儲けしようとする女性科学者。しかし彼女の男友達(ゲイ)は自分が赤ん坊を育てると言い出す…。啓示と救いに満ちた衝撃のデビュー作『バースデイ』を始め、情緒不安定な従姉に振り回されるヘタレ青年の物語『ライトナイトライト』、ロリータの純愛『金りんごちゃんの恋』、死んだ兄に憑かれた女子高生を描く『兎の生る木』、火星の海底プラントが舞台のSF『BIANCA』、冴えない青年の前に突然現れた謎の幼女との不思議な同居生活を描いた表題作『人生は二日だけ』。珠玉にして多彩な6作品を収録した、記念すべきデビューコミックス!
あせびとそらせかいのぼうけんしゃ
あらすじ
ここは、空に浮かぶ陸で人が生きる世界。空には人や船を襲う“竜魚”という巨獣が彷徨う。そんな竜魚から人を守る“衛士”である優しい青年・ユウは、アンドロイドの少女・あせびと旅に出た。人類の最盛期ウォルデシア時代の文明遺産があるとされている、伝説のウォルデシアの首都、古代島ブラントを目指して! ――そこには、私たちに必要なものがあるのです。
もんすたーむすめのいるにちじょう
あらすじ
他種族間交流法により、人間でない種族とも交流できることになった日本。可愛い亜人種の娘たちが次々とホームステイしてきて、来留主(くるす)は毎日モテモテハーレム状態!!だけど、エッチは禁止で…!!可愛い亜人種の女の子たちとのラブコメディ!
きょうりゅうのかいかた
あらすじ
漫画家アラサー女子のねね子さんが住む町には、ふつうに恐竜がいる。飼い恐竜もいれば、野良恐竜もいる。妹のフキと二人で生活をしていたある日、めったに家に帰ってこない父がいた。父はモンゴルへ化石発掘しに行くため、母親が違う妹・よりかをねね子に預けにきたのだ。ねね子は反対するも、渡された金に目がくらみ引き取ることに。そのとき、よりかと一緒に恐竜もやってきた。
やさしくぐーるぐるまき
あらすじ
ぬいぐるみ愛に溢れた女子高生・小田島真紀。ある日、登校中に拾ったクマのぬいぐるみが突然凶暴化、真紀に襲い掛かった! 危機一髪のところを謎の青年に助けられた真紀。「君の手でやさしく退治するんだ!」ぬいぐるみと一体化する事で、真紀は「やさしく」闘うことができるらしいのだが…。ハートフル・コメディの旗手、星里もちるが描く脱力系(?)まったりバトル開幕っ!!
ぶるたーにゅはなよめいぶん
あらすじ
13世紀初頭フランス・ブルターニュ地方、紋章官トマはおぼつかない足で戦場を駆け巡っていた。戦も終わり彼の次なる使命は怪我を負った主より言い渡された、領主ブルターニュ公の花嫁探し。花嫁を見つけるため主の旧友アンドレに会いに武芸大会へ赴くトマであったが、待ち受けていたのはアンドレの名を語る別人。しかし、そのアンドレはトマが本来探していた花嫁本人であった…! なぜか男の姿で武芸大会へ出場していた彼女に問いただすも門前払い、しかも目的は領主ブルターニュ公への復讐と分かり…。
あらすじ
成層圏上層より飛来する謎の巨大飛行生命体・天翔体。あまりにも圧倒的な能力に人類は抗う事ができない…。人類の希望は“火球の子”と呼ばれる特殊能力を持った子供達の手に委ねられる。隠忍もその一人だった。極端に「存在感のない」彼女は、その存在を他者から認識できなくなる能力を有していた。彼女さえいればミサイルの発射圏内に近づき、天翔体に対抗できる。そして、そんな彼女を唯一認識できる男性・ダンクにも重大な秘密が…。
とりきっさ
あらすじ
森で道に迷ったヒロカズが辿り着いたのは、半人半鳥のトリビト姉妹・リンとスズが営む喫茶店「とりきっさ」だった…。潰れた店を引き継いで、立派な喫茶店を目指し奮闘する二人の姿を見たヒロカズは、姉妹の手助けを決意をする!! 読者投票型新人発掘企画「登龍門4」において、過去最大票数を獲得して見事第一位に輝き、本誌連載権を獲得した新鋭が贈る入魂作!! 冴えないサラリーマンと可愛いトリビト姉妹が喫茶店を舞台に繰り広げるほのぼの4コマ!
ようせいしょうしつ
あらすじ
クローンを研究する青年がある日、妖精を目撃してしまう。青年にしか見えない妖精たち。この目撃が世界を揺るがす事件へとつながっていく…。初の作品集「世界の合言葉は水」が「このまんががすごい!2011」をはじめ数多くの書評に取り上げられ話題となった注目の作家、安堂維子里の連作。
あるぼすあにま
あらすじ
時に19世紀――東南アジア。植物採集家のノアは、植物の根より記憶を辿ることができる「起源追想」という特殊能力を持つ。「起源追想」の最中、引き剥がすと精神を根に持って行かれ死んでしまう。そんな彼の助手兼護衛のラジャードは元海賊。かつて海賊の護衛をしていたほどの剣の腕。二人はディーバ商会から植物採集の依頼を受け、希少な植物を求め世界中を飛び回る!
作中の個人の動機付けに対して、納得することが出来るのは良い物語だと勝手に思っているのですが、この作品の登場人物たちが抱えている事情は、読者に対してとても強い印象を与えてくれます。主人公の小野君、荒井さん、神田さん、佐川さん…。それぞれが抱える、蝶に対する背景が明かされる度に、読者はただただ圧倒されます。 設定の素晴らしさが語られることが多い作品ですが、それに負けず劣らず登場人物も魅力的であり、このサーガを紡いでくれた安堂先生、掲載してくれたコミックリュウ編集部、そして転生を遂げさせてくれたアワーズ編集部に感謝しています。 漫画を好きでもこの作品を知らないという人が多くて、でも勧めて読むと本当に面白くてびっくりする、ということが自分の経験でもう十指に余るくらいあって、理屈は良いからとりあえず読んでくれ、とまあ鬱陶しいくらい言い続けてる作品です。 この投稿で、一人でも多くの人にこの作品を知って貰えれば幸いです。