
つばな (12月28日 - )は 日本の漫画家。
2007年、徳間書店『月刊COMICリュウ』の第一回龍神賞・銅龍賞を『子宮と部屋』により受賞(2007年9月号掲載)。同誌2008年8月号より『第七女子会彷徨』(全10巻)の連載を開始。
『第七女子会彷徨』は2013年の第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門にて、審査委員会推薦作品に選ばれた。
他に『バベルの図書館』(太田出版『マンガ・エロティクス・エフ』で連載、全1巻)、『ホブゴブリン 魔女とふたり』(幻冬舎『コミックスピカ』、幻冬舎『月刊コミックバーズ』で連載、全1巻)、『見かけの二重星』(講談社『Kiss』で連載、全1巻)などの作品がある。
消えてしまいたい……という恥ずかしさの表現、年を経ても未だにしてしまう。それが身体消失として出てしまう、というのは不思議な設定だが、膝を打つような妙な納得感がある。 告白して来る男子も自分も消滅してしまう美少女は、友人や同じ〈消えかけ〉少女達とアイドル部を結成する、というロマンシス物。 目指すは消滅男子の招魂復活! ……ハードルが高すぎる! 〈消えてしまいたい〉思いも色々描かれる。不安感が人一倍強くて、自分から不安の種を探してしまう後輩の姿は、自分事のように感じてしまった。 そしてなまじ容姿が良いばかりに、制御できない状況が降りかかる主人公のプレッシャーは強すぎる(モテる人って実際、こんな状況なのかもしれない)。ネガティブなときの表情や言動は時に酷いもの。しかしアイドルになると強力なポジティブオーラを放ち、ついときめいてしまう。 物語はまだまだ不穏。自分の体のほかに、消えてしまった男子達の命まで背負った主人公には、本当に男って勝手でごめんねと詫びながら声援を送りたい。