これが宇宙(リアル)だ!
あさりよしとおが描いた、ホンキでホントの空想科学マンガ ※帯より

科学マンガに定評のある あさりよしとお氏のコレもまた優れた作品

オムニバス形式で書かれており、一話一話の読みごたえもしっかりある
そして、オムニバスでありながら各話で繋がりを感じさせる作りも、物語を深読みしたい私には好きなポイント

同氏の 小惑星に挑む が はやぶさ にフォーカスした作品だったのに対して、こちらは宇宙生活をテーマに様々な切り口でわかりやすく宇宙について自分たちに教えてくれる
いや、難しい部分もあるから、サラッと読んで深く理解したい場合はもう一度読む感じが良いかもしれません

全二巻で完結してしまっているが、また続きを読みたい作品です

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フジ三太郎とサトウサンペイ

サザエさんの後輩作品、フジ三太郎をご存知だろうか? #推しを3行で推す

フジ三太郎とサトウサンペイ
なかやま
なかやま

①高度経済成長期から平成初期を歩み続けた四コママンガ ②サザエさんとは朝日新聞の朝刊・夕刊の先輩後輩 ③社会の教科書では知ることのできない当時が面白おかしく知識として得ることができる 小さい頃、私の家には2つのマンガがありました、「ボロボロのサザエさん」と「いい紙で作られたフジ三太郎」です。 サザエさんは母がフジ三太郎は父が好きで読んでいた本でした。 私は両親共にマンガが好きで自然とマンガが好きになったマンガネイティブではなくて、この二冊を本当にボロボロになるまで読んだおかげで、今もマンガ好きでいられています。 新聞四コマの良いところは、シンプルに”全年齢”を対象にしている笑いと当時の社会の"風刺"がたった四コマで表現されているところです。 正直、新聞四コマの単行本を買っている人はほとんどいないと思いますが、単体のマンガとしても十分に面白いです。 このフジ三太郎の生きた時代の延長に我々の生活があるので、「あー当時はこんな感じだったんだ・・・」などの感覚を両親・祖父母から聞く感覚に近いものがあります。 この作品でマンガの読み方と社会を学ばせてもらいました、ありがとう また、この口コミを書くきっかけとなったのがこの間、NHKの番組「あの人に会いたい」にて作者のサトウサンペイさんを特集していたのを目にして、電子書籍版の存在をしり電書版でまた集め始めました。 https://www.nhk.or.jp/archives/people/detail.html?id=D0009250644_00000 電書版を出版するにあたって、80歳近い作者のサトウサンペイ氏が自ら液晶タブレットに向かって線を引き、言葉や表現を現代でも通用するように変更を加えているとのことが衝撃でした。惜しくも昨年2021年にお亡くなりになってしまったとのことです。 このフジ三太郎は1965年から1991年までの約26年間連載された作品です。 サザエさんが1946年から1974年までなので、10年ほどサザエさんと朝刊・夕刊を支えていたことになります。 実はお互いの作品でクロスオーバーしている部分もあり、そこら辺は長谷川町子氏の「サザエさんうちあけ話」でも語られています。 新聞の四コママンガの代名詞である「サザエさん」で、それ以外の四コママンガの知名度が圧倒的に低いですが、このフジ三太郎も新聞四コマの完成形だと思っています。「全巻買って読んでみて!」とは言えない作品ですが、あなたの記憶の片隅にどうか・・・

クモノイト~蟲の怨返し~

「虫」というハードルはあるが先が気になる作品 #1巻応援

クモノイト~蟲の怨返し~
なかやま
なかやま

作品のタイトル通り「虫」です! 全話余すところなく「虫」!苦手な人は生理的に受け付けないはず そこを無理に「虫は出てくるけど、いいですよ!」で読んでもらうのはちょっと違うと思うので、虫は嫌いだけどちょっと気になった人は、作者さんの過去作 時忘の捨姫 をどうぞ あらすじ 主人公の恩田は子供の頃から虫が好きだった ただ、誰しもが持っている子供時代の無邪気な無残さによって多くの虫を興味本位から殺してしまっている 大人になった恩田にその虫たちが【怨】を返しに来る・・・ 私の感想ですが「虫」が出るは出るのですが、イメージとして"グロい"というのは感じませんでした、どことなくギャクテイストです。 これが意図したものなのか?それとも読むハードルを落とすためのものなのか?が個人的に非常に気になっています。 この作者さんの作品を読むとなかなか知的な主人公たちが登場するので、現状「虫」たちにかき回されている恩田くんがバケる可能性も大いにあるかと思っています。 先の展開も気になる作品です。 そしていい感じに着地点が見えないのも個人的にポイント高いです。 完全に「怨」で終わるのか、それとも「恩」が出てくるのか? 完全にバッドエンドで終わることも、この主人公だったらみんな納得はできるけど、もう少し足掻く部分を見てみたい気もする! そしてタイトルの クモノイト ですが、1巻時点では蜘蛛は出てきていません・・・ 二巻が気になる注目作です

アンリの靴

2巻も期待の靴職人マンガ

アンリの靴
なかやま
なかやま

自分は「衣食住」でぶっちゃけ「衣」にしか興味が無い人間です。 それ故に「衣」をテーマにした作品は大好きなジャンルです。 この作品は若い靴職人のアンリが依頼人に寄り添い、その人に適した靴をオーダメイドで提供する、オーソドックスな職人マンガのフォーマットではあります。 ただ、妙なところがリアルで良いです。 1話で子供の靴を(結果的に)飴玉一つで修理してあげるのですが、結果的に「お金なくて苦しい・・・」それがわりと慢性的に続いているのも、ご都合主義じゃなく良い 第4話の『革屋さんにいこう!』ではガッツリ革について教えてくれていて面白い 1巻では「あと、もう一足ぐらい作ってほしかったな・・・(ちょっと消化不良)」と思っていたのですが、巻末に2巻の予告がついていました 「いやー、これ絶対おもしろくなるヤツ!」 先に描いたとおりアンリは人に寄り添う職人、2巻で出てくるおじいちゃんは技術を極める職人っぽい! どんなテーマの作品でもこのぶつかり合いは化学反応をおこし、この作品読み応えをもう一段階引き上げてくれることでしょう! つまり 「2巻はよ・・・えっ!?ハルタを購読すればいい・・・確かに・・・!」 楽しみなのです

アステロイド・マイナーズ(1)
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ワッハマン

ワッハマン

1万年前より蘇(よみがえ)りし究極の戦闘マシーン・ワッハマン。その体は鋼鉄より硬くその力は恐竜よりも強い。だが彼はその使命を完全に忘却してしまっていた。不死身のパワーで常識はずれの大暴れ、笑う超兵器・ワッハマン、ここに出現!!

るくるく

るくるく

『宇宙家族カールビンソン』『まんがサイエンス』などの漫画作品のみならず、『新世紀エヴァンゲリオン』の使徒デザインでも知られる、あさりよしとおが描くドタバタ・コメディ作品!中学生・鈴木六文(ろくもん)の家に突然居候を始めた地獄の姫・瑠玖羽(通称・るく)と上級悪魔・ブブ。彼等の目的は人間界の“世直し”だという。更に悪魔を監視するために現れた天使ヨフィエルとルミエルが介入し、鈴木家はいつも大騒ぎ!?

HAL

HAL

とある街のとあるビルの屋上に在る奇妙な研究所「HAL」。ココでは“潜水艦”から“インフレーション宇宙”まで、世に溢れる身近(!?)な疑問を“科学のチカラ”で強力無比に解決していた!?あさりよしとおが描く、サイエンスコメディの決定版!是非ぜひ“HAL(はいぱぁあかでみっくらぼ)”の講義をご笑覧あれ!

細腕三畳紀

細腕三畳紀

科学系漫画でも名をはせる、あさりよしとおが贈る、唯一無二の三葉虫漫画!! プールにつけてみたり、鉄板で焼いてみたり、カブトムシと対決させてみたり、魔法で変身したり、地球の守護神になってみたり、プロレスしたり、怪人になってみたり、電子レンジに入ったり、爆死したり、地球外生物と出会ってみたり。膨大な資料をもとに三葉虫の生態を妄想してみたら……、うっかり珠玉の10編が誕生してしまいました!!

宇宙家族カールビンソン SC完全版

宇宙家族カールビンソン SC完全版

宇宙暦昭和47年4001・24――。旅芸人の一行の宇宙船が、惑星イルスタのお祭りに向かう途中で正体不明の宇宙船と衝突事故を起こす。一行は無事だったのだが、相手の宇宙船は大破し、惑星アニカに墜落してしまう。生存者はただ一人の赤ん坊だけだった。彼らは赤ん坊の母星からの救助が来るまで惑星アニカに留まり、その子の家族を演じて成長を見守る事にする。そして4年の歳月が流れた……。

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