とりあえず一話読んで、成績優秀・才色兼備、学園でモテモテな漆葉さんと、地味で平凡な男子高校生心石くんとのラブコメかな?と思う。 一巻読み終わったら、なんだかとんでもない話に発展して、たまげたので報告をしたい。 漆葉さんがモテるのは呪いーーというか心石くんの母親?と名乗る「妖狐」の土地神があたえた「祝福」なのだという。 祝福とは、土地神がその土地に産まれた子供にあたえる才能のようなもので、漆葉さんのはそれが暴走して呪いのように、周りを無意識にサキュバスのごとく魅了させているのだと。 なんのこっちゃと思うかもしれないが、そういう展開になっていったので、自分もたまげている。 そして、漆葉さんの、その呪いにも何か原因があるようで、それを辿るように物語は動き出す。 絵柄もギャグも普通に好みだったので、ただのラブコメでも十分イケたのに、かんなぎや化物語のような流れになっていき、多次元的な面白さを与えてくれる。 なんとも、続きが気になる作品です。
この本の発売当時、とにかく表紙のインパクトが凄かったのを覚えています。 レバ刺しを食べたことがないのに何か惹かれるものがあったのと、ユッケ食中毒事件のせいでせっかくの連載が打ち切り危機に晒されるという運命のいたずら。 それでもなんとか一冊の本として成立してますので、電子化を機に読まねばと思った次第です。 生肉の提供規制に振り回されて、最終的にはゲテモノを食べに行く流れになってしまってますが、常に食に対して正直に美味いものは美味い、不味いものは不味いで貫く姿勢は読んでて好印象です。 牛のレバ刺し、食べられるなら食べてみたいですが、著者は独特の臭みと苦味が美味しいと言ってるのでなんとなく苦手な気がする。笑
すごく身長が低いのにトップモデルを目指すなんて迷惑な主人公だなと思った。パリコレは世界からたくさの世界基準のモデルが競争して空いた少ない椅子を取るところなのでもう体型が向いてないなら現実的に無理があると思った。主人公が頑張って挑んでいく所は好感が持てたけど小さい人ばっかりのモデルが流行ってもそれはそれで嫌だと思った。
ジブリ映画の「猫の恩返し」の原作として有名な作品。映画とはちょっと内容が違いますが、この原作コミックでもバロンはスマートでカッコ良い!!ストーリーはすごくシンプルですが、猫好き女子なら、まったりと楽しめる内容になっていると思います。現実に猫の国があったらどんな感じなんだろうな〜って猫好きなら一度は空想にふけったことがあると思います。ファンタジックで夢のような世界への想像が捗るマンガでした。
週刊少年マガジンに掲載されていたころ、書店で立ち読みしていたのが記憶に残っています。 小学生の頃、マンガ雑誌はコロコロコミックを好んで読んでいたため、少年マガジンはあまり自分好みのマンガが少ないので購入してませんでした。 そんな私ですが、釣りキチ三平だけは読んでいましたね。 特に、細かい自然模写が好きで性格に裏表のない主人公・三平が好きでしたね。 自然を相手に大きな魚を釣り上げるロマンが溢れていて、当時小学生であった私も感動を受けました。マンガに限らずテレビ番組でもよく見ていました。 小学生の頃は藤子不二雄マンカが好みであったため、少年ジャンプ系に載っているマンガはあまり読みませんでしたが、少年マンガはあまり読まないけど、釣りキチ三平だけは読んでいたという人は意外と多いのではないでしょうか? 釣りを趣味にしている人も、このマンガがきっかけでハマってしまった人も多いでしょう。 素朴なマンガですが、ドラえもんのように誰にでも好まれる作品だと思われます。
不思議な雰囲気に引き込まれますね。海に囲まれて、モダンなファンタジーで、ARIA好きな人にはガッツリ嵌りそう!まぁ私のことなんですけど クールでミステリアスで、口は悪いけど優しくて、少し陰のある女店主。素敵が過ぎる。 すっきりとした一話完結で、叙述トリック的なよく寝られた展開も読み応えありますが、作品のいい感じの雰囲気に浸れば浸るほど、孤島のレストランや店主、ウサギの正体が!真実が!先の展開が気になる!2巻はよ出て〜🥺
主人公がアットランダムに異世界と現実の世界を行ったり来たりするけど、現実の世界と同じようにあっちの異世界でもやっぱり大事なのは「金」なんだなと思った。主人公が女の子だけど、すごくたくましいので見ていて楽しかったし、今後どうなって行くのか次が気になりながら楽しく読めた。
小梅けいと先生を知ったのは小説「狼と香辛料」のコミカライズ版だった。可愛らしい絵柄とは裏腹なディープで骨太なストーリーのライトノベルの名作だ。小梅氏の繊細なタッチで描かれた漫画のヒロインの少女もまた、目が大きく髪が柔らかそうで、氏の描く少女の魅力は年月を経てジャンルすら異なる本書「戦争は女の顔をしていない」においても発揮されている。 本書に登場する女たちの多くは実際、戦争当時は少女だった。洗濯兵、衛生兵、狙撃兵……彼女らは様々な戦場で活躍し、そのいずれも悲惨で過酷で血の死にまみれていた。 漫画や映画で描写される戦争はいつも凄惨だが、本書の特筆すべき点はやはり女性特有の(身体的、社会的)苦悩であったり、敵であれ味方であれ「人間同士である」ということが強く感じられるような心の触れ合いが描かれている点であると私は思う。この本の中の戦場では、女たちは男性に馬鹿にされまいと奮闘し、時に自身が女性であることを呪い、時にハイヒールやスカートに密かに憧れ、自らの足跡を経血で文字通り赤く染めながら行軍する。同僚の男たちとしばしばぶつかり合うが、しかし最終的には人々は互いにリスペクトしあっている。本書は原作者・スヴェトラーナによる従軍女性へのインタビューと、それを受けての生存者である女性たちによる回想で構成されているため、文字の大半が彼女らのモノローグからなる。おそらくは部分的に美化された記憶であるだろうことは想像できる。戦場の凄惨さと精神的に前向きな美しさの奇妙なコントラストが、小梅けいとの美麗で繊細な絵柄によって際立つ。戦争ドキュメントと、美少女を得意とする作家、一見ミスマッチにみえる組み合わせだがまさか狙ってやったのだろうか……?読み味が独特すぎて、新鮮さに痺れる。あの有名な「片隅」ともある意味では共通する面白さがあるかもしれない。
※ネタバレを含むクチコミです。
90年代に一世を風靡したオカルト調査ものの漫画です。ご存じの方も多いとは思いますが、本人たちは至って真剣だからこそ素晴らしいギャグマンガとなっています。毎話毎話飽きることもなく繰り返される突拍子もないオカルト話とともに、あまりにもわざとらしい演出が秀逸すぎて笑いを堪えられなくなること必至です。主人公キバヤシのあまりにも無茶苦茶すぎる理屈付とともに、「なっ、なんだってー」や「話は聞かせてもらった。人類は滅亡する」など、今やネット上の常套句となっている数々の名言が頻出します。伝説的な作品なので、未読の方は一度目を通してみると良いと思います。
川原正敏さんの作品は、「海皇紀」や、この作品の過去の時代を描いた「修羅の刻」も面白いですが、やはり修羅の門が一番好き。立ち技寝技など何でもできる陸奥圓明流継承者である主人公陸奥九十九が、ボクシングで世界一になるボクシング編が特に面白い。最強のボクサーアリオス・キルレインとの試合は熱かった。
飯漫画における料理の力は相当強い。道を間違えた人が生き方を改めたり、仲違いした夫婦や友達が絆を取り戻したりというのが日常茶飯事だ。 そこまでの力を日常生活で実感することはなくとも、香りや味で記憶が蘇ることは割とあるんじゃないかと思う。いわゆるプルースト効果ってやつ。 もしかして、味覚や香りが経験したこともないような甘美な記憶を生み出すこともある? 少なくともこの作品を読めば、味わったこともないような官能的なショコラの味を呼び起こすことができます。 ショコラを食べたあとに挟まるエロティックな描写も実際の出来事ではなく味の比喩として描かれているんだろうな、と思っている。 ジャン=ルイがそこにいれば、ヌテラのクレープも板チョコも至極のショコラに変わるのかも…? 結局のところ、ショコラそのものよりもジャン=ルイが纏うショコラの香りに惹かれてしまったんだろうな…。
めちゃくちゃな設定なのに引き込まれる 一気読みしたくなる漫画 今1番続きが気になる! マキマさんミステリアス過ぎる
本作の舞台のモデルは熊本県葦北郡芦北町。県南部の海沿いの町。 広い空、美しい海、誰もいない堤防。 そこで女子高生達が釣りに興じる……。 この空気感、例えば『ゆるさば』や『東京のらぼう!』のような、爽快でゆったりした気持ち良さがある。 父の故郷に引っ越して来た、女子高生の鶴木陽渚。手芸が得意で生き物大嫌いな彼女だが、『ていぼう部』の部長に半ば強引にていぼう部に入部させられる。 昔よく遊んだ同学年の夏海、2年の大野を加えた四人の部活は、堤防側のプレハブを部室に(これがまた、憧れの秘密基地感!)平日の無人の堤防やサーフ、川などで活動する。 部活での釣りは、手軽なものが中心。 釣りにガツガツしない部長も、釣りガチ勢の大野も教え上手。初心者の陽渚に釣らせるため、部長は様々な策を(悪巧みしながら)考え、陽渚にミッションを与える。 苦手な生き物に卒倒しつつ、毎話新たな釣りの喜びと、魚の美味しさに目覚める陽渚は本当に楽しそう。 部活という枠組みは、釣り人にとって意外と嬉しいかもしれない。みんなが知識を持ち寄り、上手な人が初心者に教え、部の備品として道具を共有する。時にみんなで同じ魚種を狙い、時に分担してその日の食材を集める。なんかいいな……。 釣り以外の話題も、着衣泳、環境問題などの真面目要素、そして夏海とのテスト勉強や陽渚得意の手芸回と充実。キャラの性格が出ているエピソードに、ぐいぐい読み進めてしまう。 陽渚が釣りに夢中になっていく過程を追いながら、生き物嫌いとどう折り合いをつけるのか……若干心配だが、5巻でまだ夏休み前。これからもっと成長する、はず!
結構リアリティある心情な気がする。こういうカップル普通に巷にいそう。。。
ドロヘドロ完結したな~って思ってたら新連載もあったのね! 世界観そのままで舞台が宇宙になった感じでファンの期待を裏切らない!どんどん素敵なキャラが登場するんだと思うと楽しみすぎる。林田球の描くキャラクター魅力的すぎるよ
私の結婚式は、プランナーさんではなく、式場の営業の女性でしたが、彼女がいなかったら成り立ちませんでした。 畳の部屋での披露宴だったので、皆さんに靴を脱いでもらってリラックスしてもらいたい。 でも、お庭もきれいだから堪能してもらうために、デザートは、外で食べてもらいたい。 しかも、ひとりひとりに手渡ししたい! 靴を脱いでいるのに、その後外に出るには、出席者に靴を再度履いてもらわなきゃならない。 どうしょう・・・。 その時、今までやったことないのですが、お庭に赤い絨毯を引いて、お客様には、スリッパを履いてもらいましょう♪と提案してくれました。 また、披露宴が盛り上がりすぎて時間内に終わらなくても、大目に見てくださり、途中で、新幹線が間に合わないと新郎側の両親が退場するというハプニングもあり、友人からは、今までで一番面白い披露宴だったと喜んでももらえました。 式の最中に、その方は、お仕事がお休みだったのにも関わらず、こっそり顔を出してくれてホッと安心した憶えがあります。 本当に、大変な仕事だと思いますが、やりがいはある、この素敵な女性に会って、私も一時期ウェディングプランナーに憧れた時がありました。
新宿ひだまりクリニックの弱井先生に会いたい! そう思わせてくれる作品です。 こんなに思いやりが合って、ひとりひとりの患者さんを診てくれる先生は、そうそういないと思いますが・・・。 先生の笑顔で、癒やされます。 また、今更ですが、以前本に描かれているのと同じ症状だった事がありました。 私の場合、病気だと思わず自力でどうにかしましたけど。 自分で気付かないうちに、身体の方が先に反応してしまうのですね。
シロさんがかわいくてきゅーん。 アラサーOL独り身一人暮らしだったら、こういうのリアルに求めちゃうだろうな。
第二回京まふ漫画賞大賞を受賞した台湾の人気漫画家nyaroroさんの日本語初単行本! 薬師の少年・湖珀は妖怪に出くわし心臓を食べられてしまう。助けてくれたのはペット?の白ヘビ・八角。それは仮の姿で実は彼は神獣だった…! カワイイ妖怪とか魔女とかがたくさん登場する中華風ファンタジーです! 薬師の湖珀が料理するシーンがあるのですが、これが美味しそうな上に栄養満点!疲労回復に効果があるとのことで、こういうのもっといっぱい入れていってほしいですね〜!
映画は、見ていないのですが、かなり宣伝されていたので、気になって手に取りました。 導入部分から楽しめそうな予感。 それぞれのキャラクターもしっかりしていて一気に読み進められます。 しかし、この終わり方でおわりとは・・・。
不思議な世界観。 歩く目線で描かれた風景が、日常を感じる。 家には、沢山の想い出が詰まっている。 家を売る時も買う時も一大決心。 そして、そこからまた物語が紡がれていく。
かすみの気持ちも、牧村さんの気持ちも、わかるところある。 社会生活においてストレスを感じると、かすみはタバコで発散だけど、もやもやした気持ちとか苛立ちなりを緩和するものを求めてしまう感覚はとても共感できる。 かすみの場合は、バレないようにしているから大変そうに見えるけど。 そして、かすみと牧村さんは、相反してるからこそ、お互い気になってしまうのだろう。 だからといって、相手そのものにはなれないわけで、、私って何だろうって考えて。 そうゆうことの繰り返しで、この2人それぞれどのように着地するのか興味深い。
林秀雄は成績で学年一位になり続けながらも 人生の最優先事項は勉学だと確信している。 貴重な時間は全て、受験での勝利、人生での勝利のために 費やすべきだと。 青春だとか部活だとか思い出だとかに興味はない。 恋愛にも興味はないので女子高生にも興味はない。 なのでクラスメイトの浅川結真など覚えていない。 それどころか、 結真が実は地球に調査にやって来た異星人で、 突然に空中に浮遊して現れ、お漏らしをしても なんの興味も持たない。 なので結真が秘密を守るために秀雄を監視する、 つまり一つ屋根の下に住む、と言い出しても 拒まない。 秀雄の勉強の邪魔さえしないのなら構わないから。 かくして、 高校生なのに思考回路が異星人のようなクールな秀雄と、 異星人なのにメンタルが女子高生の結真とが 互いに精神的ダメージを与えあうような (秀雄はこの性格なのでダメージは、ほぼ結真に カウンターとなってかえることになるが) 共同生活をすることになる。 高校生男女が一つ屋根の下で暮らすとなれば ドキドキラブラブな展開だったり 秘密を守ろうとトラブルが続出したり とかの展開になりそうなもの。 そういった設定で 「翔んだカップル」とか「うる星やつら」 などの名作もあるし。 しかし秀雄は結真に1mmたりとも心を動かさない。 結真は秀雄からしたら自分とは無関係な 「少女A」という存在でしかない。 好き嫌いとは無縁の「無関心」しか秀雄には無い。 そんな秀雄なのでリアクションが大抵は 通常とはズレている。 いや、状況を正確に判断し冷静に反応した結果なのだが、 普通の人はとらない態度をとりコメントを発するので、 結果的に結真に対する死刑宣告相当なレベルの 強烈なボケになっている。 そしてそのボケに翻ろうされ恐怖すら感じる結真の 心の叫びは、結果的に鋭いツッコミになっている。 普通ならラブラブでスイーツな展開になりそうな設定の話だし、 さらに宇宙人という特殊なSF的存在でありながら、 第三者的な「少女A」程度にしか扱われないという 結真の不幸を 「人の不幸は蜜の味」、というか 「宇宙人の不幸は蜜の味」なスイーツ感覚で 味あわせてくれる漫画。
このマンガの雑誌版と単行本版が著しく違うのに途中から気づいたそこのアナタ、「雑誌版もとっておけば良かった」だの「途中から読み始めたから途中まで読み比べできない」だのとお悩みではなかろうか ところが実は!私は最近!発見してしまった! なんと!雑誌版がgoogleブックスでダウンロードできちゃうのである!それも!第一話が載ってある号までダウンロードできちゃうのだ! 伸るか反るかは個人の自由だ! 先生の工夫がかいま見える読み比べ! やらなくてどーすんだ!
人間が絶滅し、ロボットだけが暮らす日本では、人間だけの習慣である「料理を作って食べる行為」が悪いこととされていた。 人間が残したものを収集していたロボットが亡くなり、その孫である主人公が祖父ロボットが残したある一切れの紙を買い取ってもらうために、こっそりあるパーツ店に行くと…それは料理のレシピであることが判明する!、というはなし。 最初は絵柄がどうしてもコロコロコミックっぽいなと思ってしまい読み飛ばしていたのですが…読んでみてよかった。ロボットに血縁者がいたり、死亡という概念があったり、料理を美味しいと感じたりツッコミどころはあるんですが笑 こんなホッコリする漫画は久々です!
とうとう不動産屋出てきました。ここまできたか…。 広義の異世界ものではありますが、本作の舞台は東京。ゲートの繋がってしまった異世界から獣人やらエルフやらが引っ越してくるという、いうなれば逆転移ものです。書いていて気付きましたがそういう意味では『血界戦線』とノリが同じかもしれん。 とはいえ本作の主題は派手なアクションではありません。異界の住人にも大切な生活がある。働く口が要る。そして住む家が要る。未知の世界で暮らすことになった彼らにTOKYOの住宅事情を紹介していくのが異世界住人専門の不動産屋『夷や』です。 透明人間が暮らせる部屋ってどんなの?グール(ゾンビ)が住んだら事故物件か?など地球人類が対面したことのない住宅問題を真摯に考えていくのが面白い。日暮里には繊維街があるとか地味だけどためになる知識も得られる、地に足着いた作品です。 ただちょっと1巻はページ数が少ないんだよな…。異世界の目線で東京を捉え直すっていうのはなかなか新鮮なので、もっと色んな住人が出てくるのを楽しみにしています!
元恋人のひとことをきっかけに人物(ポートレート)が撮れなくなってしまったカメラマンが主人公。 ひとまず撮れるものから撮ろうと、田舎にある師匠のアトリエを借りることにするが、そこで母親がいない小学生に出会ったことで「撮りたい」という衝動が再び…、という第1話。 いわゆるスランプ的なものに陥ったときには、環境を変えるというのはある意味では有効だと思うけど、都会から離れて田舎の自然に触れて…という「田舎は癒やし」というテンプレにはハマらないでほしいな。 正直、読切でもいいと思えるキリの良さも感じたけど、せっかくの連載なのでここからどんなふうに物語が広がっていくのか期待です。
今度漫画アクションで少年アシベの新連載が始まるということで読み返してみた。 世代的にアニメの方が先だったのですが、今思うとアニメの面白さが原作とそう大差ないのすごいな。アニメ好きで漫画の方を読んでなかったらぜひ読んでほしい。読めば読むほどキャラ1人ひとりに愛着が湧いてくる。アッキーとか完全にカッパにしか見えないのに、リコと恋人同士になった時は嬉しかったな… イエティはアニメの鳴き声が印象強いので出てくると自然に脳内再生される。
常軌を逸した鬼の描きこみ。ずしりとした重量感すら感じる。そしてリアリスティク絵柄でありながら女の子がとにかく可憐でかわいい。凛とした少女を描かせたら今一番ではないだろうか。近年、稀に見る本格派の出現。これを連載化しなかったらそれは怠慢ではないかと思う。それくらい希有な作家性を持っていると思う。
箸休め漫画としてはキレッキレ。箸が休まらない。たまに読む分には結構面白い
久しぶりにあった同級生の女の子と一緒に楽しいドライブ。……のはずが、ニュースを見ると、彼女は恋人をバラバラにして冷蔵庫にいれた容疑者だった。バレないように警察に向かいながら、彼は彼女と会話をしているうちに「あること」を思いだすーーという話。 「魔法も使えないから」という言い回しと使い所がとってもよかった。構成もうまく組み立てられていて、たのしかった
すごく面白かった!講談のこと全然知らなかったから、史実を元にした話をするとか女性が多いとか勉強になった。 そしてなにより講談で儲けたから「講談社」なの!?全然知らなかった 今夏モーツーで連載開始とのことなので楽しみにしてます!
あんまり本編と変わりない気がする……。もっと攻めて欲しかった
社会派だけど思いっきりエンタメな新連載、これ超面白いですね! 写真週刊誌の存在意義については非常に興味深い。どこまでリアルに沿ってるのかはわかりませんが、主人公の成長が今から楽しみ。 体力面で同人誌即売会の経験が生きてるの笑った。 となジャンで1話読めるみたいです https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156768713588
「花と頬」で話題になったイトイ圭さんのエッセイ漫画です。美術系予備校に通っていた頃から始まって、東京でデザイナーとして就職したけど、色々あって地元の京都に帰ってきたり、すごく好きな人ができたりする話。本当に色々なことが起こるので読んで結構なショックを受ける人が多いかもしれない…。でも自分はふとした時にこの漫画のことを思い出します。大体それは人生が上手くいってない時なんですけど。これを読んだ後に「花と頬」のラストを読むと何だかすごーく感動します。
最初に主人公のひとりが「オチのある愚痴が聞きたい」言っていて、その時は何も思わなかったけど読み終えて思う。わかる!!!! ただの愚痴を聞くだけならストレスしかないけど、オチがあるというだけでむしろスカッッッッッッとする。大発見。個人的には「こういう人いる〜」という共感性より、そっちの発見のほうが感動したな。 タイトルの印象から、女子たちの愚痴合戦かなと思ってましたが全然違います(普通に考えたらそんな漫画面白いわけないんだけど…)。 もし「どうせ女たちが不倫だの婚活だのと人の悪口をグチグチだらだら言い合ってんだろ」と思ってたらそれは大間違いです!と教えてあげたい。 オムニバスだけど、それぞれの人間関係が少しずつ繋がってたり、全体の構成もかなり練られてる。
ムジカ、可愛い上に聡明!そして優しい♡
「レイブン無頼」小林英拳。 オモシロかった。読み足りない。アクションも格好良かったし、闘う理由にグッときた。 今のジャンプに足りないモノを持ってる漫画だと思う。 連載を乞う!
「東独にいた」は、解体前夜の東ドイツで発生するテロをめぐる群像劇です。ヤンマガサードで連載しています。 主人公アナベルは軍人です。彼女は小さな本屋の店主、ユキロウに想いを寄せており、足繁く本屋に通う乙女な一面がある一方で、軍人として、テロリストを束ねる反政府組織との壮絶な戦いに身を置いています。 しかし、彼女はもちろんこのことを知りませんが、ユキロウこそ、実はその反政府組織の総指揮官なのです。 本作が描くのは、そんな2人の捻れた関係です。 アナベルは、軍人である自らの所業を肯定するために、斜陽の祖国を愛そうとする。 ユキロウは、祖国を愛するがゆえに、自らの信念に従って、斜陽の祖国を断罪する。 だから、アナベルは、愛国心を裏に秘めたユキロウたちに一種の憐憫を覚えてしまうし、ユキロウは、自らを肯定したい気持ちを裏に秘めたアナベルに、不思議な共感を抱いてしまうのです。 しかし、アナベルとユキロウは、もう引き返せないほどに、互いに相容れない立場に捉われてしまっている。 そんな先の見えない2人の行方に、いつのまにか目が離せなくなっていくのです。 また、本作の魅力は、こうした巧妙なストーリーだけではありません。 もはや「マンガであること」をやめかけていると言っていい独特な表現技法も、本作を語るに欠かせない特徴の一つです。 まず、本作のコマ割りは、非常に「動画性」を意識しているように思われます。何コマも連続して、同じカメラ視点から同じキャラの動きを描く場面が頻繁にあり、パラパラマンガのようにキャラが動いて見えるのです。 また、そのコマ毎のキャラの動きを大きくすることで、瞬間移動のような速さを表現するとか、逆にコマ毎のキャラの動きを極端に小さくして、その間に心の中でのセリフを大量に入れることで、そのキャラの思考の速さ、スローモーション動画のような感覚を覚えさせる、といった表現が多くとられています。 そうした表現に、これまた本作に特徴的な絵の簡素な雰囲気や、白黒を基調とした陰影に溢れた色遣いが重なってくる。 そんな本作を読んでいると、まるで往年の白黒映画を鑑賞しているかのような、静止画である「マンガ」ではおよそ体験しえないはずの不思議な感覚に捉われていくのです!この表現体験、一度は皆さんに味わっていただきたいです! 内容、表現、ともに一級品の作品です。 2019年末に1巻が出たばかりと、すぐに追いつけます。ぜひ、手にお取りください!!
4巻で、主人公のミツハの戦いの前のセリフが良い!
近年数多い「釣り女子漫画」。大抵の作品は様々な釣法を紹介してくれるが、この『スローループ』という作品が他と違うのは、 「フライフィッシング」 これがメインである点だ。 しかも最初が「海フライ」。 マニアックすぎる……。 そんなマニアックな釣りを亡き父に教わった女子・ひよりは、突堤で料理が得意な女子・小春と出会う。互いの親の再婚で姉妹となった二人は、釣りと料理を通じて仲を深める。 ★★★★★ この作品では、「釣り」と「女子の友情」の微妙な問題が描かれている。 ひよりは人見知り故、孤独に釣行していた。 また、ひよりの親友の恋は、ひよりの父が亡くなった時、海に独り居るひよりの側にいなかった事に後悔を残す。 彼女達は小春の積極性に触れ、変化していく。そのストーリーは確かに「小さな春」のような暖かさだ。 そして釣り船屋の次女・小学生の二葉の悩みに、前向きになったお姉さん達が力を貸す。 二葉は釣りや外遊びが好きだが、そのせいで周囲の女子との関係に悩み、自分らしさを押し殺してしまう。それに対してひよりと恋が提示した解決法は、彼女達の変化と優しさを感じさせ、胸熱くなる。 女子には理解されにくい「釣り」という趣味を女子が続けるには、孤独に極めるのも良いだろう。だがもし、同性の「釣り仲間」がいたら……それは意外と楽しいかも。だからちょっと声かけてみようよ、と明るく誘うこの作品、とても優しく心に響く。 それにしてもフライフィッシング、女子の釣りとしては合っているかもしれない。 何と言っても生き餌が要らないのが大きい!毛針を色々揃えたり、自作するのも楽しいだろう。釣れなくてもじっと待つことはなく、常に考えポイントを変えて動き回るのも、飽きが来なくていい。(尤もサビキ釣りなどの爆釣の興奮には敵わないかも……と作中でもあったけれど) 2巻までに突堤、管理釣り場、キャンプ場、釣り船、ときて、3巻いよいよ渓流へ……ここからが本番!?
なんというか男の子すきな展開が目白押し!チェンソーにゾンビに女の子に挙句の果てにはサメ・・・!めっちゃいいやつなんですけどねwとにかく見て欲しいw
表向きは解体業者の高校生社長、裏では極秘の依頼を秘伝の「仙術」を用いて解決する…それが「こわしや」工具楽我聞! 我聞の性格が超まっすぐな「ザ・少年マンガ」の主人公という感じで、見ていてとても気持ちのいいキャラクターです。 彼の周囲をカバーする社員もみんなキャラが立っててやり取りが楽しいので、『パトレイバー』や『血界戦線』みたいなチームものが好きな人は読んでみてほしいです。 そしてなんといってもヒロインの高校生社長秘書、國生さんがかわいすぎる。基本は超有能なクールキャラなんですがふとした瞬間に見せるかわいさのギャップがスゴい。健気に我聞のサポートをする姿が五臓六腑に染み渡る。 最後にふたりが見せる愛あふれる合体技まで是非見届けてください。
久々にマンガに没頭できました。 戦闘シーンも戦略も矛盾がなく、変な引っかかりなく最高。
斬る、主人公2人がとにかく人間を斬る。頭だろうが腕だろうが、スパパパパパーンと斬る漫画。 想像しただけで「やだな」と思った人には絶対すすめないけど、こういう題材でエンタメとしてこんなに面白く描けるのは本当にすごい。感動する。オチも最高。これは499人斬られてるのか数えなきゃならないやつか?と思ったけど面倒くさいのでやめた。 しかしどっちが斬り介でジョニーなのかわからない。でもそれで困ることはなにもない。
とりあえず一話読んで、成績優秀・才色兼備、学園でモテモテな漆葉さんと、地味で平凡な男子高校生心石くんとのラブコメかな?と思う。 一巻読み終わったら、なんだかとんでもない話に発展して、たまげたので報告をしたい。 漆葉さんがモテるのは呪いーーというか心石くんの母親?と名乗る「妖狐」の土地神があたえた「祝福」なのだという。 祝福とは、土地神がその土地に産まれた子供にあたえる才能のようなもので、漆葉さんのはそれが暴走して呪いのように、周りを無意識にサキュバスのごとく魅了させているのだと。 なんのこっちゃと思うかもしれないが、そういう展開になっていったので、自分もたまげている。 そして、漆葉さんの、その呪いにも何か原因があるようで、それを辿るように物語は動き出す。 絵柄もギャグも普通に好みだったので、ただのラブコメでも十分イケたのに、かんなぎや化物語のような流れになっていき、多次元的な面白さを与えてくれる。 なんとも、続きが気になる作品です。