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私の結婚式は、プランナーさんではなく、式場の営業の女性でしたが、彼女がいなかったら成り立ちませんでした。
畳の部屋での披露宴だったので、皆さんに靴を脱いでもらってリラックスしてもらいたい。
でも、お庭もきれいだから堪能してもらうために、デザートは、外で食べてもらいたい。
しかも、ひとりひとりに手渡ししたい!
靴を脱いでいるのに、その後外に出るには、出席者に靴を再度履いてもらわなきゃならない。
どうしょう・・・。
その時、今までやったことないのですが、お庭に赤い絨毯を引いて、お客様には、スリッパを履いてもらいましょう♪と提案してくれました。
また、披露宴が盛り上がりすぎて時間内に終わらなくても、大目に見てくださり、途中で、新幹線が間に合わないと新郎側の両親が退場するというハプニングもあり、友人からは、今までで一番面白い披露宴だったと喜んでももらえました。
式の最中に、その方は、お仕事がお休みだったのにも関わらず、こっそり顔を出してくれてホッと安心した憶えがあります。
本当に、大変な仕事だと思いますが、やりがいはある、この素敵な女性に会って、私も一時期ウェディングプランナーに憧れた時がありました。
【電子限定!描き下ろし『きちじつごよみ』×『孤食ロボット』コラボ漫画2ページ収録】ウエディングプランナーが贈る特別な1日。猪名川こよみ、ウエディングプランナー。フリーランスながら、業界内でも慕われる凄腕の結婚式仕掛け人だ。彼女は、新郎新婦のこだわりを日だまりのように受け止める一方で、無理難題ほど燃える性質。古巣である大手ホテル時代の元同僚でライバルの篠山とは微妙な関係を築きつつ、こよみは今日も“最高の1日”を作るため奔走する――!
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