おそらくなにかウイルス的なもので世の中が荒廃し、多くの人が亡くなってしまった世界で、生き残った人たちがどう生きるか。 それは意外と、いまと変わらないかもしれない? 主人公の漫画家志望の女性・真野さんと、編集者の男性・K澤さんがひたすら連載を目指して打ち合わせをしているところが描かれます。しかしネタを出すにも「もうそれはあるんだよな…」というものばかり。これ、今と対して変わらないな…?(そういう話の中に実在の作品名が出てきたりするのが笑える) ただ、ところどころになにか得体のしれない不安感は漂っていて、例えば編集のK澤さんの正体が謎なところ。漫画編集であることは間違いないようですが、意図的に顔を見せないように描かれているし、過去に何が秘密を持っていそう。そこが読んでいてずっとこわい。あとは、現在進行系でどんどん人が死んでいっているのが話の流れでわかること。 そういう世界観でありながら、ネタ出しのためにしてるふたりの会話が面白くて、感心する所も多いです。死生観について話しているところでは思わず「あ〜」という声が出た。 ページ数もあまり多くなくサクッと読めるのでおすすめしたい。
卓球部……ですらない場所で、ひとり壁打ちに勤しむ自称部長の絵夢(えむ)。そんな彼女を何故か気に入った恵澄(えすみ)は部員になるが、真面目にやらないばかりか、隙あらば部長をイジリ、イジメる日々。この部活、どうなる? ★★★ Sっ気たっぷりの恵澄に巨乳・ぽっちゃり・ドンくさいとイジられれまくる絵夢。嗜虐心を煽る絵夢だが特にMっ気は無いので、普通に傷つくが、共に部活をしてくれる仲間として、そしてほんの少し繰り出される恵澄のデレもあり、二人は怒りながらも一緒にいる、絶妙なバランスのSM百合となっている。 絵夢が部長として頑張ってしまうのは、恵澄が実は卓球の実力者だから。しかし恵澄のための絵夢の頑張りは全く恵澄には響かない。カワイソス。 お互い相手を想っているのに、お互いの気持ちが分からなくてすれ違うコメディは、本当にどこで交わるのだろう……と最後までヤキモキさせられる。 この二人より分かりやすい百合としては、恵澄を一方的にライバル視する子や、後から入部するダブルスの二人の、幼馴染&互いを補うパートナーシップが尊い。 ガチの卓球描写はあまり無いが、卓球を挟んだ関係性のコメディとして、そして何よりも嫌な感じの無いSMコメディとして、ムズムズする感じとブレない笑いがある作品。
かねてから思っていたんですよ。 高木さんの逆バージョンないかなって。 (女子が男子をからかうのではなく、男子が女子をからかうバージョン) 同じ作家さんがやってくれたので、もう何も言うことはないです。 先輩、可愛すぎるだろ。 歩の朴訥な感じで、グイグイ攻める姿も良いです。 これがチャラ男だとダメなのはなんででしょうね。 なんにせよ、ずっと見ていたくなる感じです。
ローティーン向けのマンガにもガールクラッシュの波が…。今や若者は原宿でなく新大久保に行ったりするそうですが、「アイドルで世界を目指すなら韓国留学」というめちゃくちゃ「今」な作品。名前や見た目は変えつつも、絶妙に現実世界をモデルにしてるあたりKポップ好きにも楽しめます。自分も生まれ変われるならBLACKPINKとかITZYみたいになりたい(1日14時間練習はしたくない)。
※ネタバレを含むクチコミです。
タイトルと表紙から何気なく読んでしまったのですが、非常に良かったです。 なんとも優しい物語でした。 父親の再婚で、弟ができることになった女子高生が主人公。 思い描いた弟と違い、また弟の方も思い描いた姉と違って最初に微妙なスレ違いもあるけど基本的に家族として受け入れていく感じ。 表紙の弟、確かに玉ねぎ頭で宇宙人っぽいし。 特に、弟が新しい家になれず、また再婚したからか母親が他人に思えてしまい、夜にこっそり泣いてしまうシーンが個人的にツボでした。 普段は飄々として、何も気にしない風に見えていただけに、 このシーンは強烈でした。 やっぱり年相応に色々不安だったんだなと。 それに姉が優しく接する姿も、また良かったです。 義理だけど共同生活していくなかで少しづつに家族なっていく優しい世界は、ジワジワと染みていきます。 二人をずっと見守っていきたい感覚になりました。
誰しも生きているうちに哲学に興味を持つことはあると思うが、これには危険もあって、周りが何も考えていないバカに思えたり、自分の悩みが哲学者のそれと同レベルだと勘違いしたり、知識量でマウントを取るようになったり、詭弁で論破とかしちゃったりする。そういう典型的に自己愛をこじらせた詭弁くんが、割と全部持ってる哲学さんとの対話によって開かれていく感じがよかった。やはり圧倒的な存在の前で自分の小ささを認めることが大事。 しかし「だーれだ?」の流れで「本質的に我々はなにもーのだ?」なんて言われたら一発で好きになっちゃうね。
児童の労働時間と環境に関して思うところはいろいろありますが、ちぃちゃんのお料理食べたいしお店行きたいです。 お酒飲めないお子様なのに酒飲みの気持ちがわかるのママ似だからなのか、ママをよく見て理解しているからか…なんにせよよくできた子です。 子どもに仕事させて自分は酒飲んでばっかりなんて聞くとちぃちゃんママやべえヤツって思うけど、ママが可愛くて豪快で魅力的なんだよなあ。 しっかりした子ども&酒豪ママの組み合わせっていいよね。 めんどくさい客とか嫌なヤツがほぼいなくて平和にワイワイ酒飲んでるだけなのがこの漫画のよいとこですね。お店行きたい!
連載中はキングが登場したあたりで週刊少年マガジンを読むのをやめてしまっていた。その後単行本で途中まで買っていたが長くなりそうなので買うのをやめていた。鈴木央のマンガは好きで多分これ以外全部読んでいるくらい好きなんで今回まとめて読んでみたが一気に読んでよかったという感想しかないがちゃんと理解ができていない部分もありそう。ラストまで読むと続きがあるような感じだったけど続きはいつ始まるのか... あと昔にアーサー王物語を読んでいて今日ほどよかったと思った日はなかったよ
ボーボボの澤井啓夫が、日常マンガに挑んだ結果・・・ 1巻では絵柄が安定していなくてかなり読みにくい。 だが2巻から背景やタッチが洗練されてきて、 3巻の25話目でよつばと絵の完成形を見る。(画像参照) 正直、2巻の絵柄くらいが丁度よかった… 次のシリーズ「ほんのり!どんぱっち」に至っては、 ほとんどよつばと!にしか見えなくなってしまった。 https://shonenjumpplus.com/episode/10833497643049550244
美大の授業がきっかけでどんどん仏像にはまっていく様子が、あんまり興味なく読み始めた自分と重なってどんどん引き込まれていく。京都や奈良はよく行ってたが、完全に大事なところを見落としてるな〜。知識だけじゃなく人生と繋がっているのが良かった。絵も上手い。
内向的な高一女子は、街の卓球場の前で同じクラスの陽キャ女子と出会う。彼女に誘われて卓球を始めるが、実は二人にはある因縁があった……。 ★★★ 少し祖母に卓球を教わったことのある主人公。その祖母と卓球場と、陽キャ女子の祖母の縁を辿りながら、主人公と陽キャ女子がダブルスを組んで試合に出るまでを描く。 卓球漫画としては「初心者あるある」が沢山描かれていて、ちょっと他の卓球漫画とは一線を画す。この作品を一言で表すと「本気で楽しむ」という台詞。真剣にやるけど、それでつまらなくなっちゃ意味ないよね、という力の抜け方がいい。 卓球の大会の描写も面白い。さまざまな世代が混ざって争う大会は、卓球ではよくあり、確かに小学生に負けたり、お年寄りに負けたりすることはよくある。当たり前なので悔しくもないのだが……いや嘘だ。めっちゃ悔しい。 初心者なりの戦いも熱いし、二人の友情物語も熱い。陰キャの成長譚と縁の巡り合わせと独特な卓球文化を織り込んで、充実の一冊だった。
作者のファンなので読みました。 サスペンスとしての面白さはもちろんのこと、肉親や親友への厚い情が感じられるシーンがこの作品の魅力です。例えば、自分を遠くから想ってくれていることがわかる双子の兄からの手紙のところ。いちばん好きなシーンです。
ゆるキャン△ファンは抑えておいたほうが良いです。 何故ならゆるキャン△の聖地巡礼をこのマンガでもやっているから…!マンガ内で同じ漫画家が聖地巡礼ってどういうこっちゃと思うかもですが読めばわかる。読もう。 ベースは同じく女子高生で山梨県で部活動なのですが、今回は写真&映像! こっちも流行るといいなぁー
自由を感じさせる真っ白い装丁、独創的な構図、あっと驚く意外なオチの数々。まさに自由帳のような面白さが味わえる短編集です。TASなどのゲームネタが多いので若干人を選ぶ話もありますが、元ネタを知らずとも楽しめる作品だと思います。(あとがきで解説もある)まずは試し読みで1話目「KILLING SPREE」だけでも読まれてみては。人がたくさん死にますが面白いですよ!
高校生くらいに時に読んでも十分面白かったが今読むと違った感じで面白い。昔は主人公の国分徹郎がすごい年上に感じたが今は同年代になっているとか色々あるけど一番は自分のやりたいことをやりたいようにやっているかという点で考えてしまった。史村翔は「サンクチュアリ」や「右向け左!」が有名だと思うがなんというかこういう浪花節っぽい原作の方が好きかな。
私は原作ファンでドラマも楽しみにしてましたが、一緒に観ていた母の方がハマってしまったようです。やはり年齢が高ければ高いほど共感指数も高い…? ドラマ版では(アララではなく)新の職場の人たちのキャラも濃くて原作よりも賑やかになってます。 ドラマを機に漫画も読む人が増えれば嬉しい。
そばの蘊蓄より、そばに纏わった人情話が温かで面白い。何度も読める作品ですね⚾️
すごーーーい良かったーーーーーー。この「にことがめ」という方、名前覚えづらいけど次作も見逃さないために頑張って覚えておきたい。 その人間が生きた人生を理解し、魂の選別をするため、人間が持つ感情(喜怒哀楽)を生まれたての天使が学ぶという話で、序盤はなかなか順調にことが進んでいきますが、感情を知れば知るほど、当然ながら怒りや悲しみが増えていく。仕事のためとはいえ読んでいて胸が痛い。これが感情というものか…
おばあさんと高校生の友情を描いた話。いろんなところでおすすめされていたのをきっかけに読み始めました。 相当な人気があったようだけど全5巻でスパッと終わらせた潔さがありました。さいごは爽やかな気持ちになります!
単行本の表紙からかっこいいです。 手触りも好き。 センスの塊みたいな作品。 表社会で通常の生活を営みながら、裏社会ではドラゴンの保護と管理をする仕事をしているのえる(日本人)とニニー。 そこに、のえる大好きなバルゴが保護され・・・。 まだまだ、これから魅力的なキャラクターが沢山活躍するするはずなので、2巻が出るのが楽しみ♬
毎回ほとんど同じパターンで物語が進んでいき料理もそんなにうまそうな感じでもなく進んでいく。場所がいきなり変わったり傷がすぐに治っていたり色々気になる点とか料理本体よりも素材がいいからうまいんじゃないと思ったりしたけど刃森尊のマンガはこうでないと思ったりもする
2012年の週刊少年チャンピオンで連載していたラブコメ剣道マンガ。四大少年誌を制覇したと言われる鈴木央だが、一番作風がハマると思われた少年誌・チャンピオンではハマらなかったのが未だに不思議である。「綺麗なお姉さん」×「ショタ」という、あからさまに出された感じが、紳士たちの好みに合わなかったのだろうか。もちろんラブコメとして面白いのだが、いかんせん画力が高すぎるため、いつガチの剣道マンガをやるのかと期待してた。全2巻ではあまりにも短すぎる。もう少し続けて欲しかった作品。
KindleUnlimitedでよく見かけてたので作品自体は知っていたんだけど、「(どうせしょうもないエロギャグなんだろうな…)」と敬遠してたけど、実際は壮大な大河ヒューマンドラマでマジですごかった。本棚に並べるなら王様ランキングの隣に置きたい作品。 1エピソードが4コマ×4本で構成されてて、主人公はいかにもエルフにエロいこと強いてそうなアラビアンな格好のオッサン(商人)。 読みはじめると、オッサン商人が雑なコピペばっかでまず笑ってしまう。 しかも早々に#1でこのオッサンに関する衝撃の秘密が明かされて「この漫画とんでもねーぞ・・・!」と。 というか、初見で舐めてかかったら、後半意外にも時系列と登場人物たちの関係が大河ドラマばりに複雑になっていってかなり焦った。もっかい読み直してちゃんと把握したい。 ギャグ漫画なんだけど優しい世界っていいなと思わされた。美男美女の国の国民になれるような生き方をしたい…。 https://twitter.com/gaiko_kujin/status/1220355663584354304?s=20
幼少期、コロコロよりボンボンだった自分としては、掲載されていた「OH!MYコンブ」は強烈すぎて今でも思い出せるくらいの作品だ。 電子化と聞いて矢も盾もたまらず読んでしまった。 もう懐かしいの一言。 駄菓子を用いた料理(?)の数々は子供でも作れることが魅力で、よく真似をしたものです。 また、材料がなくて別ので代用して、時に失敗したり、時に成功したり…何気に料理の楽しさというか、アイデア一つで様変わりする創意工夫の大事さを教えてくれた作品だと思う。 ただ、悲しいことに作中に出てくる駄菓子の数々が、現在生産中止になっているので、もう読んでも真似できません。 過ぎ去った時代を感じます。 また、子供の時は気にもとめなかったが、原作が「秋元康」というのも、今思うとすごいすね。手広くやっているなぁと。 電子書籍については、底本スキャンなのか、ところどころ吹き出しやコマがキレていたりしますので購入の際はご注意ください。 何にせよ、懐かしい人にとっては嬉しい電子化です。 最終回とか思い出せなかったので、あの日を思い出し喜びもひとしおでした。
ダジャレ文化…浅いようで実は深かった!コメディタッチながら日本人がいかに日常的にダジャレに触れているか気付かされる。 ちなみに、おまけで収録されている記事「ダ洒落大陸」のインタビューがなかなか豪華だった。声優の花澤香菜さんもその一人。本編に負けず劣らず「ダジャレ愛」を熱く語っておられる。で、他のインタビュー陣は誰じゃ?ってそこは本を読んでみてくださいな。
自律人型機械(ヒューマノイド)が産業導入され、結果的に人間の側の失業率が低下したことでデモが頻発する時代に生まれた、軍用ヒューマノイドのリア。彼女は上司から命じられた「守りたいものを見つけなさい」という指示に従い、たった1人で戦っていた。 一方、そんなヒューマノイドを作り出した文明を禁忌とし、地下世界で生き延びる集落、そこに住む少年・ノーリィは、妹に食べさせる食料を得るため集落の掟をこっそり破って村の外に出ていた。 この隔絶された2つの世界に生きるリアとノーリィの様子を描く作品。 終末感の強く打ち出された世界観もさることながら、1話の構成が素晴らしく、一気に物語に引き込まれる作品。そして、その勢いのまま1巻を最後まで読んでしまうと、1話ではなく1巻全体がこの物語の導入であると気付かされる。 タイトルの『ラストオーダー』(=last order)も複数の解釈ができるため、今後の展開も楽しみな作品。 1巻まで読了
誠実さに溢れた素敵な作品です! 簡単じゃない問題を簡潔に描いています。
鬼女板の気持ちいい話だけを浴びまくりたい!という人間の本能を叶えてくれる作品です。 「こわーい」「やばーい」って自分の関係ないところで言いたい。胸糞悪くなるのは嫌なので悪い奴が痛い目見るところまで見届けたい。でもやっぱり巻き込まれたくない。 そんなわがままな欲望を3人のガールズトークが満たしてくれます。3人が巻き込まれることもあるし、痛い目見せるために奔走したりもするけれど、基本面白がりつつちょっと冷めた目でバッサバッサ斬りまくるスタンスがなんとも痛快です。 再現ドラマやバズってるツイートを見ると「嘘松」なんて思っちゃうけど、漫画なら楽しいぞ!! スカッと○ャパンよりスカッとします。気持ちいいです。
読み切りのほう読んでなかったんですが第1話面白かったです。いま別マが無料公開中だから読めたんですけど、読切版も読みたいです。デジタル版だと表紙左下にあるQRコード(ここからepisode0が読めるとなってる)が読み込めないんですよね(/_;)どうやったら読めるんでしょうか…
ほっこりする話しか想像出来ないぜ!っていうぐらいほんわかした絵柄にも関わらず、内容はほっこりだけでなくしっかりと筋があるストーリー。 物語の進み方も外国人(異星人・異人種)も皆「人間」なところもとてもグーでした。 ホロリと来る場面も確かにあるけど、それよりも背景を想像してギュッと胸が痛む。意外とそんなシーンもあって、良作でございました。
BLではなく、妄想BLを楽しむ腐女子のマンガなんですが、これがまた最高でした。 絵も上手いし、目の毒なふたりはもちろん、等々力さん(主人公)含め登場人物がみんなイケてるところも素晴らしい。 もちろん続きも買う。
1巻完読。 まだまだ序盤なので、これから色々なものが動き出すはず。 美世の持っていないとされている異能の能力が、すごいパワーで発揮されそうな予感。 そして、婚約者の久堂清霞。 美形ならではの悩みを抱え、数多の女性から好意を寄せられて、冷酷無慈悲を余儀なくされている。 美世との生活では、優しさしか感じられないが・・・。 今後を楽しみに♬
よ、要素が…!要素とルビが多い!! 大量のゾンビ・屍生者(リバーサー)と不死英雄(ヒーロー・オブ・ザ・デッド)と呼ばれる蘇った英雄に支配された世界!救うのは100年のコールドスリープから目覚めた女子高生シロガネ・シオン!彼女は聖なる力で悪を屠る聖葬拳士(グレイブ・グラップラー)なのだ!なんて元気の出るあらすじ! 1巻に出てくる敵幹部、死闘士(デスナイト)はマリー・アントワネットとジル・ド・レェ、一方味方の聖葬拳士(グレイブ・ナイト)は宮本武蔵と服部半蔵とメンバーの格はいきなりクライマックスで、バトルは大迫力です。ちょっとネタバレですが『朕は国家なり』を使うボスも出てきますよ。惜しみないですね。 シオンのキャラクターデザインは『楽園追放』の齋藤将嗣さんデザインだけあってツボが抑えられてます。聖煌氣(セラフィックアウラ)を使って変身するエロカワカッコイイコスチューム聖鎧布(アウラギア)のデザイン、間違いがないですね。 1巻はイカれたニュートンがリンゴを掲げて「このリンゴも世界も全ては我らがグールゾンの手に落ちる」と宣言するところで終わり。そんなカツ丼みたいなマンガです。ホビージャパンを信じろ。漢字にカッコイイカタカナが振ってあったら楽しい!という人に手に取っていただきたいですね。
「ポンポコ」というワードが強すぎてキャラ名とかあんまり思い出せないけどとにかく絵も抜群に可愛いしヒロインのポンコツぶりもツボでした。次回作(ガチで)期待しまくってます!! あ、キャラ名はタイトルになってるのか
キャラクターの心理描写が秀逸で一気にストーリに引き込まれた。絵も美しい。人気があると聞いて読みましたが納得でした。
主人公の山景樹(やまかげ いつき)は中学生の頃に両親が蒸発し、双子の弟妹との生活を支えるため大学に通いながら家事代行のバイトを何本も掛け持つという多忙な生活を送っていました。 そんな彼女の心の支えとなっていたのが、幼い頃に出会ったようちゃんという男の子。 山の上の立派な洋館に住んでいたその子は仲良くなった後すぐに引っ越してしまい、その時に彼から「必ず迎えに行くから待ってて」約束をしていました。 ある日、そのようちゃんが暮らしていた洋館に偶然足を踏み入れることになった樹は、そこでようちゃんと思わぬ形で再会を果たします。 というのもようちゃんの正体は実は吸血鬼で、引っ越すと言っていたその時から10年余りの期間、ある理由から洋館の地下で監禁をされていたのです。 ようちゃんのことをずっと心の支えにして生きてきた樹でしたが、彼が吸血鬼だという事実、そして監禁で心身ともにボロボロになっている姿を見て驚きを隠せないといった様子です。 一方のようちゃんの方はかつて樹と別れる前に、薔薇のトゲで指先に怪我をした樹の家を舐めてしまったことがあり、その結果"吸血鬼の本能"による樹への執着心が高まってしまっています そんなお互い異なる理由、しかも自分の思いとは関係ない理由で惹かれ合っている二人の物語は、ホラーのような雰囲気がありつつもどこか官能的な独特な雰囲気を醸し出しています。 1巻まで読了
連載中も読んでてマザコンの大工が主人公で大工の仕事を学びながら大会に出ているところまでは覚えていた。改めて読み返すと色々展開がむちゃくちゃで大工の大会もあんな終わり方とは全く覚えておらず、その後の祖父の会社との対決になっていくあたりはあんまり理解できずに終わってしまった。
おそらくなにかウイルス的なもので世の中が荒廃し、多くの人が亡くなってしまった世界で、生き残った人たちがどう生きるか。 それは意外と、いまと変わらないかもしれない? 主人公の漫画家志望の女性・真野さんと、編集者の男性・K澤さんがひたすら連載を目指して打ち合わせをしているところが描かれます。しかしネタを出すにも「もうそれはあるんだよな…」というものばかり。これ、今と対して変わらないな…?(そういう話の中に実在の作品名が出てきたりするのが笑える) ただ、ところどころになにか得体のしれない不安感は漂っていて、例えば編集のK澤さんの正体が謎なところ。漫画編集であることは間違いないようですが、意図的に顔を見せないように描かれているし、過去に何が秘密を持っていそう。そこが読んでいてずっとこわい。あとは、現在進行系でどんどん人が死んでいっているのが話の流れでわかること。 そういう世界観でありながら、ネタ出しのためにしてるふたりの会話が面白くて、感心する所も多いです。死生観について話しているところでは思わず「あ〜」という声が出た。 ページ数もあまり多くなくサクッと読めるのでおすすめしたい。