舞台は、家族の中にゴゴというエキゾチックな呪いの人形みたいな見た目の生き物がいる世界。子どもたちが「パパとママの『ママ』は、おばあちゃん。じゃあパパとママの『パパ』って…？」と疑問を覚えた瞬間、記憶の改変が発生し…。

なんと異星人が労働力不足を補うため、宇宙生物ゴゴと地球のジジの交換を行っていた。
しかも、その隣の惑星の異星人たちが今度はやっかい生物ボボと地球のババを交換してしまい、地球から祖父母が消えるというオチ。

おじいちゃんたちは生き生きと働き、嫁姑問題が消えと良いことずくめのように見えるけど、おじいちゃんおばあちゃんたちが宇宙の遥か彼方に連れされて、その家族は連れ去られたことにさえ気付かない…。

読者の視点からみると胸が潰れそうなほど切ない読切だった。