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自律人型機械(ヒューマノイド)が産業導入され、結果的に人間の側の失業率が低下したことでデモが頻発する時代に生まれた、軍用ヒューマノイドのリア。彼女は上司から命じられた「守りたいものを見つけなさい」という指示に従い、たった1人で戦っていた。
一方、そんなヒューマノイドを作り出した文明を禁忌とし、地下世界で生き延びる集落、そこに住む少年・ノーリィは、妹に食べさせる食料を得るため集落の掟をこっそり破って村の外に出ていた。
この隔絶された2つの世界に生きるリアとノーリィの様子を描く作品。
終末感の強く打ち出された世界観もさることながら、1話の構成が素晴らしく、一気に物語に引き込まれる作品。そして、その勢いのまま1巻を最後まで読んでしまうと、1話ではなく1巻全体がこの物語の導入であると気付かされる。
タイトルの『ラストオーダー』(=last order)も複数の解釈ができるため、今後の展開も楽しみな作品。
1巻まで読了
終末後の世界。機械兵士・リアは、最後の命令――ラストオーダーに従い、終わることのない戦争を百年以上も続けていた。護るべき人間も姿を消し、戦友たちを失った後も、リアは たったひとりで闘いの日々を過ごしていたのであった。そんなリアの前に、再び人間が姿を現したのだが…!?
終末後の世界。機械兵士・リアは、最後の命令――ラストオーダーに従い、終わることのない戦争を百年以上も続けていた。護るべき人間も姿を消し、戦友たちを失った後も、リアは たったひとりで闘いの日々を過ごしていたのであった。そんなリアの前に、再び人間が姿を現したのだが…!?