sogor25
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2024/02/27
迷い込んだ異空間で出会った6人の"自分" #1巻応援
逃げグセのせいでバイトが長く続かず、ちょうど20件目のバイトを無断欠勤してしまったばかりの「久々原亜久里」(くぐはらあぐり)は、 そんな自分を変えようと、試しに普段と違う方の足から靴を履こうとした次の瞬間、目の前の世界が崩れ始め、気づいたら謎の異空間に飛ばされていました。 そこで彼女が出会ったのは、“時空探偵”を名乗る少女、そして、それぞれ別の時空から同じく飛ばされてきたという6人の“久々原亜久里”でした。 同じ“久々原亜久里”だけど自分とは明らかに違う存在である彼女たちは、何者にもなれずにいた「久々原亜久里」にとってはそれぞれが“自分がなり得た可能性”たちでした。 そんな“久々原亜久里”たちと元の世界へ戻る術を探す「久々原亜久里」を描く作品です。 “久々原亜久里”たちとの接触で「久々原亜久里」の自己同一性が揺らぐと世界が崩れ始めるというSF的な描写も織り交ぜつつ、絵の情報量も格別に多く、1ページ毎の密度の濃さで圧倒しつつそれでも全力でエンタメをしている、1度読めば忘れられないインパクトを残してくれる作品です! 1巻まで読了
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2023/12/11
もし奴隷のように扱われるロボットたちに"意識"があったとしたら… #1巻応援
舞台は意識を持たない人型のロボット“義人”が実用化された世界。 ロボットと言っても有機物でできており、パッと見は人間とほとんど変わりません。 (といっても、この世界に生きる人にとっては“義人っぽい”見た目というのがあるらしいですが) 高校2年生の鈴木リアハはある日の夜、輸送中の事故により脱走したマリーという義人を拾います。 本来、脱走した義人を匿うのは重罪なのですが、なぜかリアハはマリーのことを警察に通報しませんでした。 その選択の影にあったのは、リアハの父親の存在。 7年前、リアハの父親は義人に関する秘密を暴こうとして警察組織に抹殺されていました。 その秘密とは、「実は義人には人間と同じく意識が存在し、政府の改造により意識を操られ奴隷のように扱われている」ということ。 そんな過去の事件が心に深く刻まれていたリアハ。 そこに現れた、ある出来事により意識を取り戻した義人マリー。 「義人が普通に生きられる世界を作る」という共通の目的を見つけた2人は果たしてこの先に何をしようとするのか、それがこの作品の1話1ページ目に集約されています。 是非、1枚絵としての魅力も強烈なこの1ページ目だけでも見てほしい作品です! 1巻まで読了