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「女だって性欲くらいある」自分でやってばかりじゃたまに惨めになるから、いないよりはいたほうがマシって感じで男と寝てた。女にとって「見た目」は武器になる。仕事でだって邪険に扱われるよりは丁寧に扱われたほうが都合がいい。そう思って、上司や取引先の男、完全に性欲解消するための男等々と、私にとって都合のよい関係を維持できるなら寝ていた。“打算”しか頭にない私はスレた女のはずだった―――。「大嫌いだったはずのアイツと寝るまでは」。本能がむき出しになってこんなに熱くなって… 気持ちも何もないはずの男の力強い乱暴な行為に、こんなに熱く惹かれるなんて…。私は何度もやり込められる…。※第3話~第4話目を収録。
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「幻獣の國」から地球へ帰る道を自力で探そうと決意した夏芽は、夢に現れた秋津国「第3の皇子」の導きに従い、強い絆で結ばれたフィローン国竜騎兵のタイトとストリクス、「契約猫」ラーオと共に秋津国に到着した。しかし双子の秋津国皇子の手にかかり、ラーオは「水の檻」に閉じ込められ、夏芽は皇子たちから必死で逃げ回るうちに「聖墓所」入り込み消えてしまう。夏芽たちを救いに向かったタイトとストリクスは、「お館様の命」を伝えに来た秋津国皇室親衛隊を率いる犬甘筐に捕えられてしまう。「お館様の命」は、戦争の危機が迫っているため、双子皇子は「蒼天」へ上ってほしいとのこと。しかし皇子たちはこれを聞き入れず、秋津国騎士たちと戦わせてタイトとストリクトを「面白く」殺すゲームを始めたのであった。聖墓所から地の底に落ち絶望していた夏芽は、ラーオから「王族」であることの自覚を持てば救われると告げられる。地底から現れた巨大なコマ犬の幻獣、芙蓉城の守護者「燧石」に出合い、彼に導かれた夏芽は「命の珠」を託され、死に瀕した一族の最後の望みとして、自分の子犬にその珠を翳すように告げられる。一方、殺人ゲームを戦うタイトとストリクスは、次々に襲い掛かる秋津の戦士たちを退けるが、罠にはまり危地に陥る。その時、檻から抜け出た「契約猫」ラーオが出現、驚異的な霊力を発揮する。ラーオはさらに双子の皇子にも戦いを挑み、ついに2人を倒すが、倒れた皇子たちの体の上から「第3の皇子」が出現したのだった! 美しいまでに恐ろしい幻獣たちの息をつかせぬ迫力の格闘シーン……圧倒的なスぺクタルSFファンタジー傑作第4巻!