嘘つきボーイフレンド
両親を亡くし、3人で暮らす榊(さかき)兄弟の裏の顔は、依頼人から指定された男女を別れさせる「別れさせ屋」! 今回は、長男の直哉(なおや)が幼なじみの女の子といい感じになったり、ある依頼で知り合ったアイドル・大智(だいち)と協力してドラマの撮影現場に潜入したら、次男の悠斗(ゆうと)が肉食女プロデューサーに狙われたり……。さらに、三男・颯太(そうた)にはある出会いが――!?
ステイション
▼第1話/経費削減とリストラ ▼第2話/誠意の姿 ▼第3話/中村に敬礼! ▼第4話/私は泣かない! ▼第5話/小麦家始末記 ▼第6話/安全という宝物 ▼第7話/100円占い ▼第8話/時代遅れ ▼第9話/変わらぬ風 ▼第10話/黙視鳥行 ▼第11話/娘たちの出会い ▼第12話/駅員失格、人間合格 ●登場人物/中村洋二(JL新新宿駅改札係・持ち前の親切心が、いつも騒ぎを引き起こしてしまう)。渡辺(JL新新宿駅駅長・中村に理解を示し、暖かく見守る)。磯山(JL新新宿駅主任・本社から転勤してきて、中村を目の敵にする)。 ●あらすじ/経営計画を策定中のJL社長の松山が、現場の意見を聞くために、お忍びで渡辺駅長を訪ねてきた。彼は改札口で会った中村に駅員室まで案内されるが、渡辺は不在だった。その時、構内で客が倒れたとのニュースが入り、渡辺を待っていた松山は、中村の人助けに付き合わされてしまう(第1話)。 ▼弁当売り場に勤務する広田は、人はいいのだが客あしらいが苦手である。ある日、「弁当に針が入っていた」と客が怒鳴りこんでくるが、広田の応対では火に油を注ぐばかり。たまたまその場に立ち合っていた中村は、彼に代わって客に土下座する(第2話)。 ▼ラッシュアワーの中、急いだ客が電車の閉まったドアを蹴ってムリヤリ開けさせたが、そのドアは閉まらなくなってしまった。この電車が止まれば後続にも影響が出ると考えた中村は、ドアにロープを張り、自らがドアの前に立ち塞がって電車を出発させる(第3話)。 ●その他の登場キャラクター/戸越さん(第4話)、柴田さん(第5話)、山田さん(第6話)、古田(第7話)、田村さん(第8話)、村木(第9話)、桜井(第10話)、女の置き引き(第11話)、真田(第12話)
ジョカトーレ フィールドを駆ける戦士達
●あらすじ/1998年。Jリーグの人気選手・中山悟は引退試合を迎えていた。だがその試合で、血の気の多い彼は審判の判定に激しいクレームを付け、なんと退場処分になってしまう。それから3年後。中山は、千葉の市立八幡高校に新任教師としてやってきた。サッカー部の2軍コーチとなった彼は、「楽しくやろう」をモットーに、勝利至上主義の1軍とは正反対の指導を始める(第1話) ▼第1話/新監督は名選手 ▼第2話/GK(ゴールキーパー)ブルース ▼第3話/目先の勝利… ▼第4話/補欠なんていない ▼第5話/激闘! VS1軍戦!! ▼最終話/永遠のサッカー小僧 ●主な登場人物/中山悟(千葉の市立八幡高校に赴任した新任教師。サッカー部の2軍コーチを担当する。元Jリーガーで、日本を代表するストライカーだった)、栄輔(八幡高サッカー部の2軍選手。練習の準備から後片付けまで率先してやるチーム一の真面目な選手だが、実力が伴わず、今のところ2軍でも控え)、磯崎朗(サッカー部の元1軍選手。抜群の実力を持っているが、他のレギュラー選手や、監督との折り合いが悪く、2軍に降格) ●本巻の特徴/以前は日本を代表するストライカーでありながら、現在は勝利は二の次、サッカーを楽しむことを第一に掲げる新人教師・中山悟。とにかく真面目だが実力が足りず、2軍でも万年補欠といわれていた栄輔。抜きんでた力を持っているが、1軍の森監督や他のメンバーとうまくいかず2軍落ちし、クサりかけていた朗。この3人を中心に、サッカー名門校の2軍を舞台にして繰り広げられる、さわやかなスポーツコミック。“同好会”と馬鹿にされる2軍の選手たちが、中山の指導により、サッカーを楽しむことと、チームプレーの大切さを知り、どんどん成長していく。ゴールキーパーや控え選手の心情、試合での戦術、名門校ゆえの悩みなど、サッカーに関する様々なことがリアルに描かれていて、経験者も大いに納得できる作品だ。アビスパ福岡の山下芳輝選手も絶賛。 ●その他の登場人物/森(八幡高サッカー部1軍監督。全国制覇を目標としているだけに、その采配は厳格で非情)、本山(サッカー部2軍のゴールキーパー)、松永(2軍のゲームメーカー)、水原(2軍の女子マネージャー)、北条(1軍のエースストライカー)