妻の実家・築地魚河岸の仲卸「魚辰」の三代目を継ぐことになった、元・銀行マンの赤木旬太郎。だが、初日から遅刻!果敢に仕事にチャレンジしようとするが、魚に関してはまったくのド素人。そこで旬太郎は「わかったふりしてお客さんにはすすめられない」と、カツオを手に店を飛び出して…!?
【全4巻収録】屈指のゼネコン・五代産業の三男に生まれながら、外に出された和也。何者かが彼を五代産業の後継者へと画策し始めた! しかし、和也には別の思惑が……?!
余命10年、それは20歳の茉莉(まつり)に宣告された命の時間。友人たちは社会に旅立ち、それぞれの道を歩んでいく。茉莉はひとり病魔と闘い、孤独と向き合っていた。そんなある日、故郷に戻った茉莉が再会したのは……。恋なんかしない、そう決めたはずなのに。【ベストセラー小説、待望のコミカライズ上巻。】
▼第1話/命あるがままに▼第2話/最強の組織づくり▼第3話/三人の局長▼第4話/池田屋▼第5話/滅びの道●登場人物/近藤勇(幼名・勝太。農民の家に生まれながら、新撰組の組長として歴史にその名を残す人物)、土方歳三(薬売りの家に生まれ、ひとりで喧嘩剣法を編みだす)、沖田総司(新撰組一番隊隊長。体が弱いながら天才的な剣の使い手)●あらすじ/農家に生まれた勝太は3人兄弟の末っ子。15歳になるころには、近所にあった近藤周助の道場に行き稽古の様子を盗み見て剣の研究をし、杉の木を相手にただひとり稽古に励んでいた。何度も道場にやって来る勝太のことが気になった道場主の近藤周助は、勝太に稽古をつけてみる。すると驚いたことに勝太の構えや打ち込みは自分のものとそっくり。そのうえ、勝太に天性の勘の良さがあることを見抜いた周助は、彼を弟子にする(第1話)。●その他の登場人物/近藤周助(天然理心流の3代目師範。近藤勇の師匠にして、義父)、おツネ(近藤勇の妻)、永倉新八(天然理心流の門弟。後の新撰組隊員)、原田左之助(天然理心流の門弟。後の新撰組隊員)
派遣切りにあってしまった佐藤春香は声の大きさを見込まれ、代理でウグイス嬢の仕事を見つける。しかしひょんなことから国会議員に出馬してしまい、あろうことか当選してしまった! いろいろと問題を起こしながらも日本の子育て問題に立ち向かう!
広告代理店・総務部1年生の朝倉浩子(ひろこ)は明るさが取り柄の23歳。つまらない会社にオサラバしようと退職届を書いたけれど、なぜか総務部係長に昇進してしまう。女にとって働くって…!?出世って…!?OL頑張りストーリー!!
洋食が大好きな少年はいつの日か素敵な料理人になる──さあ、始まる修業の日々!!
プラトンホテルの中でも特別な存在であり、長い歴史を持つ『銀座プラトン』。その創立100年祭の日、牧原敬子、立野光という若い二人がコンシェルジュとして配属されてきた。各界の著名人が多数訪れ、華やかな雰囲気に包まれる銀座プラトンの入口に、一人の男がたたずんでいた。破産を待つばかりとなった時計店のオーナー・クロム。東堂は、彼をある人物に引き合わせる。
▼第1話/0番窓口のあいつ ▼第2話/見送る気持ち ▼第3話/始発まで ▼第4話/捜す人 ▼第5話/待つ少年 ▼第6話/乗り継ぎ駅へ ▼第7話/定年 ▼第8話/登り坂 ▼第9話/701番目の商品 ●登場人物/中村洋二(JL新新宿駅改札係・持ち前の親切心がいつも騒ぎを引き起こしてしまう)。渡辺(JL新新宿駅駅長・中村に理解を示し、温かく見守る)。磯山(JL新新宿駅主任・本社から転勤してきて、中村を目の敵にする)。 ●あらすじ/いつも明るく親切だがドジな新新宿駅員・中村。合理主義者の主任・磯山は、気に入らない彼を岩手に飛ばそうとするが、駅長は首をタテに振らず、彼を「理想の駅づくりに参加させる」と言う。そこに飛び込んできた自動改札機故障のニュース。うろたえる磯山をよそに、中村は改札に立ち、鮮やかなパンチさばきを披露する(第1話)。 ▼人捜しを懇願する老婆が、駅員たちを困らせている。中村が話を聞くと、彼女は、黙って家を出た息子・三郎と数年ぶりに会う約束をしており、新新宿駅で待ち合わせていたが、その場所がわからなくなってしまったという。冷たい磯山を振り切って、中村は老婆をおぶって駅構内を探し回り、ついに三郎を発見するのだが(第2話)。 ▼ある日、中村は夜勤中に泥酔したOLを見つけ、駅員室へ運ぶ。彼女は、昼は丸の内OL、夜はホステスと2つの顔を使い分け、自堕落な生活を送っており、中村の前でも「金持ちの男としか付き合ったことがない」と強がってみせる。ところが、故郷の彼女に宛てた中村の手紙を盗み読んだ彼女は、本当の気持ちを中村に告白し始める(第3話)。 ●その他の登場キャラクター/狂言ビジネスマン(第4話)、修くん親子(第5話)、小野さん(第6話)、伊藤さん(第7話)、年頃の娘を持つおじさん(第8話)、マコちゃん(第9話)
『都会のリゾートホテル』をコンセプトに、東京・お台場に新設されたプラトン。そのコンシェルジュに就任して1週間の赤川一平は、家族との絆を取り戻すためにプラトンを訪れたビジネスマンのサポートを引き受ける。彼の家族のために話題のミュージカルのチケットを手に入れることに成功した赤川だったが、部屋に届けたはずのチケットが消えてしまい…。
読みました。 余命10って1番苦しい時間制限じゃないでしょうか…。 しかも20〜30歳という人生で1番華やかな時期の10年。 余命が決まっていてもう恋愛をしないと心に決める感じや、告白された人に答えないとかなかなか辛い話です。 全2巻ですぐ歳を取ってしまうので活字で読むとまた違った印象になるのかな…。 色々考えますが、作品としてリミットのある恋は儚く美しく感じますね。
魚に関してはド素人だった銀行マンが転職して 妻の実家の家業の築地魚河岸の仲卸の三代目に。 ド素人でありながらもそれに甘えず、 けしてプロフェッショナルを軽視もしない。 謙虚でいながら大胆な行動力と才能を活かし、努力をし、 プロの競う場所でありながら義理と人情に 揉まれて包まれて鍛えられる場所でもある 「築地魚河岸」で修行をして、 人間味と魚愛に溢れた魚河岸の男に成長していく物語。 大好きな漫画です。 けれど全肯定も出来ない部分もあります。 プロフェッショナルな世界を描きながら、 採算度外視な面に走りすぎたり。 まあそこは人情ドラマでもあるからとは言えますが。 話のベースは基本的に人情ドラマなんですよね。 けれどもプロの厳しさと人情の甘さを融合しているというか、 その良し悪しが出ているのがそれがまた魅力というか。 特に第6巻に載っている話が好きです。 「カキ喰えば・・・」では食の美味い不味いと安全性と、 それに関する世間の認識について考えさせられます。 まあチョット、前編から後編への引っ張り方には ?と思う部分もありましたが。 「サヨリの意気地」では古典落語に出てくるような人情噺と 食品の旬に関する考え方が見事に絡み合っています。 「魔法をかけられた魚」ではイケスの魚を中心に 魚の鮮度や〆方や、それに携わる人や努力の仕方や、 それらが確立する過程にも色々あるのだということ が描かれていると思います。 「下支えの出汁」今現在も人気の豚骨醤油魚介系ラーメンの 美味しさについての解説とともに、 単純なラーメン味対決漫画よりも一つ捻った兄弟弟子愛が いい出汁として効いている泣けるグルメ漫画。 全42巻を通しての三代目の成長譚や 魚中心の食品に関する面白くてためになる話の以外にも、 とりで寿司さんの努力成功話とか、 スーパーマーケットの横山さんが人間性まで含めて 築地に影響をうけて変わる話とか、 干物屋の息子の若くんの試行錯誤成長話とか、 英二さん千秋さん、雅さんエリさんのラブストーリーとか、 全42巻を読んでこそ味わえる漫画としての物語の 醍醐味もありますので、 ほんと、御一読をお勧めさせていただきます。
「築地魚河岸三代目」 作・大石賢一他、画・はしもとみつお、 が好きだったので、同じ作画コンビの作品と知り読んでみた。 予想以上に築地魚河岸テイストで、 さらに、なんか石ノ森章太郎先生の「HOTEL」とも 雰囲気が似ているなと思って確認してみたら、あちらも 原作が大石賢一先生だった。 まさにHOTELと築地~の間の作品で、 この作品を習作として築地~が出来たのではないか、と思った。 大都会の巨大駅に勤務する駅員・中村は 駅を通過する様々な人々と関わり、 人を導き人に導かれ、様々なドラマを経験し成長していく。 この構図はそのまんまHOTELや築地~と同じ。 舞台がホテル・駅・魚河岸と違うだけ、という感じ。 そしていずれもがビジネスの現場を舞台にしながら ビジネスの利益や効率を重視する面から 少々、人情の側に偏っている面を感じるのも。 中村の行動は従業員マニュアルから逸脱することが多いし、 その理由が人情溢れる感覚からであることが この漫画をヒューマンドラマにしている。 しかし中村の行動には乗客に配慮しすぎな印象も受ける。 ぶっちゃけ「そんなことするより本来の仕事をしろよ」 と感じてしまうシーンも多々ある。 だからこの漫画はビジネス漫画としてはけしてリアルではない。 「こんな駅員さんがいてくれたらいいな」 と思わせるドリーミイな人情漫画だ。 それを好むかどう評価するかは読み手次第だと思うが、 この漫画を習作として、 人情に偏りすぎないというか、 丁度いいくらいに人情と仕事を結びつけたのが 「築地魚河岸三代目」なんじゃないかな、と感じた。
築地のグルメ漫画かと思いきや…勤めていた銀行を辞めて急に築地仲卸『魚辰』の三代目になる、というところがポイントです。何も知らない素人のくせに…(笑)だからこそ、いかにして二代目である義父や客、同僚に認められるか…持ち前の食いしん坊を武器に三代目を目指して切磋琢磨する話です。 基本的にほのぼのしてて、まったり読めますが、ものすごく魚が食べたくなります。元板前の英二さんがめちゃくちゃ渋くてかっこいい! 余談ですが主人公に天然なところがあるので、「bokete」のコラでサイコ扱いされてるのはツボにはまりましたね。
読みました。 余命10って1番苦しい時間制限じゃないでしょうか…。 しかも20〜30歳という人生で1番華やかな時期の10年。 余命が決まっていてもう恋愛をしないと心に決める感じや、告白された人に答えないとかなかなか辛い話です。 全2巻ですぐ歳を取ってしまうので活字で読むとまた違った印象になるのかな…。 色々考えますが、作品としてリミットのある恋は儚く美しく感じますね。