妻の実家・築地魚河岸の仲卸「魚辰」の三代目を継ぐことになった、元・銀行マンの赤木旬太郎。だが、初日から遅刻!果敢に仕事にチャレンジしようとするが、魚に関してはまったくのド素人。そこで旬太郎は「わかったふりしてお客さんにはすすめられない」と、カツオを手に店を飛び出して…!?
妻の実家・築地魚河岸の仲卸「魚辰」の三代目を継ぐことになった、元・銀行マンの赤木旬太郎。だが、初日から遅刻!果敢に仕事にチャレンジしようとするが、魚に関してはまったくのド素人。そこで旬太郎は「わかったふりしてお客さんにはすすめられない」と、カツオを手に店を飛び出して…!?
めっちゃくちゃ美味え~~!!! これが自宅で食べられるなんて幸せすぎ!!今すぐ食べたくなる、作りたくなる至福のコミックエッセイ普段日常の台所だから出会える、美味しさが待ってます。毎度、作品のネタ探しでマンガ家・きくち正太の手を煩わす担当編集者は、ちょっとウルサイ厄介者。でも、そんな輩を瞬く間に黙らせてしまうのが、おかあさんとのコンビで作るきくち家の酒食の数々。朝、きくち家は急須で淹れたお茶で始まります。そして、昼過ぎにはお買い物。魚屋さんで獲れたて新鮮な魚を見つければ「旬のお刺身」が、お客様がいらっしゃるとなれば「スペシャルおでん」が、夜の食卓を埋め尽くします。ちょっとしたひと手間が「食マンガ家」の家めしレシピの隠し味───もう、美味しすぎます!!<収録作品>一匹まるごとのご馳走感「尾頭つきの煮魚」、生しぼり果汁に炭酸を効かせた「ジンのロングカクテル」、塩糀で漬けた胡瓜が決め手の「ポテトサラダ」、香り立つ、ふっくらジューシー「豚のしょうが焼き」、自家製カレー粉の秘密公開「夫婦善哉カレーライス」───ほか、全10編◇単行本特別描き下ろし編 「夏も近づく、至福のお茶漬け」収録◇
こんなマグロ見たことも食べたこともない!?平凡な女子中学生・葵が友人の家で出会ってしまったのは、限りなくキハダマグロに似た自称“大海の戦士”ツナマン。海を、そして魚類を軽んじる人類に鉄槌を下すべく、あらゆる世情に魚目線で一言物申す!!新感覚魚介類コメディ、ここに登場ツナ!!
魚に関してはド素人だった銀行マンが転職して 妻の実家の家業の築地魚河岸の仲卸の三代目に。 ド素人でありながらもそれに甘えず、 けしてプロフェッショナルを軽視もしない。 謙虚でいながら大胆な行動力と才能を活かし、努力をし、 プロの競う場所でありながら義理と人情に 揉まれて包まれて鍛えられる場所でもある 「築地魚河岸」で修行をして、 人間味と魚愛に溢れた魚河岸の男に成長していく物語。 大好きな漫画です。 けれど全肯定も出来ない部分もあります。 プロフェッショナルな世界を描きながら、 採算度外視な面に走りすぎたり。 まあそこは人情ドラマでもあるからとは言えますが。 話のベースは基本的に人情ドラマなんですよね。 けれどもプロの厳しさと人情の甘さを融合しているというか、 その良し悪しが出ているのがそれがまた魅力というか。 特に第6巻に載っている話が好きです。 「カキ喰えば・・・」では食の美味い不味いと安全性と、 それに関する世間の認識について考えさせられます。 まあチョット、前編から後編への引っ張り方には ?と思う部分もありましたが。 「サヨリの意気地」では古典落語に出てくるような人情噺と 食品の旬に関する考え方が見事に絡み合っています。 「魔法をかけられた魚」ではイケスの魚を中心に 魚の鮮度や〆方や、それに携わる人や努力の仕方や、 それらが確立する過程にも色々あるのだということ が描かれていると思います。 「下支えの出汁」今現在も人気の豚骨醤油魚介系ラーメンの 美味しさについての解説とともに、 単純なラーメン味対決漫画よりも一つ捻った兄弟弟子愛が いい出汁として効いている泣けるグルメ漫画。 全42巻を通しての三代目の成長譚や 魚中心の食品に関する面白くてためになる話の以外にも、 とりで寿司さんの努力成功話とか、 スーパーマーケットの横山さんが人間性まで含めて 築地に影響をうけて変わる話とか、 干物屋の息子の若くんの試行錯誤成長話とか、 英二さん千秋さん、雅さんエリさんのラブストーリーとか、 全42巻を読んでこそ味わえる漫画としての物語の 醍醐味もありますので、 ほんと、御一読をお勧めさせていただきます。