あらすじ

「うお辰鮮魚店」が大繁盛で、専従店員を募集したところ、増田桜子という若奥様風の女性が応募してきた。彼女の夫は寿司職人なのだが、自分の店が潰れ、今は台湾で開業を考えているという。彼女はそんな夫のことを、川から追われて海に下る「負け組」サクラマスのようだと例えるのだが…!?
築地魚河岸三代目 1巻
妻の実家・築地魚河岸の仲卸「魚辰」の三代目を継ぐことになった、元・銀行マンの赤木旬太郎。だが、初日から遅刻!果敢に仕事にチャレンジしようとするが、魚に関してはまったくのド素人。そこで旬太郎は「わかったふりしてお客さんにはすすめられない」と、カツオを手に店を飛び出して…!?
築地魚河岸三代目 2巻
やっと築地に慣れてきた旬太郎が、フグの仲卸「ふくマル」のオヤジさんにぶん殴られた!店に戻り「別格の魚を扱う男はやはり違う」と語る旬太郎を、「魚辰」の大黒柱・英二が一喝!旬太郎には、魚河岸で働く者としていちばん大切なモノが欠けている…!?
築地魚河岸三代目 3巻
旬太郎が大きなヒラメを買ってきた。でも、それは通称こそ「オオヒラメ」だが、実は「オヒョウ」という別の魚なのだった。だまされたことに怒った旬太郎は、オヒョウを売りつけた店に押しかけるが、店主に「だまされるほうが悪い」と一蹴されてしまう…。
築地魚河岸三代目 4巻
このところ売り上げが落ち込んでいる「魚辰」。こんな時こそ明るく元気に振る舞って店をもり立てよう、と張り切る旬太郎の前に「魚河岸のハイエナ」と呼ばれる男が現れる。「ハイエナがつきまとう店はつぶれる」と噂されるこの男、いったい何のために…!?
築地魚河岸三代目 5巻
自分がおいしいと思ったものでも、他人がおいしいと思うとは限らない…そう考え、悩み始めた旬太郎。そんな時、誰もが旨いという幻のサケ「ケイジ」の存在を知る。これならと思い、食いしんぼうの虫がうずく旬太郎だったが、なにせ相手は幻の魚。どうする…!?
築地魚河岸三代目(6)
冬の味覚の王様・カキ。しかし、「あたりやすい」ともいわれ、販売時には生食用・加熱用ともに厳しいルールがある。ところが、ある客から「加熱用を生で食べるのが旨い」と聞いた三代目。危険を覚悟で食べてみたら、本人は平気なのにカキを食べていない妻があたってしまった…。
築地魚河岸三代目(7)
スーパーへ営業に出向いた三代目。だが、最近はパックの魚しか売れないらしく、担当者からも「パック状態にしてもらえるなら」と条件を出される。ひっかかりを覚え返事を濁した三代目が店を後にしようとすると、ある老婆が「マルのままの魚を見せてほしい」と声を掛けてきた。
築地魚河岸三代目(8)
千秋との結婚が決まった英二は、かつての修業先・割烹「天海」の主人に仲人を頼みに出かける。そこで英二は、ケガを負った主人に代わって包丁を握ることになり、さらに「天海」の支店を任せたいとの申し出を受ける。主人の好意に感謝しつつも、「魚辰」の面々にそのことを切り出せず…。
築地魚河岸三代目(9)
グルメ評論家・ミッキー江戸川のTV番組で、鍋に合う冬の食材を紹介することになった「魚辰」。だが、番組のアシスタント・桜井みさきは、魚を気持ち悪がって触ることができない。自らも魚嫌いを克服した拓也の猛特訓で、無事に紹介することができたものの…!?
築地魚河岸三代目(10)
グルメ評論家の江戸川先生を連れて、「とりで寿司」を訪れた三代目。店主の取手が握る寿司は舌の肥えた先生にも大好評で、特にウニの握りはウニ嫌いだったレポーターの桜井みさきも絶賛の味だった。ウニ嫌いの原因の多くが、ウニを洗う時のミョウバン臭さにあると知った三代目は…!?
築地魚河岸三代目(11)
秋、戻りガツオの季節がやってきた。カツオの名産地・静岡県御前崎の漁師の息子である拓也は、この時期人一倍元気になるらしい。拓也が「仲買人として一人前になるまでは帰省しない」と決めていることを知った三代目は、難しいカツオの目利きを拓也に任せてみることに。
築地魚河岸三代目(12)
春間近の築地魚河岸「魚辰」に、春を告げる魚・サワラが入ってきた。さっそく買い手がついたものの、その客はサワラを刺身にして食べるという。サワラと言えば、焼き物が一般的。魚に詳しい「新宮」三代目たちも、サワラの刺身など聞いたことがないらしい。
築地魚河岸三代目(13)
三代目の銀行員時代の後輩・山田が相談にやってきた。合併により地方銀行から人員が集まり、チーフになった山田は懇親のため「おでん会」を企画したのだが、出身地や年齢で好みのタネに違いがあり困っているのだという。関東で好まれる「魚のスジ」を知らない山田のために、三代目は…!?
築地魚河岸三代目(14)
土産物屋で、インターネットで横行する騙しのケガニ商売。そんな悪徳業者に引っかかった若者が三代目に怒鳴り込んできた!筋の通らないクレームにきた若者だったが、祖母を思う若者の純粋な気持ちを踏みにじるような商売をする業者に怒る三代目は…!?
築地魚河岸三代目(15)
三代目のおかげもあって結婚した、金沢の仲卸「勧進水産」の前田と、新妻の松子。お礼と勉強をかねて、新婚旅行の途中で築地に立ち寄ったふたりは、活気溢れる魚河岸の姿に驚く。ところが、三代目からふたりを紹介された築地の面々が、新婚さんを歓迎しようと一方的に大盛り上がりして…!?
築地魚河岸三代目(16)
明日香が子育てサークルで知り合った女性・絵美の悩みは、子供が自分の手料理を食べてくれないこと。味覚が鋭敏な旬太郎のことを知った彼女は、さっそく旬太郎に自分の料理を食べてもらうことに。その食事を味わった旬太郎は、味付けなどは美味しいと感じながらもどこか違和感を覚えて…!?
築地魚河岸三代目(17)
明日香にもらったブランド物の時計のお返しにと、ブランド物の高級イカ「壱岐剣」を英二に仕入れてもらった旬太郎。だが、そのやりとりを聞いていたエリと雅が大喧嘩に!なんでもエリが欲しがっていたブランド物の財布を、ブランド嫌いの雅がプレゼントしなかったことが原因らしいのだが…!?
築地魚河岸三代目(18)
顔や体つき、その上名字まで似ている2人のプロゴルファー・佐賀と古賀。古賀は最近ぱっとしない佐賀を元気づけようと、彼の思い出の魚・アラをご馳走したのだが、意外にも「偽物だ!」と怒られてしまう。古賀から相談を受けた旬太郎は…!?
築地魚河岸三代目(19)
「うお辰鮮魚店」が大繁盛で、専従店員を募集したところ、増田桜子という若奥様風の女性が応募してきた。彼女の夫は寿司職人なのだが、自分の店が潰れ、今は台湾で開業を考えているという。彼女はそんな夫のことを、川から追われて海に下る「負け組」サクラマスのようだと例えるのだが…!?
築地魚河岸三代目(20)
「魚辰」で働きながらも、病気の父の想いを継ぎ、閉店した塩干物の仲卸「干青」を復興させると決意していた若。だが、最近では干物の研究に身が入らない様子。というのも、若者の魚ばなれで干物の将来に希望が持てないのだという。拓也はそんな若を心配して…!?
築地魚河岸三代目(21)
嫁の父でもある大旦那に呼び出され、はるばるノルウェーへと赴いた三代目。漁業先進国といわれるこの北欧の国では、日本とは全く違うアプローチで漁業が行なわれていた。水産関係の施設を案内してもらううち、三代目はあの有名なノルウェーサーモンに関する驚くべき事実を耳にする…!!
築地魚河岸三代目(22)
塩干物の仲卸の名店「干青」の復興を目指しつつ「魚辰」で働く若くん。復活のためには当時の看板商品「青星マーク」の復活を…と意気込むが、気合いが空回り。目利きや客あしらいの成長ぶりは周囲も認めるのだが、ホッケの干物をめぐって仲のいい拓也とも対立して…!?
築地魚河岸三代目(23)
大阪から来ていた仲卸の仙波。帰ったはずが「心残りがある」と築地に戻ってきてしまった。それはタカベという、塩焼きが絶品で刺身には向かないとされる魚だった。さっそく食べてみた三代目たちだが、最高に旨いタカベの刺身を食べたことがあると三代目が言いだして…!?
築地魚河岸三代目(24)
演技の参考にするため築地にやってきた、存在感のない役者・大井川。彼は尊敬する役者に「お前はスルメイカのような役者だ」と言われて落ち込んでいた。なんとか力になれないかと会食する三代目たちだが、どうもスルメイカはタイやマグロなどに比べて高級なイメージがなく…!?
築地魚河岸三代目(25)
「魚辰」のみんなのはからいで、正月に新婚旅行へ行けることになった雅とエリ。行き先は能登。だが、雅の母親や魚河岸の古株たちは、能登と聞いてニヤニヤするばかり。伝説の魚料理を出すという能登の宿に、いったい何が待ち受けているというのか…!?
築地魚河岸三代目(26)
1年後の独立を目指し、「魚辰」の得意先を2倍にすると宣言した雅。着実に進んではいるものの、やはり大口の取引先をつかまえたい。そこで、「安くて旨い魚」には自信のある雅は、大衆居酒屋に飛び込み営業をかける。出だしこそいい感触だったが、店の親方はひとクセありそうで…!?
築地魚河岸三代目(27)
初夏から夏にかけて抜群に美味しくなる、ブリとそっくりな魚「ヒラマサ」。そのヒラマサを釣り上げるべく、研究のために築地を訪れたという珍しい客(?)が魚辰にやってきた。食べてみたいと言い出した彼に、やっぱり三代目は「自分も食べたい!」と首を突っ込んで…!?
築地魚河岸三代目(28)
雅が新規開拓した納入先の大衆居酒屋。その厳しいオーナーが、雅と同じく独立を目指す料理長のために「ハッカク」という魚を食べさせてほしい、と魚辰に言ってきた。同席してハッカクの味を楽しむ一同だったが、「ハッカクは料理長に似ている」という親方の言葉がひっかかる雅は…!?
築地魚河岸三代目(29)
女子柔道の有名選手が「ちあき」にやって来た。成績が振るわなかった彼女を励ますために旨いものを、というコーチの計らいなのだ。「魚辰」の面々と旨い魚に囲まれ上機嫌の彼女だったが、拓也の一言で気まずい雰囲気に。名誉挽回のために拓也が選んだ魚とは…!?
築地魚河岸三代目(30)
接待やらなんやらで飲み過ぎだった旬太郎。家族で遊園地に出かける日も、前夜の深酒がたたり寝坊してしまう。夏休みにアルバイトをしてくれる事になっている乙女ちゃんも、そんな旬太郎に不満気味。そんな時、大旦那が「魚辰」の面々に出した宿題は…!?
天才ドンベ

天才ドンベ

いつもはアホでドジだけど、ほんとはIQ300の超天才児・勝ドンベエ(通称・ドンべ)。ドンべをライバル視する転校生・天童仙一とのバトルは煩わしかったが、かわゆくて実力テスト・トップの上条秀美ちゃんやクラスメートと共にエリート校の私立・秀明学園で楽しくやっていた。しかし、ある日突然、ドンべは謎の紺否幽汰学園に体験入学させられてしまった。コンピュータ制御された建物からの脱出は不可能と思われたが…!? ドタバタコメディー、第1巻!!
カレーマン

カレーマン

人生が楽しくなるカレー漫画の決定版 カレーほど摩訶不思議な料理はない。多くのモノから影響を受け、形を変えて世界中で食べられている。アナタも彼女も、お父さんもお母さんも、ボクもお嬢ちゃんも、みんなカレーが大好き。食品メーカーに勤める岬美恵が 神保町の老舗中華店の子息なのに カレーに狂っている神谷正人に出会って、新しく本当に美味しいカレーを本気で模索します。この漫画に登場するカレーマンたちが 魂を込めてこしらえるカレーをどうぞ召し上がってください!!!
それゆけ硬派

それゆけ硬派

転校生の大空硬派は昔気質の武道家の父と二人暮らし。一見、堅物そうな二人だが、スキの取り合いを繰り返すなど、ちょっと面白い親子だ。引っ越して早々、親子二人して警察と取っ組み合いをしてしまうが、そこに叔母にあたる乙美が通りかかり、なんとか事なきを得る。乙美は硬派の父に好意を寄せていて迫ってみるのだが、武道の追及に余念のない硬派の父(といっても誘惑にぐらつき倒れそうになることもあるが)にかわされてしまう。一方、硬派は転校先の学校でイケメンにして最強の男、ドラゴンとの戦いに勝利し、一躍時の人となる。ドラゴンは硬派に復讐を誓うのだが、事態はあらぬ方向へ……? アクション系ギャグマンガの決定版!
がんばれ!ドンべ【完全版】

がんばれ!ドンべ【完全版】

興奮すると鼻血を出すが正義感は強いリーダー・秀一。ちょっとスケベなラーメン屋の息子ヨシオ。泣き虫のお調子者ひろ志。いつも能天気なハナタレ小僧・春夫。おませでわがままだけどさみしがり屋のアケミ。小学校内の落ちこぼれチーム「ドンベグループ」の友情や、ドンベたちが色々なドジを踏みながらも困難に立ち向かい、克服していく様を描いた伝説の人情喜劇漫画。作者の「ハナタレ学園」との関連も興味深い、初期コロコロコミック掲載作品。完全版で蘇る「笑って泣ける感動ギャグ漫画!」
かってに頼道

かってに頼道

小早川頼道(こばやかわよりみち)は、勉強の方はからきしダメだが、遊びにかけては天才的な少年。ただ今、引っ越してきて東京は山の手の名門・赤黒中学の一年生。クラスメートの変な大阪弁の勝又つよし、おてんば娘の浅井千恵との三人組で、広大な庭を持つ古い洋館をアジトにして活躍中なのだ! 今日はどんな遊びが待ってる……!? はしもとみつおの原点にして今も色褪せない学園コメディ、少年サンデー掲載後、未単行本化だった幻の少年時代グラフィティの名作がついに登場!
徘徊先生

徘徊先生

惚けてるけど達人・沢木先生の心の授業。沢木先生は小田原の城下町に住んでいる元・高校の倫理社会の教師。定年になった今は毎日、あちらこちらを散歩(徘徊)している。少し耄碌しているので出会う人に時にキツイことを言ったりするが、幸せな出会いとこころの触れ合いを探して、沢木先生は今日も散歩(徘徊)しているのだ。
過去になんかできない!!!

過去になんかできない!!!

戦争を生きた人間の苦悩を紡ぐ本格漫画。昭和最大の痛みと言えば、なんといっても第二次大戦であろう。南方で極限を味わった男たち、731部隊、憲兵に指をもがれてしまった脚本家。自分の病気と闘い戦争に行けなかった男の苦しみ。そして、ヒロシマ・ナガサキ… 等々7つの究極のドラマを掲載します。終戦記念日にぜひ読んでいただき作品です。
鬼島平八郎 大合本

鬼島平八郎 大合本

【1~3巻収録】たとえ相手が誰であれ巨悪は斬る!! 鬼島平八郎― 幾多の職を経た後、司法試験に合格。検事に任官する。強引とも言える捜査手法で「眠らぬ鬼」との異名をとる、巨悪に臆する事なく挑む凄腕の特捜部部長である。
殺人犯の正体

殺人犯の正体

実在の事件に取材し、殺人犯の正体に迫る。あの事件はなぜ起こってしまったのか!? 一家支配解体殺人事件、愛犬家連続殺人事件、池田小児童殺傷事件、ロボトミー殺人事件、尊属殺人事件、レッサーパンダ通り魔事件、宗教殺人事件、ホームレス襲撃事件、鬼熊事件、9本収録!!
イヴ

イヴ

若き“天才恋愛学者”伊武マリアが、あらゆる恋の悩みをスッキリ解決!モテない、さえない、出会いがないと嘆く男たちよ、汝、あきらめることなかれ!恋に迷えるすべての子羊たちに贈る福音の書!!出会い系サイトで知り合った珠子(たまこ)にデート商法で騙された会社員・戸井。「あなたは恋愛をなめている」と、伊武マリアは一喝し、彼を変えるべく“愛の実験”に入る。はたして戸井は、デート商法の獲物から愛の狩人に変わることができるだろうか?恋愛を学ぶ、究極恋愛カウンセリングコミック第1弾!!
名探偵マダム・ホームズ

名探偵マダム・ホームズ

かの名探偵シャーロック・ホームズのひ孫にして、大富豪の未亡人!!すべての男性を魅了するマダム・ホームズが難事件に挑む華麗なるミステリー!!金持ちが大嫌いな警視庁捜査一課の刑事・和藤孫一は、特別命令によりクルーザーで行われるマダムの誕生パーティの警備を行う。美しきマダムの挨拶のあと、突如船は過激派「さきがけ」の支配下に置かれてしまう。戦おうとする和藤を制するマダムだが……。美しき名探偵マダム・ホームズと無骨な刑事・和藤の出会いを描いた「船上のパーティー」をはじめ、スチュワーデスとして潜入捜査する「麻薬深夜便」など、マダム・ホームズの魅力が凝縮された第1弾!!
火災調査官 紅蓮次郎

火災調査官 紅蓮次郎

火災現場の焼け落ちた跡に微かに残る真実の残滓。その僅かな手がかりの中から、原因、責任、さらには悪さえも炙り出す男がいる――。消防庁のホームズと呼ばれる火災調査官・紅蓮次郎(くれない・れんじろう)が、灰の中にある真実を見つけ出す、比類なき炎のミステリー!キャバクラの火災現場にやってきた紅たちの前に現れた警察キャリアの美女・黒木メイ。彼女はこの火災は女性関係でクビになった元従業員による放火だと話すのだが……!?
浅草人~あさくさびと~

浅草人~あさくさびと~

日本の故郷を担う観光都市“浅草”――この地にはかつて人々に愛された『風神軒』と呼ばれる洋食店があった。そして今、その店の味を再現できる者が…。珠玉の食ロマン、熱き人情、至高の美味、食が繋ぐ美しき故郷の絆――「中華一番」の作者と「築地魚河岸三代目」の原案者による読切り連作・下町食物語、開幕――。
余命10年

余命10年

余命10年、それは20歳の茉莉(まつり)に宣告された命の時間。友人たちは社会に旅立ち、それぞれの道を歩んでいく。茉莉はひとり病魔と闘い、孤独と向き合っていた。そんなある日、故郷に戻った茉莉が再会したのは……。恋なんかしない、そう決めたはずなのに。【ベストセラー小説、待望のコミカライズ上巻。】
代表取締役 近藤勇

代表取締役 近藤勇

▼第1話/命あるがままに▼第2話/最強の組織づくり▼第3話/三人の局長▼第4話/池田屋▼第5話/滅びの道●登場人物/近藤勇(幼名・勝太。農民の家に生まれながら、新撰組の組長として歴史にその名を残す人物)、土方歳三(薬売りの家に生まれ、ひとりで喧嘩剣法を編みだす)、沖田総司(新撰組一番隊隊長。体が弱いながら天才的な剣の使い手)●あらすじ/農家に生まれた勝太は3人兄弟の末っ子。15歳になるころには、近所にあった近藤周助の道場に行き稽古の様子を盗み見て剣の研究をし、杉の木を相手にただひとり稽古に励んでいた。何度も道場にやって来る勝太のことが気になった道場主の近藤周助は、勝太に稽古をつけてみる。すると驚いたことに勝太の構えや打ち込みは自分のものとそっくり。そのうえ、勝太に天性の勘の良さがあることを見抜いた周助は、彼を弟子にする(第1話)。●その他の登場人物/近藤周助(天然理心流の3代目師範。近藤勇の師匠にして、義父)、おツネ(近藤勇の妻)、永倉新八(天然理心流の門弟。後の新撰組隊員)、原田左之助(天然理心流の門弟。後の新撰組隊員)
試し読み
HOTEL アーバンリゾート・プラトン編

HOTEL アーバンリゾート・プラトン編

『都会のリゾートホテル』をコンセプトに、東京・お台場に新設されたプラトン。そのコンシェルジュに就任して1週間の赤川一平は、家族との絆を取り戻すためにプラトンを訪れたビジネスマンのサポートを引き受ける。彼の家族のために話題のミュージカルのチケットを手に入れることに成功した赤川だったが、部屋に届けたはずのチケットが消えてしまい…。
HOTEL 銀座プラトン編

HOTEL 銀座プラトン編

プラトンホテルの中でも特別な存在であり、長い歴史を持つ『銀座プラトン』。その創立100年祭の日、牧原敬子、立野光という若い二人がコンシェルジュとして配属されてきた。各界の著名人が多数訪れ、華やかな雰囲気に包まれる銀座プラトンの入口に、一人の男がたたずんでいた。破産を待つばかりとなった時計店のオーナー・クロム。東堂は、彼をある人物に引き合わせる。
築地魚河岸三代目
第6巻が特にオススメ
築地魚河岸三代目 はしもとみつお 鍋島雅治 大石賢一 九和かずと
名無し
魚に関してはド素人だった銀行マンが転職して 妻の実家の家業の築地魚河岸の仲卸の三代目に。 ド素人でありながらもそれに甘えず、 けしてプロフェッショナルを軽視もしない。 謙虚でいながら大胆な行動力と才能を活かし、努力をし、 プロの競う場所でありながら義理と人情に 揉まれて包まれて鍛えられる場所でもある 「築地魚河岸」で修行をして、 人間味と魚愛に溢れた魚河岸の男に成長していく物語。 大好きな漫画です。 けれど全肯定も出来ない部分もあります。 プロフェッショナルな世界を描きながら、 採算度外視な面に走りすぎたり。 まあそこは人情ドラマでもあるからとは言えますが。 話のベースは基本的に人情ドラマなんですよね。 けれどもプロの厳しさと人情の甘さを融合しているというか、 その良し悪しが出ているのがそれがまた魅力というか。 特に第6巻に載っている話が好きです。 「カキ喰えば・・・」では食の美味い不味いと安全性と、 それに関する世間の認識について考えさせられます。 まあチョット、前編から後編への引っ張り方には ?と思う部分もありましたが。 「サヨリの意気地」では古典落語に出てくるような人情噺と 食品の旬に関する考え方が見事に絡み合っています。 「魔法をかけられた魚」ではイケスの魚を中心に 魚の鮮度や〆方や、それに携わる人や努力の仕方や、 それらが確立する過程にも色々あるのだということ が描かれていると思います。 「下支えの出汁」今現在も人気の豚骨醤油魚介系ラーメンの 美味しさについての解説とともに、 単純なラーメン味対決漫画よりも一つ捻った兄弟弟子愛が いい出汁として効いている泣けるグルメ漫画。 全42巻を通しての三代目の成長譚や 魚中心の食品に関する面白くてためになる話の以外にも、 とりで寿司さんの努力成功話とか、 スーパーマーケットの横山さんが人間性まで含めて 築地に影響をうけて変わる話とか、 干物屋の息子の若くんの試行錯誤成長話とか、 英二さん千秋さん、雅さんエリさんのラブストーリーとか、 全42巻を読んでこそ味わえる漫画としての物語の 醍醐味もありますので、 ほんと、御一読をお勧めさせていただきます。