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築地魚河岸三代目
作・大石賢一他、画・はしもとみつお
が好きだったので、同じ作画コンビの作品と知り読んでみた。
予想以上に築地魚河岸テイストで、
さらに、なんか石ノ森章太郎先生の「HOTEL」とも
雰囲気が似ているなと思って確認してみたら、あちらも
原作が大石賢一先生だった。
まさにHOTELと築地~の間の作品で、
この作品を習作として築地~が出来たのではないか、と思った。

都会の巨大駅に勤務する駅員・中村は
駅を通過する様々な人々と関わり、
人を導き人に導かれ、様々なドラマを経験し成長していく。

この構図はそのまんまHOTELや築地~と同じ。
舞台がホテル・駅・魚河岸と違うだけ、という感じ。
そしていずれもがビジネスの現場を舞台にしながら
ビジネスの利益や効率を重視する面から
少々、人情の側に偏っている面を感じるのも。
中村の行動は従業員マニュアルから逸脱することが多いし、
その理由が人情溢れる感覚からであることが
この漫画をヒューマンドラマにしている。
しかし中村の行動には乗客に配慮しすぎな印象も受ける。
ぶっちゃけ「そんなことするより本来の仕事をしろよ」
と感じてしまうシーンも多々ある。
だからこの漫画はビジネス漫画としてはけしてリアルではない。
「こんな駅員さんがいてくれたらいいな」
と思わせるドリーミイな人情漫画だ。
それを好むかどう評価するかは読み手次第だと思うが、
この漫画を習作として、
人情に偏りすぎないというか、
丁度いいくらいに人情と仕事を結びつけたのが
「築地魚河岸三代目」なんじゃないかな、と感じた。

「HOTEL」から「築地魚河岸~」への乗り継ぎ駅にコメントする
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