銭湯・サウナ好きの方に、マンバ通信からお知らせです〜。
平成最後に銭湯サウナマンガの魅力を振り返るイベント「マンガで入る銭湯サウナ」が開催されますヨ〜。場所はなんと交互浴の聖地として知られる高円寺の小杉湯。
高円寺・小杉湯
昭和8年創業の歴史を持ちながら、現代の銭湯を再定義し続ける都内屈指の名湯。平成15年のリニューアルでギャラリーを創設、全ての湯水に自然回帰水を導入。4つの浴槽を使った温冷浴が人気で、「交互浴の聖地」とも呼ばれている。
東京都杉並区高円寺北3-32-2
今回、このイベントに登壇するのは、小杉湯で番頭をしながら国内の銭湯を建築の俯瞰図のように描き続けるイラストレーターの塩谷歩波さん、実家の大阪の銭湯で番台に座りながらマンガを制作している泉紗紗さん、そしてマンガナイトのスタッフでライターでもある黒木貴啓さんの3人。
お互いの制作活動、マンガ・イラストというメディア、東と西の銭湯文化を振り返りながら、近年多く生み出されている銭湯サウナマンガの魅力を見つめていきます。以下、黒木さんからのコメントです〜!
タナカカツキ『サ道』にヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』、まんしゅうきつこの『湯遊ワンダーランド』……銭湯やサウナを題材にしたマンガといえば思い浮かぶ作品はさまざまでしょうが、「イベントで特集するほどある?」と疑問に思われる方も多いでしょう。
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アンケートで調査を行ったところ、ここ10年で出版・商業連載された「銭湯サウナマンガ」は年2タイトル以上は存在し、なんと2018年は1年間だけで11タイトルもありました。単行本化が叶わなかった連載作品も含めると、その数はもっと多くなります。
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ただ作品数が増えただけでなく、マンガにおける”銭湯サウナ”の描かれ方は明らかに変わっています。80年代~00年代までは物語に非日常をもたらすための舞台装置として銭湯を扱う作品が主でしたが、近年は”都内に実在する銭湯のレポートもの”や、日々のストレスから開放してくれる拠り所として銭湯を描く作品が増えてきました。
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この変化を見つめることは、社会でなぜ銭湯サウナが再評価されるようになったのか、日本人の生活に何が求められているのかを探る手掛かりになると思います。
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イベントではマンガ家・イラストレーター・番頭などさまざまな立場から銭湯サウナマンガの魅力について語らうことで、「マンガ」「図解」というメディアの持つ力も浮き彫りにしていく予定です。銭湯のなかでマンガについてたっぷり考え、さらにそのまま銭湯のなかでマンガも買う……という滅多にない「マンガ✕銭湯」な一日となるので、銭湯好きの方もマンガ好きの方も気軽に遊びに来てください! (黒木貴啓)
当日、イベント主催の「マンガナイトBOOKS」が銭湯サウナマンガを出張販売し、来場者には1人1冊以上作品を購入してもらう「ワンマンガ制」という、ちょっと変わったルールを導入。
そのほか、来場者には「都内共通入浴券」も1枚プレゼント! 銭湯で、銭湯サウナマンガについて考え、銭湯サウナマンガを買う。銭湯サウナとマンガの交互浴をお楽める、またとないチャンス。気になる人は、ぜひチェックしてみてください〜。
【イベント情報】
「マンガで入る銭湯サウナ」
開催日時:2019年4月27日(土) 開場 12:00/開演 12:30
会場:東京・高円寺「小杉湯」東京都杉並区高円寺北3-32-2
参加料:2,000円(ワン入浴券付き&ワンマンガ制)
チケット&詳細はコチラをチェック!