住み慣れた「川南(かーなみ)」から、橋ひとつ向こうの「川東(かわっと)」に嫁いだ萌(もえ)は、上品で優しい姑・不二子(ふじこ)に引き目を感じながらも嫁としてなじもうとしていた。ところが萌の時だけ米がうまく炊けないなど、日々に違和感を感じるうちに、恐ろしいことがわかってくる。町の人が耳打ちした「気をつけたほうがいいわよ。あの人は『おこんじょう』だから」とは?恐ろしさに身震いが止まらない!嫁と姑の千日戦争!
「春菊さん、出産、育児の秘訣は?」「頭の古い人たちの言うことは聞かないことです」――。全国のママたちに贈る、春菊流、育児・繁殖マンガの決定版!!出産・育児についてのアレコレを楽しく学べる、目からウロコの出産バイブルです。思いきり笑えてタメになる(かもしれない)、痛快育児コミックス!
溢れ出る品格とその美貌に誰もが憧れるピアノ教師・白雪すみれ。しかしそんなイメージとは裏腹に実生活は、金欠&彼氏もいない独身アラサー街道まっしぐら! さらに苦手な料理においては、壊滅的なまでのポンコツっぷり!! 料理って自分でやらなきゃダメ……? それならいっそ“料理王子”を探しちゃう……!? ダダ漏れ本音に共感度100%! 料理嫌いなすべての人たちに贈る、新感覚クッキングコメディ!! ※電子限定特別描きおろし漫画も収録!!
こどもからおとなまで楽しめる大人気アニメ化作品が、しんそー版になって復活! 動物園からじいやさんに連れられて、ペンギンのまん丸がやって来た「お山」は、様々な動物たちが、まん丸同様に人間の言葉を話せて、二本足で立って歩く世界だった。念雅流に入門したまん丸は、念雅流頭領・ネンガの下、先輩忍者のタヌ太郎やツネ次郎たちと忍者修行に励むことになった。敵対する伊賀忍者、甲賀忍者との事件解決にひと役買ったり、念雅忍法「現神の術」を覚えたりと、だんだん主人公らしい活躍をはじめるのだった…。 ※電子版では単行本版では掲載出来なかったカラー原稿が再現されています。
あの食べ物が、喋って、動いて、犯される!? pixiv累計700万PV超の人気作家、待望のデビューコミックス!! ちくわ、ドーナツ、たい焼きに伊達巻まで!? みんなが大好きな食べ物たちがまさかの凌辱!? 腹ボテプレイ?? これはシュールギャグ? それともエロ本? それとも狂気の沙汰なのか!? ネットや同人界で話題をさらった“人類には早すぎる”食マンガ、ここに爆誕! ※この本では、絶対にヌかないでください。
ねこぢるが描くインド貧乏旅行エッセイコミック。カースト、宗教、ドラッグ……etc、ディープなインドの文化がわかる!
ラズウェル細木氏、大推薦! 江戸の一膳飯屋「縁庵」を舞台に巻き起こる事件を、料理人・旬吉が解決! 江戸ならではの食材で作られる絶品どんぶりの数かずに読んで満腹♪ 『ザ・シェフ』の剣名舞氏&『解体屋ゲン』の石井さだよし氏がタッグを組んだ、大江戸人情グルメストーリー! 日本食文化研究料理家・もりおかまりこ氏によるメニュー&江戸文化解説コラムも収録!
世界各国で広がりをみせる、セクハラなどの被害体験を告発・共有する「MeToo運動」。海外だけの問題ではなく、日本でも、出版・漫画業界でもセクハラ&パワハラ被害者は大なり小なり存在しています。漫画家と編集者、漫画家とアシスタント、編集者とアシスタント……昔から、そして今も業界の闇は深い。本作は出版業界に足を踏み入れて30年超の内田春菊が描く禁断のお話。旧態依然とした業界は変わることができるのか――。
BOX
土田一途(つちだいちず)は5歳の時に姉と共に親に捨てられ、施設に入った。一途は親に捨てられたトラウマを背負い世の中から捨てられない為に、プロボクサーとしてリングに上がり試合に挑んだ。しかし、リングに上がった途端頭が真っ白になり一途は身体が動かなくなって試合に負けてしまう。絶望する一途を励ましてくれたのは同じジムの先輩で日本フェザー級チャンピオンの高山秀樹(たかやまひでき)だった。そんな尊敬する高山が防衛戦で鬼原に負けてしまう。鬼原は勝利インタビューで高山を侮辱した。それに怒りを感じた一途はリングの中で変わり始める……。
事故物件住みます芸人・松原タニシが東京で新居を探すことに! 条件はいわくつき物件! コスプレ霊能者・育代と怖がりな漫画家・おがたちえとともに殺人事件のあった物件や自殺のあった部屋など、今までにない最凶の家を求めてガチの物件巡りを敢行! タニシがメンヘラ女の霊に殺されかけたり、愉快なおじさんの霊にいたずらされたりと恐怖と面白半々の心霊体験も! このほかタニシ持ち込み企画である、いわくつきの首だけの人形「孔子」を霊視する回も必見! 「孔子」の意志によって、行方不明だった胴体を作ることになった新生「孔子」の驚きの誕生秘話は驚愕を通り越して感動!? 時に戦慄、時に爆笑の新感覚ホラーコミックエッセイ!
厳しさと不便さの中に、確かに在る“幸せ”を、人気作家が描く。両親を亡くし祖父母とともに奈良県の山奥・東吉野村で暮らす14歳の少女・海青子(みあこ)。ある日、隣に東京から20代の青年・祐(ゆう)がやってくる。彼は仕事も恋人もすべてを捨て、東京を脱出してきたのだった。亡き母のレシピ帳をもとに、東吉野の旬の食材を使い料理をふるまう海青子。大地の恵み、手料理のぬくもり…… 不便だが穏やかな田舎の暮らしの中で、ふたりは、ゆっくり心を通わせていく。厳しさと不便さの中に、確かに在る“幸せ”を、人気作家が食を通じて問いかける珠玉の一冊!
新・蒼太の包丁
北海道・静内で料理屋「きたおか」を営む家に生まれた北丘蒼太は、寂れた実家の店を立て直そうと修業のために上京する。そこで銀座の老舗料亭「富み久」の主人に見出され、厳しい板前修業を積み、やがて「富み久」の板長を任されるようになる。その後、料理修業の旅を経て東京・練馬に自分の店「富み久 カムイ」を持つ。あれから数年後の今、ついに蒼太が再始動! 2020年の東京五輪に向け「おもてなし」の真髄を突き詰める! 名作料理漫画、待望の復活第1弾――!
「嫁姑漫画」なるジャンルがあります。嫁と姑の確執は永遠のテーマですからですね。コンビニなどでよく見かけます。 そして本作「かんかん橋をわたって」は、嫁姑漫画の極北に位置する漫画です。 初期は、まぁ、わりと普通の(?)嫁姑漫画です。嫁ぎ先の姑がイジワルで、いろいろな嫌がらせをしてきます。 主人公の嫁ぎ先である「川東」(かわっと)では、イジワルのことを「おこんじょう」と呼ぶのですが、主人公の姑はなんと「川東(かわっと)一のおこんじょう」と呼ばれている凄い姑! 主人公は、そんなおこんじょうに耐えて一生懸命頑張る!というお話でした。 まぁ3話で「嫁姑番付」という「嫁いびり番付」の話が出てきたりとか(主人公は4位)、やや特殊な設定が見え隠れしますが、このへんはまだ普通でした。 ところが4巻くらいからだんだん風向きが変わります。 主人公の姑は、ただの「おこんじょう」ではなく、恐るべき策士であることが明らかになっていきます。 主人公は、その様子を見て、「お義母さんにはすべて見えているんだわ」「なんて…なんてすごい人なんだろう!」とか言い出します。 そして、憧れの姑に負けないように、自らも恐るべき「おこんじょう」を発揮するようになっていきます。 具体的には、姑の着物ダンスから防虫剤を全部抜き取って着物を虫食いだらけにしたりするんですが…(なお、姑はそれを見て大変喜び、とびきりの笑顔で虫食いだらけの着物をきて歩き回ります。)。 さらに、主人公は、その他の嫁姑番付ランカーにも働きかけ、嫁姑の仲違いを解消したり、問題を解決するなどして、どんどん力をつけていきます。 それを見た姑が「なんて上手なおこんじょう」と評すシーンなどは、作中屈指の名シーンですね!(添付)。 そして物語はクライマックスに向けて動き出します。 地域支配者たる「ご新造さま」があらわれ、嫁姑番付ランカーが次々と登場します。 恐るべき「ご新造さま」に対し、主人公と姑は共闘し、最終決戦に挑むことになります。 もう何のこっちゃか全然わからないかもしれませんが、とにかく最終的にはそういうお話です。 このように、本来は、嫁姑漫画のはずなのですが、「嫁姑ランキング」とか「成長する主人公」とか「力を合わせての最終決戦」とか「ラスボス」とかの少年漫画的要素を盛り込みまくって完成されたのが本作です。 「嫁姑漫画を少年漫画の文法で描いた」ともいえます。 怪作ですが、個人的には大好きです! なおコミックは全10巻(ただし電子版のみ)。現在は全巻アンリミで読めます!