あらすじ
普通とはちょっと違う(かもしれない)気づきや喜びのある暮らし。夫はSF小説家、妻はイラストレーター、ひとり娘は中学生。夫婦共に収入が不安定なため、どうしても節約生活に……そして、どうせやるなら楽しく暮らしたい。かれこれ20年以上のそんな日々、『年収150万円一家』の森川弘子が描く「現在の節約生活」です。 【目次】プロローグ/食べる物は手作りで/こだわりのフリマ活用/欲しいものは懸賞で/畑仕事のお手伝い/素敵なおさがり/女子らしく/大好きゲストハウス旅/娘の部活動/フリマアプリに挑戦/テント劇団との出会い/我が家の美容師/近所で天体観測/エピローグ
あらすじ
主婦向け雑誌はもちろんのこと、いまや高級ビジネス誌にまで「節約」「貯金」という言葉があふれる時代。身体の贅肉を落とすように家計のムダを省くことは、しあわせへの第一歩なのでしょう。しかし、節約にはそれなりのノウハウと忍耐が必要です。コミックエッセイ『やってみました!「年収100万円の豊かな節約生活術」』の筆者である春原弥生さんは、結婚して三年で貯金がまったく増えていないことをご主人に言えずにいました。贅沢や浪費をしているつもりはないのに、お金は羽が生えたようにどこかに消えて行きます。でも、節約に対しては「辛い」「暗い」「難しい」という先入観があり、背を向けてきました。ところが春原さんは2011年に刊行された『年収100万円の豊かな節約生活術』(文藝春秋刊)という本に出会い、著者の山崎寿人氏に弟子入りすることを決意しました。山崎氏は東大卒の51歳、20年にわたって月に3万円の生活費で面白おかしく暮らしています。書名にある「豊かな」がポイントです。「苦痛」「我慢」「無理」なく、節約をするという“思想”に惹かれて、春原さんは節約の達人を訪ねたのです。まずは出費を洗い出して、問題点を抽出。つぎに市場調査を行い、銀行口座やクレジットカードを整理しました。家計簿をつけ、ついに春原家の“ムダの伏魔殿”が何であるかをつきとめました。そして、節約の途中経過を師匠である山崎氏に報告すると、そこで究極の節約方法を伝授されました……。ほんとうに「ストレスフリー」で節約することはできるのか。本書には、節約アレルギーを克服した筆者の心の揺れと成長が克明に記されています。
あらすじ
生まれ育った「カルト村」(所有のない社会を目指す、農業を基盤としたコミューン)の思い出を描いた『カルト村で生まれました。』『さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで』で話題となった高田かやの新作コミックエッセイ。どんなに働いても対価はもらえず、物は共有でお金のやりとりは一切なし、当然子供のお小遣いは0円で、隠し持っているお金が大人に見つかったら即没収……。そんな「カルト村」で育ったことから、「お金は滅多にさわれないすごいもの」「お金さま!」とお金そのものへの憧れが人一倍強くなってしまった著者が、19歳で村を出て両親との同居生活→ひとり暮らし→結婚して夫の家族と二世帯住宅暮らし……と環境を変えながら、自由に持つことができなかった「お金」とどう付き合ってきたか? を包み隠さず丁寧に描く。お金が貯まる心構えやリメイク料理など節約術も学べ、お金に対する感覚の違う夫婦の生活を覗き見る楽しさもあり。読めばお金が貯まるかも!?〈かや流“お金さま”との付き合い方〉村時代に染みついた「我慢」で貯金/買い物トレーニングに100均活用どこで何を買ったか値段も含め毎日メモ/財布の残金は1円単位まで把握車の免許など必要なものにはドーンと使う/安い発泡酒に焼酎を足して度数アップ自己流の「宝くじ必勝法」を考案/料理も服もリメイクして2倍楽しむ食材にひと手間加えて保存力アップ/「夫婦50割」などお得制度をどんどん活用
初心者に節約術とか財テクとかを教えてくれる漫画っぽい表紙なのがなんとも憎いです。何も知らずにうっかり読んだらお金よりカルト村のことが知りたくなるはず。
対価0円で毎日労働、物は共有で金銭のやりとりはない、そもそもお金を隠し持っていたら没収されてしまう。
そんなカルト村で育った高田かやさんが一般社会でどのようにお金と向き合ってきたかを描いた作品です。
・お金に触れる機会がほぼ無かったから、お金に対して強い憧れがある。
・ものを買うという経験がないから、自分の欲望と消費が結びつかない。
一般社会で育った者からすると、こういう感覚は自分にないもの。貧乏で我慢しながら生活していた人ともまた違う感覚だと思います。
安くていいものと高くていいものの見極めができるようになったり、共有ではなく個人で所有する感覚を掴んだり。
何気ない日常にも新鮮な喜びや学びがあるのだなと感じました。
旦那さん達の金銭感覚にはちょっとモヤるけど、かやさんが受け入れて幸せなんだから凄いよな……。
環境や他人のことを責めずに、自分が幸せであるために努力できるのは素晴らしい。
素晴らしいけど……それは村で育ったおかげなのか?という考えが一瞬よぎってしまうので、やっぱりカルトは恐ろしい。
あらすじ
長いローンでようやく家を買った友恵は、今後の倹約生活を誓ってご近所の主婦たちが結成している“買い出し組”に加入することにする。それは皆の分を一気にまとめ買いすることで、時間もお値段も節約できるという素晴らしいシステムだった。友恵はベテランの鬼引勝子と組んで買い出しに臨むのだが、鬼引の手腕たるやそれはもう見事なもので、信じられない安値で次々と品物をゲットしていく。尊敬の念で見る友恵だったが、実はそこには恐るべき不正のからくりが存在していたのだ! 驚愕のご近所サバイバル・ストーリー!!