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青春漫画に迷走・逆走はつきモノか?

𠮷田聡先生の作品はどれも好きだが、 なんだか連載が進行するうちに漫画のテーマや 登場人物のキャラが変わっていく作品が 多いようにも思う。 湘南爆走族も当初の雰囲気と中盤以後では大分変わる。 荒くれKNIGHTも細かく何々編、と変わって行った。 いい意味で、登場人物達のキャラが変わっていく感じを受ける。 結果的?に、それらはいずれも面白い漫画になるのだが。 ただの脇役と思っていたキャラの、 その後の味の深まりがかなり強かったりするので。 𠮷田聡先生自身がキャラに愛着がわいていき思い入れが増し、 結果、キャラ変更を活かす形で より良い作品になっていくという印象がある。 言い方をかえて表現するなら、 連載開始時点で完成されたキャラを描く先生ではなく、 暖気運転とか熟成期間を置いて キャラ変更路線変更ありきで面白い漫画を作る先生なのかも。 「走れ!!天馬」は、主人公も脇キャラも、 読者の共感を得る前の段階でアクセルを吹かしまくって 飛ばしすぎてしまった感じがする。 ちょっと、読んでいてついていくのが辛い感じがあった。 勝手な想像だが、当初はハイスピードな展開にして、 後半に流れを変化させること自体は、 連載前からほぼ構想していたことかと思う。 だが、読者がついてこれなかったので、 途中でのキャラが肉厚になって行って 読者も引き込まれていくという段階に 時間をかけてジックリと移行する展開に 繋げられなかったという感じがする。 梃入れを急いでしまった感じというか。 第2巻の後半くらいから、各キャラも話の内容も いい感じに動き始めるのだが、 出来ればそのへんはもう少しジックリと話を 展開して欲しかった。 キャラの変化が自分には少し急に感じられた。 当初の展開に比べると逆走感というか、 あれ急にキャラ変わったな、どうしたの、 という感じに戸惑ってしまった。 ラスト2巻あたりは、天馬も斉藤主将も他のキャラも かなりいい感じになる。 自分としてはそういった天馬や斉藤主将の変化は 読んでいて凄く良いなと思ったし、 そう思えたことでこの作品は良い作品だと思った。 だが、当初の展開から逆走気味にキャラや話が 変換するギャップは、読者万人が 良かったと思う流れではないようにも感じる。 自分としては第4巻とかの斉藤主将とかは 𠮷田聡先生の漫画のキャラらしい、その中でもとくに 物凄く良くて応援したくなるキャラになるので、 読んでよかったと思った漫画だ。

名無し
『走れ!!天馬』のクチコミ投稿
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話題の種類
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タイトル
本文
走れ!!天馬
走れ!!天馬
𠮷田聡
𠮷田聡
あらすじ
九州男児、暮内天馬が柔道の武者修行のためやってきた関東で大暴れ!! 真の天才の生き様と成長を青春の巨匠、吉田聡が描く脳味噌筋肉系男道譚!! 柔道部員の策略によって、編入早々天馬が重量級高校チャンピオンと戦わされる。数十キロもの体重差をはねのけて、天馬はチャンピオンと互角の戦いを繰り広げるが…。
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柔道マンガはどれから読むべき?
走れ!!天馬 8・1・2の三四郎 9・新・花マル伝 10・新コータローまかりとおる柔道編 11・七帝柔道記 12・YAWARA! 13・柔道部物語 14・JJM女子柔道部物語 短編と長編、という感じに「対局的な分類」として ドリーミイというかファンタジーぽいものと、リアル系、 男子柔道と、女子柔道、 こんな感じにジャンル分け出来ると思うんですが、 とりあえずはすべてのバランスがとれた「帯ギュッ」から読んで、 最後は「柔道部物語」で締めたほうが良いかなあ、と。 ややドリーミイなものからだんだんリアル系に、 男子と女子は出来れば交互に、 長編を連続して読むのはキツイので長短は出来れば交互に、 そんな感じで読んだほうがいいかな、と考えてこうなりました。 なおその分類で私的に考えているのはこんな感じ。 1・長編で男女混合でドリーミイでもありリアルでもある 2・連載中で女子でドリーミイ 3・中編で男子でややドリーミイ 4・中編で女子でリアル 5・短編で男子でドリーミイ 6・長編で男子でややドリーミイ 7・短編で男子でドリーミイ 8・長編で男子でドリーミイ 9・長編で男子でややドリーミイ 10・長編で男女でドリーミイ 11・中編で男子でリアル 12・長編で女子でドリーミイ 13・中編で男子でリアル 14・連載中で女子でリアル ドリーミイだとかリアルだとかの判断に個人差はあると思いますけれども。 あと、8・13・14は作者が同じ小林まこと先生で、 8がデビュー作で14が13の続編ということから この順番で読むしかないなと判断しました。
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