一丸(いちまる)は、日本の女性漫画家。
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で世間の注目を集めた「このミステリーがすごい!」大賞出身の小説家・増田俊也氏の自伝的小説「七帝柔道記」(KADOKAWA刊)をコミック化。寝技中心の柔道=七帝柔道に憧れて、北海道大学へ進学した主人公・増田俊也。北大をはじめ、東北大・東大・名大・京大・阪大・九大の旧帝国大学七大学で脈々と受け継がれた七帝柔道という知られざる柔道が明らかになります。魅力あふれる先輩達に囲まれ、友人・ライバルと切磋琢磨して成長していく様子は読む者の心にアツい気持ちを呼び覚ますでしょう。
たった一日の総合格闘家・中井祐樹の原点。伝説の1995年4月20日、VTJオープン95。ヒクソン・グレイシーと決勝を闘った当時無名の日本人がいた。男の名は中井祐樹。この日の闘いで中井祐樹は失明し、以降、総合格闘技のリングに一度も上がっていない。前作『七帝柔道記』の主人公たち、北大柔道部でただただ苦しい青春を送った彼らは、社会人になっていた。彼らはその日、VTJの会場にいた。北大柔道部の後輩である中井祐樹の闘いを見るために。中井祐樹の闘いを目の当たりにして、自らの「青春」の意味を知ることになる。
最中町の開業医・森山医院を目指してスクーターで走っているうち、道に迷ってしまったうら若き(!?)女性・ちろる。白バイのお巡りさんに道を聞いたにもかかわらず、ますます迷ってしまい、なんと交通事故の現場に出くわしてしまった。森山医院を捜すのもそっちのけで、てきぱきとけが人の応急救護を始めたちろるだが…。
『99人の壁』の人気クイズ作家が送る物語 人気クイズ作家・日高大介と矢野了平を原作に迎えた至高のクイズ番組作りを目指すクイズ作家二人と、彼らに憧れて至高のクイズ解答者を目指すアイドル・神山華子の物語。クイズに悩み、クイズが作れなくなった日高。面白いがすべてにおいて優先する矢野。落ちこぼれアイドル神山がクイズ番組で見つけた自分の生き甲斐。視聴率至上主義のプロデューサーを相手にクイズに人生を賭けた彼らはどう戦うのか!? おまけぺージには、日高氏と矢野氏の対談を掲載! ※日高の「高」は、「はしごだか」です。
甘い新婚生活も束の間、人気力士だった夫の引退で、新興相撲部屋「春日部屋」の新米おかみとなった山咲はつ子、20歳。寝坊はするし、チャンコも上手く作れない。前途多難だけど、やる気だけは充分なはつ子なのでした…。はつ子は昔の恋人、石川と再会。車もお金もあって、おシャレな石川は、デブでダサい相撲取りを馬鹿にする。が、はつ子は、心配して迎えに来てくれた桜丸の背中で本当の“男の価値”を知る。力士にとって食べることは大事な仕事。しかし、はつ子の作るチャンコは不気味なものばかり。
時代劇で有名な北町奉行「遠山の金さん」は、仕事そっちのけな本当の遊び人だった? そんな遠山を陰で支え続けた、内与力・吉村佐之助の尻拭い始末記。 ――今日も「遊び人の金さん」の格好をして江戸市中に繰り出した北町奉行・遠山。もちろん内与力の吉村も(嫌々ながら)同行。ひょんなことから、殺人事件の容疑者のアリバイを破る証言を得た吉村。だが、肝心の遠山はまったく気付いていないようで…!? 一丸が描く、痛快大江戸コミック!!
スポーツジム「チアー!」で働く山田桃子は、26歳の下っ端インストラクター。社内資格しか持っていないために、チアーリーディングを取り入れたエクササイズのクラスしか受け持てず、他のクラスでも雑用係としてこき使われている。しかし、彼女の明るく素直で、落ち込んでいる人を応援せずにはいられない性格は、一部の会員たちに絶大な支持を得ていた。この日も、会員ではない佐野の疲れた様子を心配した桃子は、さっそく入会を勧めるのだが…。
山形からはるばる別れた家族の住む東京へやってきた矢島。事業に失敗し、無一文になった彼は、人生の再出発を期して身ひとつで上京してきたのだ。だが、別れた妻に冷たく追い返されてしまい、あてもなく歩いていると、高校生になった娘が現れて…。家族に会うため、就職活動のため、プロのミュージシャンになるため…それぞれの上京物語!!
日本の国技といえば「相撲」。かつては「巨人・大鵬・卵焼き」と子供達の好きなものの代名詞に横綱の名前が入るほどの人気を博していたが、いまや相撲離れは観客数の減少だけでなく、新弟子の志望者数減少にも現れている。子供たちは裸になって廻しを締める姿を嫌い、せっかく入門しても自宅でずっと個室を与えられた一人っ子にとって大部屋での寝食が耐えられずに辞めていくという。そんな今時の「(しきたりが)古風な・(泥まみれになる稽古が)汚い・(稽古が)厳しい」3K業界である角界に、吹き荒れたのが例の「不祥事」。そんな逆風の時代に、不祥事の余波を受けて(たなぼた的に)部屋の親方なってしまった夫のおかげで、まったくの相撲ド素人である主人公・山田若葉が相撲部屋のおかみさんになってしまったのだ。なるべくしてなったわけではない彼女は、問題を起こさないわけがない!今時のゆとり世代のお弟子さんと、今時の素人感覚のおかみさん、そんな相撲部屋はどうなっていくのだろうか!?乞うご期待!
ひとり息子・太一を連れ、甲斐修平が故郷へ帰ってきた。ワルガキだった頃を覚えている商店街のおばちゃんたちに囲まれ、さっそくからかわれる修平。その新居は実家の隣…前途多難である。入学式を迎え、1年1組の担任となった修平は、教室に集まった生徒たちに名前を覚えてもらうため、黒板に「貝」の絵を描くが…。
全国高等学校クイズ選手権に出場して一回戦で敗退し、クイズの道を諦めた大のクイズ好きの僕が太鼓判を押します。 もちろんTV番組なので出演者にスポットが当たりますが、裏側でクイズを作り番組を作っている人たちの存在があります。 TV離れが進んでいる現代もクイズ番組だけは生き残っています。 それも裏側でクイズを作り続けた男達の存在があるからです。 実際の作家の体験を元に作られた漫画なのでクイズの裏側を知る事ができます。
「七帝柔道記外伝」は,増田俊也の原作(「VTJ前夜の中井祐樹」)を漫画化した作品 ……ではないです!! …いや,一応,大枠ではそうなんですが,実は問題があります 「七帝柔道記」は,増田俊也先生による小説(ただし限りなくノンフィクション)であり,物語は,主人公(増田俊也)が北大柔道部に入部するところから始まります。当時,七帝戦(旧七帝大による試合)の中で負け続けていた北大柔道部が,勝利を目指して奮闘する物語です 七帝柔道は,寝技中心の特殊ルールであり(高専柔道の流れを汲んでいるとのこと),しかも15人vs15人での団体戦という特殊な試合形式をとっており,これでもかというくらい泥臭くて熱血な練習と試合が繰り広げられます 一丸先生が,同小説を同タイトルで漫画化しています ところで,七帝柔道記は,主人公が入学してから2年間が過ぎたところでストーリーが終わっています。その後のお話は,「続・七帝柔道記」というタイトルで別途描かれたらしいですが(「月刊秘伝」に連載),これはまだ単行本化されていません さらに,主人公(増田俊也)の後輩で,その後,格闘技の道に進んだ中井祐樹という男がいて,その,格闘技トーナメント(VTJ)での活躍が描かれるのが,「VTJ前夜の中井祐樹」です。これは単行本化されています。 そして,本作,「七帝柔道記外伝」(漫画版) おおまかなストーリーラインは,「VTJ前夜の中井祐樹」と同一です 「VTJ前夜の中井祐樹」を,これまでと同じく一丸先生が漫画化したもの…と表現しても,間違ってはいないと思います しかし,そんなつもりで本作を読むと大やけどします! なぜなら,本作では,ストーリー上の重要要素として,まだ単行本化されていない「続・七帝柔道記」のストーリーのうちもっとも重要と思われる部分が,漫画化されてしまっているからです! これは,「VTJ前夜の中井祐樹」には無い描写であり,『おっ,「VTJ前夜の中井祐樹」を漫画化したのか』などと軽い気持ちで読むと,とんでもないネタバレをくらうことになります!!(私のことです) これは…これは注意書きが欲しかった これから読む人はよくご注意ください
『七帝柔道記』の外伝で北大柔道部の後輩であり VALE TUDO JAPAN OPEN 1995でジェラルド・ゴルドー/クレイグ・ピットマン/ヒクソン・グレイシーと戦った中井祐樹の話 原田久仁信/増田俊也『KIMURA』の0巻でも同様の内容が描いているがこちらの方は北大柔道部時代から描いている 自分がやりたいとは全く思えないが「自分や人をどこまで信じられるか」と「自分自身が何を最優先すべきか」という面を考えるいい機会になったマンガだった 連載中読んで感動して単行本でも読んで感動したがこれで感動できるのは昭和の感性かなと思ったりもする
完結した作品だと勘違いして読んでいたのでここで終わるなんて嘘でしょと思ってたらちゃんと6巻が出たので安心しました。 今から読みます。 でも連載はもう終わっちゃってるみたい?なので7巻が最終巻なのかな… 絵も時代も一昔どころか二昔前ぐらいだけど、だからこそ良いところっていうのが出てると思う。今でこそ非現実的だけどこの頃はきっと本当にこれが普通(非常識だとしても)にできる時代だったんだろうなーって思える。 決して羨ましくはないけど、精神論でやってきた世代の人達はそれはそれで妄信的に一つの道を信じて歩んできた強みがこうして鍛えられていたんだねーと。 面白いのは間違いないのでオススメです。
ゆとり世代だとか言われる昨今の大学生活は 甘えられ、甘やかされる世代とも言われる。 そうでなくても、子供から大人への過度期においては 自分を甘やかそう世間に少し甘えよう、 楽をしよう楽しもうと思えば かなりそういうことも出来たであろう。 ましてや国立大学に入学したというのであれば ソレまでの努力に免じて多少はノンビリしたとしても それをとがめるのも野暮かもしれない。 30年ほど前、国立・北海道大学に入学しながらも 明るく楽しい学生生活ではなく ひたすら苦しく辛く死ぬほど痛い目にあう青春を 過ごした若者達がいた。 普通に勉強してバイトでもして趣味も楽しんで そんな学生生活も選べただろうに。 北海道大学柔道部に入部し、 年に一度の七帝戦での北大勝利に、 かつての最強・北大の再建に、全てを費やした男達。 毎日毎日、畳の上で締め落とされ関節を決められ。 しかも輝かしい個人成績の勝利ではなく 団体戦で引き分けることに全力で挑んだりした。 北大柔道部の勝利のために。 なかには留年してまで部に在籍して戦う者まで。 およそ世間の価値感や常識では考えられない青春。 楽、ラクとかタノシイとかを放棄した青春。 そこまでするほど価値が真実が七帝柔道にあるのだろうか? 喜怒哀楽から楽を捨て、そのかわりに 彼らは何を得ようとし得ることが出来たのか? 原作者・増田俊也先生の自伝的小説を 一丸先生が汗臭くも綺麗な絵で漫画化している。 ときにホッとしたり泣かずにはいられないシーンも交えて。 一般的な勝利や栄誉とは違った、 普通ではなく損得でもない異常で特殊な勝利を目指して。 仮に比類するものがあったとしても比べようがない 凄い青春譚だ。
全国高等学校クイズ選手権に出場して一回戦で敗退し、クイズの道を諦めた大のクイズ好きの僕が太鼓判を押します。 もちろんTV番組なので出演者にスポットが当たりますが、裏側でクイズを作り番組を作っている人たちの存在があります。 TV離れが進んでいる現代もクイズ番組だけは生き残っています。 それも裏側でクイズを作り続けた男達の存在があるからです。 実際の作家の体験を元に作られた漫画なのでクイズの裏側を知る事ができます。