主人公はふたり、病に苦しむ日髙と新進気鋭の矢野。どちらもテレビ番組でクイズ制作を担当する「クイズ作家」というのが珍しいポイントで、何気なく見ているクイズ番組の裏側が分かって面白い。実はふたりは実在の人物で「プロフェッショナル」にも出演した過去がある。放送を見ていたひとはより楽しめるんじゃないかと思う。

1話はふたりが出会ってコンビを組むことが示唆されて終わる。
業界を変える熱いバディものとしても、クイズ作家がどういうことをやってるのかを描くお仕事ものとしても面白くなりそう。

七帝柔道記外伝

七帝柔道記外伝

たった一日の総合格闘家・中井祐樹の原点。伝説の1995年4月20日、VTJオープン95。ヒクソン・グレイシーと決勝を闘った当時無名の日本人がいた。男の名は中井祐樹。この日の闘いで中井祐樹は失明し、以降、総合格闘技のリングに一度も上がっていない。前作『七帝柔道記』の主人公たち、北大柔道部でただただ苦しい青春を送った彼らは、社会人になっていた。彼らはその日、VTJの会場にいた。北大柔道部の後輩である中井祐樹の闘いを見るために。中井祐樹の闘いを目の当たりにして、自らの「青春」の意味を知ることになる。

おかみさん

おかみさん

甘い新婚生活も束の間、人気力士だった夫の引退で、新興相撲部屋「春日部屋」の新米おかみとなった山咲はつ子、20歳。寝坊はするし、チャンコも上手く作れない。前途多難だけど、やる気だけは充分なはつ子なのでした…。はつ子は昔の恋人、石川と再会。車もお金もあって、おシャレな石川は、デブでダサい相撲取りを馬鹿にする。が、はつ子は、心配して迎えに来てくれた桜丸の背中で本当の“男の価値”を知る。力士にとって食べることは大事な仕事。しかし、はつ子の作るチャンコは不気味なものばかり。

あんこ坂のお医者さま

あんこ坂のお医者さま

最中町の開業医・森山医院を目指してスクーターで走っているうち、道に迷ってしまったうら若き(!?)女性・ちろる。白バイのお巡りさんに道を聞いたにもかかわらず、ますます迷ってしまい、なんと交通事故の現場に出くわしてしまった。森山医院を捜すのもそっちのけで、てきぱきとけが人の応急救護を始めたちろるだが…。

1年1組甲斐せんせい

1年1組甲斐せんせい

ひとり息子・太一を連れ、甲斐修平が故郷へ帰ってきた。ワルガキだった頃を覚えている商店街のおばちゃんたちに囲まれ、さっそくからかわれる修平。その新居は実家の隣…前途多難である。入学式を迎え、1年1組の担任となった修平は、教室に集まった生徒たちに名前を覚えてもらうため、黒板に「貝」の絵を描くが…。

おかみさん平成場所

おかみさん平成場所

日本の国技といえば「相撲」。かつては「巨人・大鵬・卵焼き」と子供達の好きなものの代名詞に横綱の名前が入るほどの人気を博していたが、いまや相撲離れは観客数の減少だけでなく、新弟子の志望者数減少にも現れている。子供たちは裸になって廻しを締める姿を嫌い、せっかく入門しても自宅でずっと個室を与えられた一人っ子にとって大部屋での寝食が耐えられずに辞めていくという。そんな今時の「(しきたりが)古風な・(泥まみれになる稽古が)汚い・(稽古が)厳しい」3K業界である角界に、吹き荒れたのが例の「不祥事」。そんな逆風の時代に、不祥事の余波を受けて(たなぼた的に)部屋の親方なってしまった夫のおかげで、まったくの相撲ド素人である主人公・山田若葉が相撲部屋のおかみさんになってしまったのだ。なるべくしてなったわけではない彼女は、問題を起こさないわけがない!今時のゆとり世代のお弟子さんと、今時の素人感覚のおかみさん、そんな相撲部屋はどうなっていくのだろうか!?乞うご期待!

上京一週間

上京一週間

山形からはるばる別れた家族の住む東京へやってきた矢島。事業に失敗し、無一文になった彼は、人生の再出発を期して身ひとつで上京してきたのだ。だが、別れた妻に冷たく追い返されてしまい、あてもなく歩いていると、高校生になった娘が現れて…。家族に会うため、就職活動のため、プロのミュージシャンになるため…それぞれの上京物語!!

チアー!

チアー!

スポーツジム「チアー!」で働く山田桃子は、26歳の下っ端インストラクター。社内資格しか持っていないために、チアーリーディングを取り入れたエクササイズのクラスしか受け持てず、他のクラスでも雑用係としてこき使われている。しかし、彼女の明るく素直で、落ち込んでいる人を応援せずにはいられない性格は、一部の会員たちに絶大な支持を得ていた。この日も、会員ではない佐野の疲れた様子を心配した桃子は、さっそく入会を勧めるのだが…。

遊び人奉行 後始末記

遊び人奉行 後始末記

時代劇で有名な北町奉行「遠山の金さん」は、仕事そっちのけな本当の遊び人だった? そんな遠山を陰で支え続けた、内与力・吉村佐之助の尻拭い始末記。 ――今日も「遊び人の金さん」の格好をして江戸市中に繰り出した北町奉行・遠山。もちろん内与力の吉村も(嫌々ながら)同行。ひょんなことから、殺人事件の容疑者のアリバイを破る証言を得た吉村。だが、肝心の遠山はまったく気付いていないようで…!? 一丸が描く、痛快大江戸コミック!!

七帝柔道記

七帝柔道記

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で世間の注目を集めた「このミステリーがすごい!」大賞出身の小説家・増田俊也氏の自伝的小説「七帝柔道記」(KADOKAWA刊)をコミック化。寝技中心の柔道=七帝柔道に憧れて、北海道大学へ進学した主人公・増田俊也。北大をはじめ、東北大・東大・名大・京大・阪大・九大の旧帝国大学七大学で脈々と受け継がれた七帝柔道という知られざる柔道が明らかになります。魅力あふれる先輩達に囲まれ、友人・ライバルと切磋琢磨して成長していく様子は読む者の心にアツい気持ちを呼び覚ますでしょう。

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