堅物小説家と妻が遺したレシピ帳
とにかく堅くて真面目な時代小説家・米蔵は、最愛の妻を病で亡くし、仕事どころか生きる気力さえなくしていたが、妻が遺したレシピ帳に載っているかんたんな料理にチャレンジすることで、自分の小説のファンでもあった妻のためにも生きようと決意するという1話目から感動が止まらない内容でした。料理を入れるお皿を探している時にイラストと同じお弁当箱を選ぶシーンがとても良かったです。
「じゃあ私、先生のこと好きになる!」“海ちゃん先生“はへっぽこ男子バレー部の顧問。しかしひょんなことから女子バレー部の教え子・“森野アイ”の胸を揉んでしまう事件が!! 周囲の女子よりも性体験が遅いことに焦りを感じる森野は、謝る海ちゃんに「もう一度ちゃんと揉んでほしい」とお願いする――!? この青春、コンプライアンス超NG!! 先生×生徒、二人の禁断の恋… 開幕!!
漫画家の先生の中には、エロ漫画を描きたくて
描いている人もいると思う。
描きたくないけれど描いている人もいると思う。
色んな事情から。
勝手な推測だけれどもムラタコウジ先生は
とにかく描きたい絵を描く先生なのではないだろうか?
あんな構図、こんなシチュエーション、こういう展開、
エロ漫画であってもなくても、思いついたシーンを
「俺はこういうふうに漫画にしたい!」
と描かずにはいられなくなってしまう方なのでは
ないだろうか?
エロ漫画なんて、とかく
「エロけりゃいいんだろエロけりゃ」
となりがちで、
良い意味?でエロエロなシーンばかりになったり、
悪い意味ではエロ以外が絵もストーリーも手抜きになったり、
そういう作品が多いと思う。
ムラタコウジ先生の「てのひらにアイを!」は
エロいシーンもエロくないシーンも
高校バレーボールなのに何故かそうなってしまう
AKIRAかドラゴンボールかと思うような
バトル・シーンも、それらほとんどから
「こういう展開になったら
こういう絵を描かなきゃ気がすまない」
というムラタコウジ先生のノリノリ感を感じてしまう。
そして
「たかがギャグ漫画たかがエロ漫画で、ここまで描くか!」
という面白さを生んでいる。
それはそこまで描きこむ努力と描きこんで完成させる
作画の実力がないと出来ないことだし、
多分、漫画家としての労力のかけ方は
効率としては悪いんじゃないかとか、
努力や画力に対して正当な評価を
得られているのだろうかとか、
そう考えると、凄く大変なんじゃないかとか
思ったりもする。