public
star_border
star_border
star_border
star_border
star_border
キャプテン翼と双璧を成す少年誌サッカー漫画の金字塔『シュート!』シリーズの最終章です。
これまで久保嘉晴や田仲俊彦を中心とした静岡の掛川高校が高校サッカーの頂点を目指すストーリーが描かれてきたが、ここへきて掛川のライバルとして神奈川県の久里浜高校と、もう一人の主人公・伊東宏が登場する。
突然の主役交代に面食らった読者も多かったと思われます(当初は結構賛否両論だった気がします…)しかしながら少年誌らしい真似したくなるようなダイナミックな試合描写だけでなく、現在でいうポジショナルプレーにも似た戦術論、デュエルの重要性、インテンシティの高い試合、身体的ハンディキャップにたいする理解の先進性、などなど15年以上前の漫画とはいえ今なおトップクラスに面白いと思える名作であることは間違いありません。
現代サッカー漫画との大きな違いは、Jリーグ発足前から続くシリーズだから仕方ない面もあるかもしれませんが、クラブユースの存在が全く無視されている点でしょうか。(※ただしこれはシュート!に限らずDAYSやエリアの騎士でも同様の傾向が。マガジン?樹林?)
現在の日本代表の攻撃陣は、香川・武藤はクラブユース出身、乾・岡崎は高校サッカーですね。ユース内での競争を描いた「アオアシ」、高円宮杯でクラブチームとの死闘を演じる「BeBlues」、ACミランの下部組織から昇格を目指す「ファンタジスタ」、ジュニアユース時代のライバルと天皇杯で激突する「フットボールネーション」…今や10代のサッカーを描くのに避けては通れないクラブユースをちゃんと絡めて描いて、且つマガジンらしい熱いサッカー漫画が読んでみたいですね。
掛川高が、冬・夏連覇に向けて総体(インハイ)予選突破を果たすその3か月前、古都・鎌倉に新たなる伝説が生まれようとしていた。大原由美子(おおはらゆみこ)が新しく監督になった私立九里浜高校サッカー部。そこには、“奇跡の左(ミラクル・レフティ)”を持つ伊東宏(いとう・ひろ)=ヒロがいた。前監督とそりが合わず控えの選手だったヒロを、いきなりレギュラーに抜擢した由美子。今、高校サッカーの歴史を塗り替える“左足(レフティ)”の伝説がはじまる──!!
掛川高が、冬・夏連覇に向けて総体(インハイ)予選突破を果たすその3か月前、古都・鎌倉に新たなる伝説が生まれようとしていた。大原由美子(おおはらゆみこ)が新しく監督になった私立九里浜高校サッカー部。そこには、“奇跡の左(ミラクル・レフティ)”を持つ伊東宏(いとう・ひろ)=ヒロがいた。前監督とそりが合わず控えの選手だったヒロを、いきなりレギュラーに抜擢した由美子。今、高校サッカーの歴史を塗り替える“左足(レフティ)”の伝説がはじまる──!!