モンキーピークについて語ろうにコメントする

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名無し
1年以上前
八木さんは妹の仇を討つために 猿を皆殺しにするつもりなんだと思う。 ホントに妹か?とか 藤谷社員を騙して道連れにしていいのか? とかはおいておいて、 愛する人を殺されたら仇をうちたいと思うのは当然。 もちろん、仇が討てる、自分は猿より強いという 自信がなければできないが。 その点、藤谷製薬も40人もいたのだから 一人くらいは 「〇〇さんの仇を取ってやる!」 という社員が出てきても良かったのにね。 早乙女はどちらかというと自身の怒りと 他人を助けたいからで、だれかの仇討ちとは少し違うし。 安斉さんは自己満足でリーダーやってる感じだし。 遠野は友達に対して少しそういう気持ちはあったみたいだが その直後の猿との対面では逃げ出したし。 だれだってまずは自分の命が大事だし、 仲間がいるのなら皆で協力して生き残ろうと するのが最優先と考えるほうが普通だとは思う。 けれどもし八木さんに真正面から 「仇を討ちたいとは思わないんですか?」 と問われたら、 八木さんの考えがおかしい、自分達がマトモだ、 と言い切れない部分はあると思う。 とはいえ、違う道にだまして連れ込んでよい、 とはならんわけだが。
大きくなったら女の子
「座席」議論に加わっている人に読んで欲しい #1巻応援
大きくなったら女の子
兎来栄寿
兎来栄寿
数日前から、新幹線の自由席で横に乗ってきた異性の話を巡ってネット上で大激論が巻き起こっています。 「男性は〜」「女性は〜」という主語で意見を述べている人に1度この作品を読んで欲しいなと思います。 本作は、人間が皆″男性″として生まれてきて、その中の1割が14〜20歳ごろを境に性転換して″女性″になり、声が低くなり乳房が大きくなり子宮が発達し男性器が縮小し筋肉・脂肪が増加していくという世界を描いています。社会は″女性″が主導していくもので、″男性″はそれを支える存在。 ただ、少しややこしいのですがこの作中での″男性″は現実世界の女性的な外見をしており、″女性″は男性的な外見で発達した乳房を持っています。 最後にあとがきで明示されているように、単なる男女の反転ではなくマーブルな状態を描いているのが特徴です。 この作品の中で、それぞれのキャラクターが語る性別ごとの役割の話や、「″女性″は」「″男性″は」という話や異性に対する態度は、読み手に応じてさまざまな感情を引き起こしてくれるであろうと思います。現実世界に照応してある人にとっては何も引っ掛からず、ある人にとってはこの上ないもやもやが生じるであろうことをつぶさに描いています。 男性だから、女性だから、″女性″だから、″男性″だから有利なこともあれば、不都合なこともある。ときにはそれに対して、過去から長い時間大量に蓄積したものも含めた不平不満を述べたくなることもあるのは否定し得ません。 ただ、筆者の御厨さんが ″性別や属性で人の中身ややるべきことをひとくくりにするのは、個人の理解をなまけたいがための単なる省エネモードのおこないだと思っています。  何かを集団でくくって語るとき、「今の自分は省エネモードになっている」という自覚はしていたいと思います″ と述べたあとがきにあるように、より本質的には個々人に依拠するものに対して意識せずに大きい主語で語ってしまいがちな状況はあると思います。 どういったものに対して自分の心はどういった動き方をするのか。その形を改めて把捉しておくのに、この作品はとても優れています。 何も個人としての意見を表出するなという気はまったくありませんが、省エネモードで雑な結論に結びつけて誰も幸せになれない不毛なやり取りに発展する前に、今一度立ち止まって一呼吸を置いて本作を読んでから、改めて熟考した後に言葉を紡いで発しても遅くはないでしょう。
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