スチームパンクとは19世紀の蒸気機関文明のレトロテクノロジーな世界観。舞台は産業革命最中のロンドン、主人公であるスラムの悪ガキ・サリーは、ひょんなことから、得体の知れない指輪をはめてしまい、その指輪から文明を超越した特殊な機械が現れて…!? 蒸気と鉄の臭いが入り混じり、人智を超えた超科学の狼煙が上がる! 歴史の裏に潜むオーパーツ文明の、錆びついた時が刻み出す… レトロフューチャーの新機軸! 圧倒的画力で贈る新約スチームパンクアクション! 新時代を切り開く新たなる王道少年漫画、開幕します!!
地球を貫通して疾駆する、壮大な地底列車の計画がスタートした!!発明者の少年科学者ジョン君は、みずからテストパイロットとなって助手の耳男と共に地の底の旅へと出かけていく。初期SFの傑作、いよいよ登場!
東京駅のホームで10年ぶりに再会した、美章・美唄・ビンゴという名の3姉妹。母の他界後、姉妹をそれぞれ別の地方の親戚に預けて蒸発した父から、「あいたい」という手紙と、大分行き寝台特急「富士」の切符が届いたためだ。かくして夕方のラッシュ時、18時03分に東京駅を旅立った3人の壮大な旅が始まった!
『鉄子の旅』でブレイクを果たした「初代鉄子」こと、菊池直恵が描く、“鉄子以前”の短編集!! 瑞々しいデビュー作『ポチ』から、表題作となった凹凸相互乗り入れホームコメディー(?)『行徳駅下車』、青春の眩しさと切なさを描いた秀作『杏日和』、初のホラーミステリー挑戦の意欲作『冬の一番寒い日』まで、温かさと冷静さを併せ持つ菊池漫画の原点が垣間見える一冊となった!! 作家直筆の前書き(言い訳?)及び、各作品への解説など、作家のサービス精神も随所に観られて楽しさ太鼓判!! ――あなたが『鉄子の旅』を読んで私のことを知ってくれたのなら、まずツッコんだことでしょう。「『行徳駅下車』!? 『鉄子』で散々鉄道にキョーミないって言ってたのに、その前から鉄道マンガ描いてんじゃん、キクチ!!」と(笑)。言い訳をさせてもらうと、車のなかった菊池家で、鉄道は移動手段として当たり前に利用するなじみのものでした。ですから私も、キャラが遠くへ移動する、などの場面では自然と駅や電車が浮かびます。さらに、それが出会いや別れが絵になる場所となれば――(前書きより抜粋)
茨城県にある石岡駅は、上野発常磐線「特急フレッシュひたち」で約一時間。その石岡駅から出ているローカル線「鹿島鉄道線」が第一話の舞台である。主人公はフリーライターの大沢大吾。編集者の山川珠美と共に鹿島鉄道線の取材に出かけたのだった。大吾は、何か訳有りな様子の少年が気にかかり声をかけるが……。少年の涙の理由とは? ──他、銚子電鉄、伊豆箱根鉄道駿豆線などなど、各地を舞台に人間ドラマを描く旅情と涙を誘う鉄道旅マンガ。
▼第1話/0番窓口のあいつ ▼第2話/見送る気持ち ▼第3話/始発まで ▼第4話/捜す人 ▼第5話/待つ少年 ▼第6話/乗り継ぎ駅へ ▼第7話/定年 ▼第8話/登り坂 ▼第9話/701番目の商品 ●登場人物/中村洋二(JL新新宿駅改札係・持ち前の親切心がいつも騒ぎを引き起こしてしまう)。渡辺(JL新新宿駅駅長・中村に理解を示し、温かく見守る)。磯山(JL新新宿駅主任・本社から転勤してきて、中村を目の敵にする)。 ●あらすじ/いつも明るく親切だがドジな新新宿駅員・中村。合理主義者の主任・磯山は、気に入らない彼を岩手に飛ばそうとするが、駅長は首をタテに振らず、彼を「理想の駅づくりに参加させる」と言う。そこに飛び込んできた自動改札機故障のニュース。うろたえる磯山をよそに、中村は改札に立ち、鮮やかなパンチさばきを披露する(第1話)。 ▼人捜しを懇願する老婆が、駅員たちを困らせている。中村が話を聞くと、彼女は、黙って家を出た息子・三郎と数年ぶりに会う約束をしており、新新宿駅で待ち合わせていたが、その場所がわからなくなってしまったという。冷たい磯山を振り切って、中村は老婆をおぶって駅構内を探し回り、ついに三郎を発見するのだが(第2話)。 ▼ある日、中村は夜勤中に泥酔したOLを見つけ、駅員室へ運ぶ。彼女は、昼は丸の内OL、夜はホステスと2つの顔を使い分け、自堕落な生活を送っており、中村の前でも「金持ちの男としか付き合ったことがない」と強がってみせる。ところが、故郷の彼女に宛てた中村の手紙を盗み読んだ彼女は、本当の気持ちを中村に告白し始める(第3話)。 ●その他の登場キャラクター/狂言ビジネスマン(第4話)、修くん親子(第5話)、小野さん(第6話)、伊藤さん(第7話)、年頃の娘を持つおじさん(第8話)、マコちゃん(第9話)
極限まで描き込まれたあびゅうきょの高密度な絵がデジタルで蘇る!表題作の「風の中央鉄道」を含め、これまで単行本未収録だった作品ばかりを収録。全編フルカラーで再現した豪華版!中央線を舞台に、天上に戻るための衣をなくした少女の不思議な物語がはじまる・・・
極貧の中で育った猪斐雅彦は、死を間際にした母の口から、日本屈指の巨大コンツェルン・東和グループを率いる東和鉄道が、元々は雅彦の父の会社であったことを明かされ、衝撃を受ける。現社長の矢島慶三が、卑劣な手段で株を買い占め、会社を乗っ取ってしまったというのだ。失意の父は自殺。母は雅彦と幼い妹を抱えて、苦難の人生を終えた。叔父の虐待により、妹まで失った雅彦は、一生を賭けて矢島への復讐を誓う。手始めにヤクザの麻薬取引現場を襲って、東和株買い占めの資金を手に入れ、矢島の娘・奈美を籠絡。相場師の須山容堂、元弁護士の根津などをブレーンに加え、着々と準備を進めていく…。
日本全国30局から落とされまくり、女子アナになる夢をあきらめかけた二郷あずさ。それでも女子アナになれるならと最後に受けたのが、24時間鉄ヲタ向け専門チャンネル・鉄道テレビだった。局員=鉄ヲタの鉄道テレビでは、もちろん女子アナも鉄ヲタになるしかない!!濃ーい鉄ヲタ局員たちに辟易しながら目指す「鉄子への道」。あずさの明日は、どっちだ?本当に鉄子になれるのか?というか、なってしまうのか?
ケータイで見られるし、オススメスポットも絞られてるし、旅ビギナーにはある意味「る○ぶ」より便利かも?「乗る、撮る、食べる、見る、遊ぶ」の旅行ガイド漫画!出だしこそ「善良なるイケメン鉄道オタクの恋愛物語」的な始まり方をしますが、途中から旅行ガイドブック化します(恋物語もそのまま継続)。電車賃やルート、お得切符、駅弁、特産品、お食事処、温泉、その他観光スポットなどなど、旅のお役立ち情報がギッシリ。週末はケータイ持って、GOプチ一人旅!
元・高校球児の主人公「ジョニー」こと松田丈二が、野球に未練を残しながら、高卒後、「神急電鉄」に就職し、さまざまな経験を経て、鉄道員として生きていく決意をする。普段知りえない鉄道内部の出来事を克明に描く、鉄道員になりたい、鉄道のことを知りたいあなた必見!!リアル鉄道漫画。
別にそんなに熱心に鉄道のことを調べたり乗ったりする人間ではないのだが、鉄道マンガには何故か惹かれるものがある。歴史、地理、文化、工学など色んな要素が入っているからかも知れないし、単独行動が基本という鉄オタの孤高さかも知れない。 主人公は鉄オタのライターでありながら(あるゆえに?)何故か鋭い人間観察ができて、取材先で出会った悩める人物に対して鉄道に絡めた教訓を説いてくれる。パワーワードも多くておすすめです。