茨城県にある石岡駅は、上野発常磐線「特急フレッシュひたち」で約一時間。その石岡駅から出ているローカル線「鹿島鉄道線」が第一話の舞台である。主人公はフリーライターの大沢大吾。編集者の山川珠美と共に鹿島鉄道線の取材に出かけたのだった。大吾は、何か訳有りな様子の少年が気にかかり声をかけるが……。少年の涙の理由とは? ──他、銚子電鉄、伊豆箱根鉄道駿豆線などなど、各地を舞台に人間ドラマを描く旅情と涙を誘う鉄道旅マンガ。
シベリアで暮らすゲームチャンプの少年ゲイナー・サンガが出会った男、ゲイン・ビジョウ。彼はドームポリス体制からの脱出をめざす『エクソダス』の仕掛け 人だった。ゲイナーが名づけたオーバーマン『キングゲイナー』の力と技でシベリア鉄道警備隊、セント・レーガンの妨害を避けながら、ふたりは人々の夢の土 地『ヤーパン』をめざす冒険へと旅立つ……
星野鉄郎は少年から青年へと成長を遂げていた。一緒に旅を続けていたメーテルと別れ、荒廃した地球で希望を捨てず、人類の未来を信じ戦い続ける鉄郎は、クイーンエメラルダスより衝撃的な事実を告げられる。そして鉄郎は3度目の、「銀河鉄道999」での旅に出るのだった…。
別にそんなに熱心に鉄道のことを調べたり乗ったりする人間ではないのだが、鉄道マンガには何故か惹かれるものがある。歴史、地理、文化、工学など色んな要素が入っているからかも知れないし、単独行動が基本という鉄オタの孤高さかも知れない。 主人公は鉄オタのライターでありながら(あるゆえに?)何故か鋭い人間観察ができて、取材先で出会った悩める人物に対して鉄道に絡めた教訓を説いてくれる。パワーワードも多くておすすめです。