「艦これ」初のケッコンカッコカリオンリーアンソロジー! ……とにかく、どのページを開いても、1冊丸ごと「ケッコンカッコカリ」! 提督と艦娘のイチャイチャや、悶悶や恋の悩みや絆の強さが、ギュギュっと詰まった1冊です! 愛情たっぷりに描かれた、甘く、可愛く、切ないストーリーとイラストをご堪能あれ。自らも提督である執筆陣が“自鎮守府の嫁艦”について語るコラムページも収録し、読み応えは抜群。豪華執筆陣/井雲くす×金剛・加賀、029×Z1、湯浅 彬×雲龍、氷堂れん×扶桑・山城、若菜光流×霧島、鮎村幸樹×青葉、花野リサ×大和、naoto×時雨、長神×加賀、ひらく 椥×天龍、榎木りか×夕立、Laruha×初風、成瀬ちさと×羽黒、deco×榛名
いけないことだってわかってる。だけど、もう… 彼から逃げられない――。ずっと一緒の幼なじみ兼彼氏。このまま穏やかな未来を迎えるはずが、彼がまさかの浮気!? 信じたくない… だけど…。「今夜だけは行きずりの男に全てを奪われてもいい――」。そう思って身を委ねた相手に、いつの間にか心もカラダも溶かされて…? きゅんと切ないヒメゴトLOVEストーリー第1巻。
大々好きだから、キスしたい、ハグしたい、その先も… でも… 大々好きだから、恥ずかしすぎて無理っ!!!!(>_<) 女の子の甘く切ない恋心をちょっと刺激的に描いた表題作ほか、オレ様ドS&クールなツンデレ&大人な先生&純情一途… 胸キュン男子、たっぷり詰め込んだ短編集!!
――あの日から私の世界はセンパイでいっぱいなんです 憧れの高校生活で、恋がしたい! と前のめりな灯里は、部活に勧誘してくれたちょっとチャラめの南センパイが気になり始める。でもある日、いつも笑顔で本心の見えない南センパイの涙を見てしまい、南センパイの隠された切ない想いを知ってしまって――?? 初恋は嬉しくてでも切なくて―― 青春キュンラブストーリー!
まじめで野暮ったく、その上、アイドルに興味がない。そんな藤咲ふたばが、なぜか人気男性アイドルグループ「fortte(フォルテ)」のマネージャーを任されてしまう。赤星瑛一郎、清家涼、武居拓眞、成本理、森嶋永遠、そして留学中の朝倉風斗――6人のメンバー。まばゆい彼らに翻弄され、ふたばはとにかく毎日が必死だった。やがてメンバーのひとりに心を奪われてしまうなんて、夢にも思わずに。かなわないし、報われない。それでも恋に落ちてしまったふたばは、茨の道を歩みはじめる……。切ないビジュアルストーリー、開幕。
『初めて会うはずなのに、私は確かにその人を知っていた。ずっと前から、生まれる前から。青八木新菜、10歳。前世から、あなたのことが好きでした』桜咲く春──。新菜はボールを拾いに入った隣家の庭で、前世の恋人・篤朗(25歳)に再会する!! 切ない年の差転生ロマンス☆
【姉妹の絆と切ない片想いを描いた、純愛物語】高校生の小町は、憧れの少女漫画家・春海まりもの正体が、御徒町哲太という男性だと知り大ショック! しかし哲太の優しさに触れだんだんと惹かれていく。哲太は小町の姉・百合絵に想いを寄せていた。小町の切ない恋心の行方は…? 【同時収録】ごはんにしよう!/告白物語・特別編 ふたりの肖像
誰にでも優しいあなたの、特別になれなくても。 高校2年の深月(みづき)は、受験の時に優しくしてくれた日上(ひかみ)の事が好き。でも日上は、誰にでも平等に優しいだけ。そんな中、日上に誘われ、園芸部の庭の手入れを手伝う事になった深月。その庭は、日上が密かに想いを寄せていた、寿退職した先生が大事にしていた庭で…。切ない気持ちが溢れる恋愛短編集。
新人作家・筒見総一郎は、親友で担当編集の道珍にシゴかれ、ようやく本を出版するまでになった。だが、ある女性を賭けて、21歳の天才SF作家と文学界の賞を争うことになって……!?駆け出し青年作家と仲間たちの甘ずっぱくて切ない恋……と友情の物語。
【ひと夏の恋から始まる、切ないラブストーリー】夏の間だけ海の家にアルバイトに来ていた亮は、どこか影のある女性、統子と出会う。会う度に統子に惹かれていく亮だったが、統子には婚約者がいるという…。小花美穂が描く、ちょっぴり大人の恋愛物語。 【同時収録】ぼくとお嬢さま/7年目のシーン/窓のむこう
いくつかの伝説を残す故郷・蓮花部で、6歳の頃に見た秋祭りの狐と鷺を従えたお姫さまが忘れられない16歳の少女・藤村こづゑ(ふじむら・こずえ)。そして祖母に頼まれて秋祭りの主役・馬上の乙女を演じるために蓮花部へ帰ってきたこずゑは、祖父の墓参りの途中で、剣道少年・一之(かずゆき)と出会う。その翌日、一之と再会したこずゑは、一之が狐と鷺のお姫さまと似ている事に気づくのだが……!?
真夜中2時の伝言 聞く度 胸がしめつけられる この街であなたと見つけた夢を胸に抱き、私は歩いていく──。「伝言」にまつわる甘く切ない願いや想いを描いた、胸に迫るオムニバス連作! 【収録作品】Vol.01 スイートソロウ ─パークエリアに今夜0時─/Vol.02 スイートソロウ ─ディアボロミント─/Vol.03 スイートソロウ ─チェルシーガール─
玉緒が毎日通う図書館で出会った不思議な少年ミドリくん彼に隠された切ない秘密は…?心に響く読み切り短編集【同時収録】糸と釦/劇団中学生/14歳の肖像/キミドリミドリアオミドリ
小学6年生の健と卓哉。交通事故で卓哉が死んでしまい、ショックの健は夏休みになっても何もやる気が起きない。そんなある日、偶然見かけた蛍を追って古い切り株をくぐると、そこは自分の町とそっくりの町。しかも、その世界では死んだはずの卓哉が生きていて!?そっくりだけど何かが違う二つの町で健が体験するひと夏の冒険!新しいのに懐かしくて、切ないのにちょっとワクワク。新鋭が描くパラレルワールドストーリー!
男経験ゼロの高校教師・奈緒。ある日教室で優等生・阿久津君のキスシーンを目撃してしまった彼女。それ以来、彼の事を意識するようになってしまい…?切ないピュアラブストーリー。
高二の春。飛鳥は、祭りで和太鼓を演舞する雅生に恋してしまう。しかし雅生は耳が聞こえず、音の無い世界で心を閉ざしていた??。そして、二人の切ない恋の奇跡は静かに始まる。心ふるえる真夏のピュアラブストーリー。
恋をすれば、人も人魚も同じなんです。『KATANA』で大人気のかまたきみこが贈る、美しくも切ないファンタジー4編を収録!表題作の人魚と恋の病をめぐる物語ほかお気楽若社長の出会った“森の神”が紡ぐ壮大な自然の叙情詩『ネクスト・グリーン』など、かまたきみこの華麗にして繊細なファンタジック・ストーリー4編を収録。
時は平安時代。惹かれあいながらも叶わぬ切ない恋たちを描いた、歴史絵巻傑作集!!表題作「此の花選び(このはなえらび)」のほか、「夙夜(しゅくや)」「韓紅(からくれない)」「有明月(ありあけのつき)」「夜さりの月(よさりのつき)」「残の月(のこりのつき)」を収録。
女王様気質のゆり子は、ある日学食で自分の陰口を耳にし、自分に忠実なコロをむしゃくしゃする気分のままホテルに誘ってしまう。 センシティヴ百合の旗手が描く、甘くて切ない女の子同士の恋。
聖子と義人は幼なじみで、いつも一緒。でも最近、よくわからない想いにお互いが戸惑い始めて……。心が揺れる想いがふれる、ひかわきょうこの切ないラブ・スイング、完全版で登場!!
京都の街は、東西南北の四方を4人の神さまに守られている。そんな青龍・白虎・朱雀・玄武の四神が京都の町家で念願の人間暮らしを始めたら?京都の街を舞台に神さまと人間の女の子たちとの恋を描いた、愛しくも切ない恋愛ファンタジー!
中学2年生、幼稚園の時から心友同士の歩優と花萌。自分とは正反対の性格の花萌は、とっても可愛いのに、男の子が嫌い。でも、そんな花萌にスキな人が出来た。「どうして?私が一番だったのに…」ショックでおちこみ、涙ぐんでいると、歩優に「一緒にサッカーやろうぜ!」と見知らぬ男の子が声をかけてくれた…。収録作品:心友と私のスキな人/…スキ。/ずっとずっと大好き。/心友と私のスキな人番外編
> 「なァんかさ思い出すンだよナ > クラス離れてから遊ばなくなった奴とか > 転校してったやつとかを > でも それでも仲良かった奴って覚えてるだろ?」 > 「――…ウン > 普段思い出すことはないけど > 忘れることもないよ > ずっと覚えてる」 ページを開くと在りし日の想いを、鮮烈に蘇らせてくれる…… 今回紹介する『いないボクは蛍町にいる』はそんな作品です。 小学生の頃、一番仲が良かった友人のことを覚えているでしょうか。 私は今も彼との想い出を昨日のことのように思い出せます。 40日以上の長い夏休み。 好きなだけ寝坊できて、でも夏休み特別アニメの時間には起きて。 普段は観られない昼ドラまで観て。 毎日のように遊んで。 プールやイベントや海や山に行って。 そして、最後の数日は溜めに溜めた宿題に追われて……。 その時、夏休みの日記に何度も書いた名前。 中学で離れ離れになった後もたまにやり取りすることはありましたが、今何をしているのかはもう判りません。ただ、元気に生きていてくれれば良いなと思います。 『いないボクは蛍町にいる』には、小学生の時分ならではの喜怒哀楽が鮮やかに描かれていて、当時の自らの記憶や感情が強く呼び起こされました。 他人から友達へと変わる最初の些細な切っ掛け。 重いランドセルを背負った登下校中の、他愛もない会話や奇行。 わずかな休み時間を目一杯校庭を駆け回って遊んだ時間の楽しさ。 些細なことで守れなかった、友達との約束。 もっと優しく接することができたはずなのに、幼さ故にそうできなかったこと。 それらに対する後悔や気不味さの苦味。 読み手によって、様々なシーンで様々な想いが引き出されることでしょう。子供という存在のリアリティを感じ取れる数々の表現からは、筆者の誠実で真摯な眼差しが感じられます。 この物語の主人公・健(たける)は、大切な友人・卓哉(たくや)を交通事故で喪くしてしまいます。 小学6年生というのは、一般的に考えられているよりもずっと大人で分別もつく歳だと個人的には思いますが、それでも大人でも辛い友人の死を受け止めるには幼すぎるのも確かでしょう。 しかし、健は卓哉が言っていた「不思議な光る物体」に導かれた先で、卓哉が生存しているもう一つの世界線のような町に行き着きます。自分の住んでいる町とほぼ同じながら、少しずつ違う所もある町。この不思議な世界を行き来しながら、切なく優しいドラマが紡がれて行きます。 本作で特に印象的だったのは、ある人物が健にこんなセリフを述べる一連のシーン。 > 「…ボクもねぇ > 不幸を嘆いたことがある > 何度も 何度もね > …だけどねそんな中でも > なにかに感謝する気持ちを持てたとき > それは立派な幸福の気づきだと思うんだ > …この歳になってようやく > そう思えた」 この言葉は、友達を喪って自暴自棄になっていた健の心にどんな響きをもたらしたでしょうか。 そして、健を通して読者の心にも慈愛をもって響いてくるセリフです。 誰かに何かを感謝することができるなら、それは幸せなこと。そんな幸せを、人は生きているだけで日々沢山もらっているはずですが、不幸に囚われるとそのことを簡単に忘れてしまう。だからこそ、辛い時ほど感謝する気持ちを大事にして生きていくべきだ、と。 最後のページの健の表情を見た時、澄み渡るような気持ちになると共に、この作品に出逢えて本当に良かったと思いました。 ひと夏の哀しい喪失と優しい奇跡を経て、少年が成長する物語。 現実と地続きの少し不思議な世界を一度は体験してみたい、と思ったことのあるあなたに強くお薦めしたい一冊です。