独特の絵柄でイケメンも美女も登場しないけど面白いから好き。 表向きは清廉潔白な銀行の融資や企業同士の取引での債権が、落ちるとこまで落ちるとゴミになり、知識と手を汚す覚悟のあるものがゴミを錬金して現ナマにする。生きていく以上、縁を切れないお金にまつわる裏話が非常にリアル。 前のシリーズも面白かったけど、不良債権の回収でよりダークな裏金融世界になってネタが生々しいのでお勧めです。
子供の頃良くアニメを見ていました。よくもあんなに面白いアイデアが浮かんでくるな…と思える程奇想天外な調理法で、次々とオリジナルメニューを編み出す陽一の姿に、子供ながらに感心していました。ただ現在になって冷静に考えると、ちょっと真似したくないな…と思える調理法やメニューがあるのも確か。美味しそうなのは確かなんですが。あくまで子供が面白可笑しく楽しむ作品でしょうか。
その昔、小学館より刊行されていた少女漫画雑誌「ぴょんぴょん」で連載されていたという、動物漫画。小学生の女の子が不思議な力を得て、動物たちを守っていくお話です。 昔はよく見かけたデフォルメされた絵柄で、人間だけでなく動物も愛らしく描かれています。話のテンポもちょうどよく、主に一話完結の話がまとめられています。小・中学生向けの内容だと思うので、読むとなんだか昔懐かしい気持ちになります。
女の子ってダメ男に惚れちゃうところがあるんですよね。私もその気持ちよくわかります。でもこの漫画に出てくるの旦那は、タイトルの通りのまさに「クズ」。クズすぎてかなりイライラさせられました。夫が仕事を辞めてそのまま主夫になって子育てをしてくれると言われても、やっぱり男は外でしっかり稼いで来うほうがいいのではないかと思いました。
男性の夢が詰まってそうな設定でキャラクター笑 男性漫画のヒロインってちょっと抜けててピュアキャラではにかみな女子多くないですか? そういうキャラに憧れる日本男児が多いということでしょうが。。
寒い冬の晩に目の見えない赤ん坊を拾った青年。彼が娘に注ぐ純粋な愛情に感動しました。不幸な生い立ちと足の障害が原因でいい加減に生きてきた青年が、初めて守りたいものを得て成長していく姿が愛おしくて胸が締め付けられます。人に優しくしてほしいから「ゆう」と名付けられた娘の天真爛漫な言動もとっても可愛くて、二人が幸せになってくれるように祈ってやみませんでした。最後はしみじみと素敵な作品を読めた幸せを噛み締められます。
アオハルに載っていたのを何度か見かけていて、あまりにもあの単眼の吉川さんが目立っていたもので、その印象がとにかく強い作家さんだったんですが、単行本を読んでみるとじつに多様な作品を描いていたことに驚いた次第です。 そして吉川さん以外のキャラももれなく変だったということに気付けました。 全体的に共通してるのが下ネタギャグであるということ。時にはふざけて、時には真面目に盛り上がってますが、だいたいが高校生の雑談の延長という感じなので、「こいつらアホだなー…」と笑えます。
※ネタバレを含むクチコミです。
クロカンこと黒田官兵衛を主人公にした伝記物。 秀吉に支えた両兵衛でも“竹中重治”が清廉潔癖なイメージで物語で活躍するのに対して、この黒田官兵衛は伝記、戦記、軍記ものの漫画でも竹中と比べると影が薄い作品がほとんどだと言っていいでしょう。 彼の生い立ちから最期までを纏めた稀有な作品で歴史物が好きな方なら満足できるはずです。 細かな資料的な部分や考察も楽しめるのは嬉しいところ。
セックスレスの夫婦がお互いにすれ違っていき、ついには不倫にまで発展していく。そんな物語。 主人公・妻のみちが最初は健気でかわいいのですが、夫に夜の営みを拒否され続け、どんどん悩み傷ついていく様は胸が痛みます。その後同じセックスレスの悩みを抱える同僚と仲良くなり、好きになってしまうみちの心情や葛藤をとても丁寧に描かれており、男目線でも分かるなぁと思えるものがありました。自分が主人公だったら果たして、どう思ったのだろうか。どう行動したのだろうか。気付いたらハマってしまったマンガでした。
月鬼ノ組の総隊長である一ノ瀬グレンの過去にスポットライトを当てたスピンオフ作品です。 終わりのセラフの世界が破滅するまでを描いた作品で、本編の終わりのセラフが好きな方には間違いなくおすすめです。人間がどのようにして強くなってきたかがよくわかるストーリーとなっています。
ぼ・ん・どはある日やってきたペンギンとの騒動を描いたほのぼの漫画です。 今でこそこういうゆるいキャラクターが物語の中心にいる漫画は珍しくないのかなあと思うんですが、当時は少年アシベとかあったりしても、わりかし珍しかったんじゃないかと思います。 前述したところに普通にゆるいと言う言葉を使っていますが、この当時はそういう言葉もなかったと記憶しています。
人情味あふれる商店街に住む男女6人組の幼なじみたちの交流に、心から温かい気分になれたり、時に涙して、笑顔になれる物語です。成長していくにつれて普通は離れていってしまう心を、しっかりとつなぎとめていく主人公たちの姿に何だか救われる思いがしました。友情も愛情もただ楽しいだけでなく、一筋縄ではいかない色々な問題が起こるけど、みんな相手のことを心から思いやっていて何度も泣けました。
実際にあった戦争をテーマに掲げているものの、これは明らかに虚構の戦争。さながら天下一武道会。 案外、戦争はこういうものなのかもしれない。 死の恐怖と隣り合わせであることすら日常になって、人が死んだ次の瞬間には恋や娯楽に心奪われる。 ベトナム戦争は世界で初めてテレビでの生中継が行われた戦争だったはず。もはや戦争すら娯楽なのか?というくらいに人が死ぬ。 ポップでかわいい絵柄で人がわんさか死ぬので、現実味が薄れてしまう。でも、人の死に対して現実味が薄れていくこと自体が戦争の本来のヤバさのように思えて、気づくと心臓のあたりが重たくなってくる。 リアルに描いてないからこそ逆にリアルという、西島大介先生恐るべし。 戦争の最中で生きていたひとが実際にいるんだから戦争は日常でもあり娯楽でもあったんだろう。軽いノリで人が死ぬ。不条理だなあ。嫌だなあ。 悲劇悲劇していないぶん、読みやすいぶん知らず知らずのうちにダメージを負います。TRUEENDも読みます。
この読切は、ただ骨壷の蓋のあたまに付けた小鳥のオブジェが大きかった、ただそれだけのことに大人数の大人たちがふりまわされる話なんですが、とてもコミカルで重くも暗くもない。山田洋次監督が撮る映画のような雰囲気があります。 さすがの四季賞、こういうワンシチュエーションでどんどん話が広がる漫画を描けるのってすごいと思いますし、主人公とおじいちゃんの関係性も話の流れのなかでよく分かる。霊媒師が出てきちゃった時は「まじかよ」と声に出してしまいました。最後のあの見開きにはまさに一件落着!という言葉がぴったりです。
5つの短編で構成されていて、それぞれの作品がちょっとお色気シーンもはさみながらのギャグ満載で面白かったです。作者も参加されていたドラクエ4コママンガ劇場を思い出してなんだか懐かしくなりました。巻末に作品解説があって、裏話も知ることができて良かったです。
独特の絵柄とストーリーで雰囲気ある漫画です。良い意味でジャンプらしくない作品だと思います。拷問を題材にしてるのも特徴的です。 ある意味で癖が強いので合う合わないはありそうですが、ヒットしたら最高にはまれると思います。個人的には普遍的な漫画よりも尖っていて好きです。
「スローモーションをもう一度」作者・加納梨衣が描く異色のガンダム外伝。ジオンの元有名サッカー選手が、ザクのパイロットとして戦争に身を投じる物語です。サッカーファンであれば、タイトルでピンと来るかもしれませんが、「バンディエラ」とは、イタリア語でサッカーチームのリーダーのこと。普通のキャプテンとも違う、チームのシンボル的存在の選手に使われる言葉です。かつてサッカーの国際大会(ギャラクシーカップ)に出場していた偉大な選手が、戦場でいかに戦い苦悩するのか。これまでになくスポーツ選手と国家の戦争との関係を描こうとしているように感じました。そこまでガンダムの歴史に詳しくないガンダム世代ではありますが楽しく読ませていただいてます。特にガンダムでスライディングかましたシーンとか興奮しましたね。「左利き」設定とか、サッカー特有の心理戦も面白いです。ガンダムとサッカーが好きなら読んで損はないと思います。
結婚式で相席したことがきっかけで飲み友達になった男女4人のすれ違い恋模様から目が離せない。お互い名前も知らない関係だったのに、月1の飲み会を続けるうちに次第に……という等身大のリアルさがいい。人間関係の微妙な変化や年齢を重ねる事への不安が上手く描かれて思わず共感。仕事と恋愛、婚期の間で揺れる大人の為の恋愛漫画。
イケメン兄弟といきなり同居することになった女の子のドタバタ劇。 主人公は一人っ子なので、いままで兄弟と一緒にくらした経験がないため、いろんな場面であたふたしてしまう。そんな彼女がとても純で思わずキュンとしてしまいました。 それにしてもイケメン兄弟と暮らせるなんてラッキーだな…2巻で終わってしまったのが非常に惜しい。
ある時、目の前の人が隠し持つ「何か」に触れる。 思いがけない秘密に触れて、その『昏さ』に混乱し、時に何かに気付かされ、時に受け入れ……様々な感情の在り方が、この『あなたと私の周波数』という短編集には描かれている。 その感情はかなり複雑だ。喜びの中に苦しみがあったり、プライドと憧れが混乱していたり、割り切れないまま前に進んだり……それは複雑なのだが、同調できるリアルさがある。 一言では言い尽くせない感情の機微を描いた、読み応えのある物語達。人の心の複雑さを忘れない為に、一つひとつの物語に心をシンクロさせつつ、読んでいきたい。 ●あなたと私の周波数 貴方は私の想いを知らない……そう思っていたOL。ふと見つけたトランシーバーから……貴方の声? ●お前に聴かせたい歌がある バンドのメンバーに「私の死体を埋めるのを手伝って」と頼まれる。……生きてるよね? ●あんたが背中を見せたから 陸上部のエースは転校生に負けてしまう。エースのプライドに対して、転校生は……。 ●君のすべて 弁当屋のバイトJKと、彼女に懐くJC。自分の父親が亡くなった〈らしい〉と聞いたJKは、JCの父が亡くなったと聞く。 ●私たちの長すぎる夜 好きな人に振られた事を引き摺り、泣きながら酒を飲み、女子をナンパしようとする女。
大女優を母に持つこどもアイドル「かれらちゃん」のお仕事と学校での生活が描かれています。少し時代を感じるなと思うところもありますが、色々な登場人物との人間関係に深みがあり面白いです。 主人公のかれらちゃんは賢くて元気、スカッとする機転の持ち主。母親譲りの大女優気質があるようで、結構わがままなところがありますがそれでも一生懸命に生きていく姿は見ていて好感がもてます。 複雑な思いを抱きながら芸能界を生きているアイドル「本並芽生」と関わってかれらちゃんもその水になじんでしまうのか、続きがとても気になります!
どんな女の子も虜にする超プレイボーイの輝(ひかる)が一目惚れした相手は純粋無垢なお嬢様。そんなことはから物語は始まります。さて、この恋はハッピーエンディングを迎えるのでしょうか? それとも題名通り「この恋は実らない」のか? 巻頭の輝の遊び人ぶり、自信過剰ぶりに「なんていけ好かないヤツ!」と反感すら覚え、一目惚れの相手、百合子さんと急接近した時には、輝の親友である白河くん同様「百合子さん、逃げてー!」と叫びたくなりましたが、本当に恋する気持ちを知った輝が見せる純情な部分や不器用さに、次第に2人を応援する気持ちになっていきました。 輝に惹かれていく百合子さんの純粋さや可愛らしさも、輝の一途さも、とても愛おしくて、最後までかなり感情移入して読んでしまいました。 少女漫画のようですが、カテゴリーでは青年漫画。綺麗事だけじゃ終わらない展開もあるのは、青年漫画だからでしょうか。でも、そういう場面があるからこそ、この作品は生き生きとして、読者により魅力を感じさせるようです。
徐々にじわじわ面白くなってきた。 偽装結婚した二人(柊と明葉)の距離が少しずつ縮まっていく様に、いつくっつくのかなとドキドキしてました。 柊が疎すぎて早く自分の気持ちに気づいてー!とも思いウズウズ。天然なのか不思議キャラ。 絵も可愛いしかっこいいし、二人を取り巻く人達も皆素敵なので(悪役っぽい人は出てくるけど根本的に良い人。笑)読み応えあり面白かった! 次巻から第2章スタートらしいので早く続きが読みたい。
この漫画が冒険王に連載されていた当時、小学生高学年だった私は単純に主人公赤城忠治の暴れっぷりが好きで読んでいたと思うが、今回、梶原一騎原作漫画として読み直しをさせて貰い、色々な発見が有りました。この作品以降の梶原作品に繋がる、例えば、橋の欄干を物語の流れに沿って使ったり、影の番長を登場させるなどのエピソードが面白く嬉しくなってしまいました。梶原作品を知る上で大切な作品だと考えます。単純に赤城忠治の豪快さ・爽快さだけでも楽しめる傑作だと思います。
占いって信じますか?当たらないって分かってるけど気になっちゃうって人にオススメの漫画かもしれません。どうにもならないって知ってるけど頼りたくなる気持ちってありますよね。そういうのをいいんだよって言ってもらえるお話です。 登場人物がたくさんいるんですが人気占い師のお姉さんのキャラが特に好きです。彼女の言うことがすごくいい。未来も本音も何でもお見通しな人だって悩んでる。でもハッピーエンドのきっかけもたくさんあるんだって思えました。
当方帝都聖杯奇譚はFGOでしか知らない身だったので読んでびっくり。めっちゃシリアスな聖杯戦争のマンガでした。 コハエース版から登場人物も入れ替わってるみたいなので、原作やFGOに触れていない人でも面白いんじゃないでしょうか。 二次大戦のさなかに聖杯戦争が勃発するという設定は緊張感があっていいです。 そしてなんといっても平野稜二先生のレトロ描写はたまりませんね。アイス食べてる沖田さんかわいい。 聖杯戦争にありがちなことではありますが1巻ではまだ各陣営のチラ見せにとどまります。本格的に盛り上がるのはもうちょっと先な気がしますが、派手なバトルと沖田さんの活躍を楽しみに待ちたいと思います!
男女間で、友達以上恋人未満って言葉ありますが、 なんだよそれ! ってツッコミたくなりません? この関係を、非リアな自分は血涙ながして全力否定したいんですけど、 本作の主人公と女友達サバエも、それに近い関係。 主人公の想い人である桜井さんの恋愛相談をしながら、サバエとなんとなく良い雰囲気になりながらも一線は絶対超えない(たえる)、という話。 サバエは、名前の如くサバサバしてて、というか、ガサツな感じで、下ネタとかバシバシ言うし、下品なくらいの巨乳を強調してくる。 だけど、主人公と気負いなく話す感じは良い雰囲気だし、元気バカな感じは普通に可愛いと思う。 元気バカ、好きなんですよね。 畳み掛ける、いじりギャグをお楽しみにください。 サバエとヤッたら終わる、の終わるはこの関係ってことかな? 末永く終わらないでほしい。
こんな巨乳の女の子がもんもんて…どんだけ卑猥な漫画なのか。と思っていましたが雑誌に載ってたのを何気なく読んだら「これ絶対面白いやつジャン」と気付いた直後に1巻をポチッとしてました。 男子のほうがおカタい風紀委員というところが「ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話」と一緒ですが、そちらとは比べものにならないくらい「あらもん」の2人の圧が凄い。キャラが強い。濃い。熱い。そして最新2巻まで一気読み。 この漫画の何が好きかって、起立くんの椿さんを見る目が、マジで軽蔑してそうなところです。
くらげバンチ見ていたら偶然見つけたので読んでみました! 「縁を切る男」の関野葵×「Ms. NOBOTAN」の赤井千歳のタッグにより実現した、夏!夜の学校!!プール!!!三拍子揃った青春読み切り。 おふたりとも小学館の新人コミック大賞受賞作家ですね。 とくに明記がなかったんですが、関野さんのほうが作画で、赤井さんのほうが原作だと思います。 カラーの扉やタイトルからして、胸の奥がムズキュンっとしますね!(個人的にはこのキャラたちのようなキラキラした青春なんて一秒もありませんでしたが想像力でなんとかなるんです) 仲良しグループの中で上京組と地元残り組で別れてしまうのもあるあるなんでしょうね。高校卒業してから10年。20代もまもなく終わるというタイミングで、集まれる仲間がいるって羨ましい。 見開きでカラーになっているページは綺麗でした。 ただ、将来の夢を叫んでプールに飛び込む際、男女構わず全裸になったのにはびっくりしました。私は感覚的にすんなりとは受け入れられなかったので、ここは意見が分かれるところなんじゃないかなーと思います。
ファミコン全盛期の時に連載していた漫画。ファミコン世代にはたまらないタイトルと絵柄。 スーパーマリオはもちろん、ツインビーやカラテカ、じゃじゃ丸くんなど思わず嬉しくなる懐かしのゲームを、少しずつですがギャグマンガとして紹介していて、子供のころファミコンで遊んだり漫画を読んでいたことを思い出して楽しい気持ちになりました。 当時、誰もがファミコンに取り憑かれたようになっていた時代は、今から思えば古き良き時代ですね。 今だとよくNintendo Switchが品切れとか言う話題は聞くけど、ソフトが品切れになると言う事は滅多にないでしょう。 しかしこの当時はスーパーマリオやドラゴンクエストが品切れで手に入らなかった時代だから驚きです。 乱発ファミコン漫画だけあって、やっぱり見てるだけでゲームがやりたくなってきます。作者が途中で独白しているのですが、当時人気のスーパーマリオのカセットが入手できず空想で最初描いていたというのも時代の穏やかさのようなものを感じられて良かったです。
恋文=ラブレターをテーマに、様々な恋の始まりを描いた作品集です。デジタル時代の今、アナログの代表とも言える手紙を書いたり、もらったりすることは稀になってしまいましたが、この作品を読んでいると、手紙ってただの紙切れじゃないんだな、心がそのまま文字になって贈られるものなんだな、と今更ながらその特別さに気付かされます。ロマンティクなんだけれど甘すぎないストーリーで、さらっと読めるのに、話のひとつひとつがなぜかとても心に残るのは、ジョージ朝倉さんの個性的な画風と、主人公たちの気持ちや行動が、恋をしたことがある人なら誰でも共感できるものだからでしょう。女の子だけだなく、男の子にも読んでもらいたい漫画。全3巻ですが、私としては1巻と3巻がおススメです。
もう20年前の漫画ですが、今でもプッとくだらなさに笑えます。それでいて、適当な画では無く美人な生徒はしっかり美しく描写されており、画としても楽しめる内容です。ちなみに、演劇部を舞台とする漫画ですが、演劇に関わる勉強は出来ませんので、そこは期待しないように・・・
最強の殺し屋であるファブルが、仕事をやりすぎたのでしばらく平穏に過ごすことにするところから話は始まります。その間は殺しはもちろん暴力も絶対禁止なのですが、絡んでくるチンピラ相手にいかに平穏に相手を傷つけずにやり過ごすかの葛藤が非常にコミカルで面白い作品です。 映画にもなっているので面白さは折り紙つきです! 最近第1部が完結したとのことなので、いっきに読み返す人も多いのではないでしょうか。
イブニングで読み始めて最初はなんなんだこのマンガはと思ったが、妙な中毒性があってハマってる。画は荒いけど熱量が伝わってくる荒々しさで、これが作者の味なのだと思う。セリフのセンスも好きで、細かいセリフひとつまで面白い。出てくるキャラがいちいち胡散臭いので、抜刀の瞬間までの期待感が高まってる。
特定の下着を着けると能力を得るギャグ漫画です。年代もあってか時代を感じる作品ですが、90年代生まれの自分でもとても楽しめました。エロとギャグのセンスが絶妙で面白かったです。 14歳に対してのエロ行為って正直ギリギリですが…不思議と下品だと感じないです。エロの使い方が上手です。
主人公と警察官という異色のカップルのお話です。 幼い主人公が甘えまくって彼氏を振り回すような感じかと思っていたのですが、読み進むにつれて女の子の方も成長し、年上の警察官を支える素敵な女性になっていきます。 主人公が公務員の奥さんやるような真面目なタイプではなく、天真爛漫で明るい感じなのが逆に好きです。
この漫画家さんの描く女の子は、とっても可愛い!そしてなにより、カッコいいです。不幸体質のため次々と災難に見舞われる主人公の和泉くん、それを颯爽と守る式守さんにメロメロです。初々しい高校生カップルのあるあるネタも満載で、ああー、10代の恋愛って素敵...!と琴線が刺激される作品です。
シロクマ一家とそこに紛れ込んだウリ坊(イノシシのこども)の生活を描いた漫画です。途中から主人公シロの恋人としてヤマネの女の子ちょしちゃんも登場します。全盛期の相原コージの作品なので、キャラクターの表情もしぐさも大笑いさせてくれるものばかりです。背景にちょこちょこ登場する昆虫や小動物の生態は、実際の知識にもとづいてるので小学生くらいの子の知的好奇心も満足させてくれると思います。 この漫画の深いところは、動物たちの織り成すドラマを通して自然の厳しさなどいろいろ考えさせてくれる機会が持てることです。ネタばれなので詳細はふせますが、ちょしちゃんやうり坊のエピソードには涙なしには読めないものもあります。昔の漫画ですが、良い漫画なので、今の子供たちにもぜひ読んでもらいたいです。
声を大にしては言えないが低身長男子が好きです。隣に平均身長〜高身長男子が立っているとなおさら好きです。身長差最高です。 身長差カップルを楽しめるという点においては最高の漫画です。 とにかく主人公の築島が可愛いです。低身長で泣き虫なのに仕事はできて性格は男前で素晴らしいです。淡路も一途で可愛いです。 だが中津お前はだめだ!! というか物語を盛り上げるためだけに行われる性犯罪が好きじゃないんですよね…強引に迫られるところをヒーローのように助けるというシーンって必要なんでしょうか? 絡まれてるとか言い寄られてるくらいならまだしも、中津の行動は普通に性犯罪なのでうーん…となりました。これトラウマになるレベルでは。 あとは男同士の恋愛をアブノーマルと表現するキャラクターが出てくるのもうーん…。 2人の障害となり乗り越えるべきものとして深く描かれるならそういう目線のキャラクターがいてもいいと思うのですが、あまりストーリーに触れない部分で登場したのでちょっと引っかかってしまいました。 とは言え基本的には明るく楽しく可愛いBLです。とりあえず築島が可愛いですし、幸せならOKです!
草土文化の「シリーズ戦争」という児童向けの戦争歴史漫画です。 全5冊の内、あおきてつお氏が手掛けた「赤い靴はいた」は、特に読み応えがあります。 東京大空襲と、対馬丸事件&沖縄戦、そして広島の原爆を3篇に分け、奇跡的バランスで、それぞれの戦争の悲劇を1冊に収められています。なおかつ、子どもにも分かりやすい説明で、政治的な思想も極力抑えられているのです。(これ大事) 権利関係の理由なのか、シリーズ戦争そのものは電子書籍にはなってませんが、「黄金色の風」など個別で販売されていますので、興味がある人はぜひ読んでみて欲しいですね。 残りの作品は、古本で買うか、図書館で借りるしか無いですが、もし読むなら長崎を舞台にした「灰色の十字架」もおすすめです。
普通は稼いで喰うために仕事をするわけです。 喰えなかったら嘘をついたり他人の世話になったり、 他者に迷惑をかけるしかないわけで。 逆に余裕で喰えるなら善も偽善もする余地が生まれるわけで。 武士は食わねど高楊枝、という例えもありますが、 高楊枝を咥えるのにも最低限の金はいるわけで。 その一方で、武士の商法という言葉もあったりして、 志だけ高くてもビジネスで成功は出来ないわけで。 ビジネスがシビアなものであるのは世間の常識では あるわけですが、かといって実利第一で マナーやルールや人情をないがしろにしたら やはりいずれどこかで恨みを買ったりして潰されるわけで。 盛者必衰の理、とでもいいましょうか。 それに加えて、普通は人間は情にもろい。 「情け」「縁」「家族」「日本人」「大和魂」 「友情」「仲間」「仁義」「筋」とかの キーワードには弱いわけです。 さすがに「非国民」なんて言葉は最近はあまり聞きませんが。 「海賊とよばれた男」は面白いし感動します。 けれども危ないキーワードが満載なんです。 下手したら冷静な判断を失うくらいに。 「それでも日本人か!」とか「君は家族だ」 とか、ある意味で無敵ワードですよ。 それを否定したら非難の嵐。今風に言えば炎上必至。 ですからこそそこで、今一度「日本人」とか「家族」とかの 言葉の意味を、少し距離を置いて見据えながら読むべき だと思います。 「日本人であるとはどういうことか」 「家族とはどういうものか」 それを考えながら読んでこそ、読んだ甲斐が生まれるような 気がします。 そこを外しちゃうと、 「令和納豆」の世界になっちゃうんじゃないかな、と。
主人公に対して、ひとつの目的のためにここまでやるか…という呆れと恐怖は感じたけれど、今の時代、これはやろうと思えば誰にでもできることだな、とも思いました。 個人的な考えとしては美容整形はもっと一般的なものになればいいと思うし、罪なことではないと思うけど、この漫画では他人に認められるために、それには見た目が美しくあればそれでいいと思った結果、面影もなくなるほどに顔を変えてしまう女の子が主人公。彼女は好きな人に近づくためにあらゆるネットワークを駆使して個人情報を手に入れ、様々な悪意にも触れながら、やっと意中の彼を手に入れます。しかし、そんなやり方でここまできたものだから、彼の「人を傷つけない」というポリシーを信用できないのは当然だよなーと、思ってしまいますね。 そしてその好きな人にフラれた腹いせに最悪なかたちで復讐をしてしまいます。 とにかく闇雲に、特定の人間を手に入れるためだけに突っ走ってしまった彼女にも、美しい顔が傷つこうと失いたくない存在がいてよかったなと思えたラストでした!
汚い男とかを懲らしめる勧善懲悪ものなんだけど、トラブルや依頼の解決方法がすごい独特だったw 主人公のモットーが「華麗に派手に」なので あんなブッ飛んだソリューションになるんだろうな。 エッチっぽいストーリーで、お色気あり、笑いありのスカッとする漫画だ。
独特の絵柄でイケメンも美女も登場しないけど面白いから好き。 表向きは清廉潔白な銀行の融資や企業同士の取引での債権が、落ちるとこまで落ちるとゴミになり、知識と手を汚す覚悟のあるものがゴミを錬金して現ナマにする。生きていく以上、縁を切れないお金にまつわる裏話が非常にリアル。 前のシリーズも面白かったけど、不良債権の回収でよりダークな裏金融世界になってネタが生々しいのでお勧めです。